■スポンサードリンク


おれたちの歌をうたえ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
おれたちの歌をうたえ

おれたちの歌をうたえの評価: 3.44/5点 レビュー 27件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 1~20 1/2ページ
12>>
No.27:
(5pt)

よくもまぁ息が続くものだと感動

伏線を張り巡らしつつ、ある集団のメンバーを半世紀近くに及んで追いかけ、読者に最終最後まで
気を抜かせない筆力に脱帽。星の数ほどいる作家のうち、これほどの力量をもつ人はめったにいない。
ワンパターンの文章を綴るだけの大御所どもは猛省すべきだろう(まぁそういう本は買わないが)。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.26:
(3pt)

面白そうだが

面白いので、途中まで読んで、わけがわからなくなりまた戻って読んだ。最後まで読み通そうと思っていたが、最後まで行きつかなかった。テレビドラマか映画であれば筋がつかめて、きっと面白かったのでしょう。仲良し5人組が、
いろいろあって、かつての殺人を暴くというのが趣旨なのだが、金塊を探す手がかりがよくわからなくなり、つまらくなった。ということで、結論としては残念。年配者を意識して、昭和60年ごろの風景が書かれていてそれはとても良かったけれども、年配者には筋がわからなかった。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.25:
(3pt)

熱量は伝わるが終盤で惹き込まれなかった

中盤まではドキドキしながらページを進めていったけど、終盤であまり感情移入できなくなってしまい、半分以上読んできたので読み進めたという感情で読み終えた。

もう少し青春時代のパートで人間関係が描かれていたら終盤も納得できたのかも。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.24:
(5pt)

つながる青いころは心揺さぶる。

あのころの青春譚を描く。
47年前の昭和47年(1972)、小6生は「栄光の五人組」と言われ。
ノヴァーリスの「青い花」に恋い焦がれていた。
時を動かす。
「20年前も、40年前も、生きていたのは、おれたちなんだ」
それは、黄金の歌が響きだすとき。
そのとき、「栄光の五人組」は、歌でつながる。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.23:
(4pt)

大河ミステリー

今回の直木賞候補『爆弾』がとても面白く1日で読み切ってしまったので、やはり直木賞候補になった本作を手に取ってみた。
いやはや凄い。作品とすれば『爆弾』より上である。
しかし受賞はならなかった。この回の受賞は、佐藤 究の『テスカトリポカ』と澤田瞳子の『星落ちて、なお』(未読)だった。

『テスカトリポカ』はそれなりに面白かったが、“生きた幼児の臓器売買”という鬼畜な話で登場人物も殺人なんて何とも思ってない連中ばかり。とても感情移入ができる話ではない。ラストに多少救いがあるがどうしてこれが受賞作なの? と、はっきり言って思った。この作品さらに凄いのは山本周五郎賞もW受賞なのである。直木賞の文藝春秋社主催に対して新潮社がその対抗として開催した大衆文学賞である。文学賞の1番手と2番手と考えていいだろう。お互いに受賞作がダブらないようにしているが、この回ともう1例だけW受賞作がある。2004年の熊谷達也の『邂逅の森』である。これは空前の快挙といっていい。
両賞の選考委員を調べてみると凄いメンツで恐れ入ってしまう。そんな大御所達が選んでいるんでプロ受けする文学作品なんだろう。

さて本作であるが、内容を書くと長くなるのでやめるが600頁を費やす昭和~平成~令和と40年にわたる堂々たる大河ミステリーである。
この作家はつかみがとても上手く冒頭から一気にターボがかかる。
主人公と反目しながらも共に“暗号読解”に奮闘する下っ端のチンピラヤクザも最後にはバディとなり充分感情移入ができる。やはりこうでなくちゃならない。その“暗号読解”が複雑怪奇すぎてその辺が選考に嫌われたのかもしれない。しかし5人の幼馴染の深い友情が心を打つ素晴らしい作品である。

『爆弾』で3回目の直木賞候補だったが、今自分の一番好きな作家の今村彰吾が受賞したのは4回目候補作の『塞翁の楯』だった。次回作に是非期待をしたい。新作出たら“即読み作家”が一人増えた。次は『スワン』を読むか。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.22:
(2pt)

県民としましては

長野県民でしかも「北信」に住む私としては、作品の登場人物の出身地が真田町(上田市)、舞台は松本、そして長野市であると興味深く読めました。 一方、読み終えてから少し憤りを感じました。 なぜなら登場人物の描写が、人間関係の薄っぺらい、世間の日陰を歩いてしまった人たちで、自分が知る、また誇りに思う「教育県」である多数の長野県民を一人も表現していないと気付きました。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.21:
(3pt)

感情移入はそこまでできなかった

48年に渡る長い時間の中で起こる複数の事件。そこに関わった元少年少女たち。約600ページの長編ながらも勢いで読めるほどのストーリー展開だった。しかし主人公以外の登場人物の心情が、主人公が感じた程度の記述しかないため、感情移入はそこまでできなかった。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.20:
(4pt)

久々に骨太な快作

久々に頁がスカスカでない、骨太の小説らしい小説を堪能した。読みやすさが最優先される現代にあって、売れないことを半ば覚悟したかのような、本好きのための良質な作品。昭和の昔ならともかく、令和の今ではもはや珍品の類だろう。

 それでも、一部ではきちんとその内容が評価され、10位ギリギリとはいえ2021年の文春ミステリーベストテンに入ったのは立派。全部で600頁近くあるが、正直、私は最初の200頁を読んだだけで満腹。並みの本1冊を読んだくらいの充実感と手応えがあった。

 これだけの内容なのに10位どまりなのは、読みにくさという点に加え、ミステリーとしての感覚やテイストが古すぎるからか。今どきM資金なんて、いっぱしのミステリーファンなら誰も読みたくない。そもそも、宝探し自体がどうでもよく、後半はその比重が大きすぎるからか、読んでいて退屈。

 高校時代、今、警官時代など行きつ戻りつのファンサービスは嬉しいのだが、出来れば青春の蹉跌的な要素一本に絞って、最後までスピード感を緩めずに書き貫いた方が、より感動的なストーリーになったのではないかと思う。でも力のある作家であることは間違いない。要注目。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.19:
(4pt)

少年少女が翻弄されたものは何だったのか

昭和51年に小学生だった5人組が経験した事件で、その少年少女を含む周りの人間の人生が大きく変わる。人生は思った通りにはならない。金塊の場所を示すという詩を解読し、真相にたどり着く。それまでに多くの不幸があった。そして令和元年になり、当時小学生の子供は年齢を重ねた。誰が誰を殺し、どのような思いで殺し、死んでいったのか・・・。雪や台風の描写があり、自分の心にも冷たい風が吹く。過去はやり直せないが、未来は思うようにならない。やるせなさが心を過ぎていく。ミステリの範疇にある作品だと思うが、5人組の何かに翻弄された人生の物語だった。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.18:
(2pt)

中心視点人物が自分に酔って悲壮がっているだけ

登場人物が無駄に多い気がした。そもそもの殺人事件にかかわる「栄光の五人組」からして、キャラクターが未分化でよくわからない。そこに敵キャラや兄貴キャラ、妹キャラが入りゴチャゴチャしすぎだ。
 時間軸が行ったり来たりして、定まり切らないキャラ同士がいっそう混乱し、読む気を失わせる。そして時間の違う場面ごとに新キャラが登場し、誰が何をしたいのかつかめなくなるし、つかむ気も無くなる。
 そもそも思わせぶりな「暗号」解きが、独りよがりで牽引力に欠ける。
 元刑事、半グレ、音楽プロデューサーなどの職業がただの記号化していて、リアリティーを持って描かれていない。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.17:
(5pt)

時代の空気感を残しながらの構成力の見事さ

正直細かい部分では色々と矛盾はあるし、肝心の暗号は難しすぎて普通解けないだろうというモヤモヤ感は多少あるが、そういう点を差し引いても読ませる内容である。

田舎や昭和の学生運動時代の閉塞感をベースに、ヤクザの下っ端や在日として暮らす家族、過去の栄光からは道を外れたように見える5人組の面々。
粗さはあるものの、最後まで練られた構成によって、飽きずにラストまで引っ張る。

昭和から、平成、令和へと時代と同時にメンバーの環境も変わるが、それでも根っこの部分ではお互いを認め合っている哀愁が伝わる。

ミステリーとしての作品のとらえ方をすると物足りない部分が多いが、過去に縛られた人間模様としてのドラマである。
それぞれの人生において過去は無意味ではなく未来への何かしらのものであるという思いが伝わる。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.16:
(2pt)

悪くないけど残念

部分部分では、時間を忘れるほど夢中で読めるが、全体を通すと徒労感が残る作品。これだけの長編をロジックをしっかり立てて、リアリティを感じさせながら描くのは日本の作家には無理か、と思ってしまった。
何十年も経ってるのにそんな変な人間関係あるか?あれほど拘った暗号って、結局意味ないって何?たった500万円で、あんなに血眼になるか?無理矢理、仲間に誘ったのに能力不足が露呈して、それを詰ると殺されるって、マジかよ?抜群に頭がキレて、万事利己的で莫大な富を持つキンタが、そんなつまらない理由で人殺しを考えるか?セイさんの落差、あんまりでしょ!などなど不可解な展開と強引なストーリーが延々と続く。
最終盤での無理矢理なラストは、さすが作者も力尽きたか・・・スティーブン・キングと並ぶ作家は永久に日本に現れないだろうと感じる絶望の書。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.15:
(1pt)

文章が読みにくい

本当に読みづらい。特に会話文。必要以上にガラの悪さを強調したり、ハードボイルドを気取った省略の過多、誰が喋ってるのか分からなくなる。
途中で何度も投げ出しそうになった。何とか最後まで読み切ったけどさしたる感慨も無し。とにかくこの読みづらさがある限りこの作者のものを考える読みたいとは思わないだろう。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.14:
(5pt)

ハードボイルド小説

主人公のやりとりがハードボイルドで、ミステリとして面白く読めました。
人間の哀しい性の中にも救いがあったように思います。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.13:
(5pt)

直木賞候補作だね!

2021年7月14日が受賞作発表だね!
多分受賞はしないけど、今回で
初めて作家の名前を知った人も多いと思う
ので良かったんじゃないかな。
あの刑事も今頃デリヘルの運転手してるのかな。
私は手詰まり、もう戻れない。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.12:
(4pt)

読み応えありました

元刑事が、死んだ幼馴染が遺した暗号を読み取ろうとする現在と、元刑事の高校生からの約20数年の過去のパートがほぼ交互で語られます。
高校生の時に経験したある事件が、現在のパートにもかかわってくる流れで、当時の世相を取り込んだ過去の事件がとりわけサスペンスフルで惹き込まれました。

文学への知識不足からか暗号解説が難解と感じましたが、主人公の人生背景も念入り過ぎるほど書き込まれ、ミステリーとしても青春譚としても力作と感じました。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.11:
(1pt)

100ページ未満で放擲。税込2,200円は詐欺だ。

全598ページ中88ページで嫌気が差して読むのをやめました。他のレビュアーがよいしょしていたような北方謙三、志水辰夫、スティーヴン・キングなどとは似ても似つかないハードボイルドの衒学的な物真似と素人っぽさ満載の修辞に気分を害され、ストーリーを追う気力も萎えました。直前に読んだのは貫井徳郎の『悪の芽』ですが、こちらは内容的にいろいろと突っ込みどころはあるものの、一応気分を害することなくちゃっちゃと最後まで読み通すことができました。この違いは何だ?
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.10:
(2pt)

長い割には

読み終えた瞬間の感想。
せっかく我慢して読んだ俺の時間を返してくれ!

一つだけ指摘を。P284「ガッツリあふれてる」
平成11年はまだ「ガッツリ」という言葉は生まれてなかったような。
ここ、かなり違和感を覚えました。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.9:
(4pt)

重層的

40年を経た2つの殺人、動機すら読みにくい上に、地政学的なトリックと、文学的な暗号が絡んで重層的なミステリーになっていると思います。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270
No.8:
(3pt)

時代背景

時代背景と物語の進行が、私には、ちよっとしっくりこなくて、いまいちでした。
おれたちの歌をうたえAmazon書評・レビュー:おれたちの歌をうたえより
4163913270

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!