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馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow
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馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bowの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 21~37 2/2ページ
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特別何かきっかけがあるとか大きな出来事があるわけではないけど、あぁなっていく…。 一字一句丁寧に読んだわけでは無いので何ともですが、みなさんのレビューよりは感銘を受けませんでした。 あと、これは東野さんの加賀シリーズみたいに短編でも読めるけど、シリーズでもあることをここで知りました。 あと森博嗣さんはじめて読んだかと思いましたが、全てがFになるだけ読んだことあるのを思い出しました。 | ||||
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何気に問題作? ある意味で完全犯罪。犯罪に対する動機付けすることの無意味さを表したような作品。終盤のトリップが相変わらず素晴らしい。そう私は感じた。 それはそれとして加部谷さん、何があったんだろう。 | ||||
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森さんの小説はすべて読んでいるつもりだが、結論から言えばこの作品は、多作の人気作家がたまに陥る失敗としか思えない。なぜレビューの評価がこんなに高いのか謎。トリックも謎解きもなく、淡々と話は進み、75%ほど読んだところで探偵の仕事は終わってしまう。最後の事件も必然性が感じられない。 | ||||
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森先生の作品を読んだことがある方なら感じることだと思いますが、作品紹介で期待されるような、いわゆる事件解決、という結末があるわけではなく、そういう意味ではむしろ後味が悪いと思います。 ただ、小説のジャンルというものをそれほど意識せずに読めば(自分はいつもそうなのですが)、表向きとして起こった出来事とそれをとりまく人間模様(?)がメインに描かれる前半はもちろん楽しめるのですが、それ以上に、中盤あたりから結末までへの怒涛の展開(多くは語れませんが)と、描写の美しさは、時間が経つのを忘れてしまうほどです。 この作品のひとつのキーとなるのは「社会学」あるいは「社会」だと思います。メインやサブキャラ問わず、普段なら気にもとめないような登場人物一人一人の行動や社会におけるいろんなしきたりといったものが、主に前半で描かれる柚原という人物の視点でフィルタリングされると、その不可解さや理不尽さ、醜さが際立って見えてきます。一方、アイスクリーム、おばあさんに名乗った名前、海など、どこか心を締め付けられる言葉や情景も、たくさん出てきます。 ありきたりな言葉になりますが、成熟した人間社会で表面化する歪みという問題を強く意識します。それはきっと、「成熟して安心だといわれる社会に染まっていない」人間である柚原が語るからなのだと思います。 (自分を含め)毎日のうのうと生きている人たちに、手に取ってほしい作品です。本当に、森先生には感謝しかないです。 | ||||
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もう本当に読むのが苦痛で。 昔の、警察が足を棒にして靴底をすり減らして聞き込みをする社会派ミステリを読まされているようで。 登場人物が、えーと、Xシリーズですか?でなければほとんど読む価値はないです。 冒頭柚原という主要キャラが登場しますが、ものすごく頭の悪そうな喋り方でかなりうんざりさせられます。 理系でもなんでもない、「どうして〜〜なのですか?〜〜という決まりでもあるのですか?」というような。 ネタバレになるので書きはしませんが、80%は本当に、昔の社会派ミステリ・森博嗣昔のキャラクタ出しで うんざりしました。 ただし。 それで終わらせないのが、やはり森博嗣でした。 ラスト10%、いや15%は心に残る、読む価値のあるものを見せてくれた。 正直、私はもうラスト40%くらいはいいやいいやと、斜め読みで読んでしまっていたので、 このラストの衝撃をじっくりと堪能することができなかった。 このノベルス、1200円の税別ですから、1320円ですか。1000円分はこのラストのあたりに詰まってると 思います。そこは期待していいと思う。 森作品はもう・・・ 部数さばくためだけのような小説は読むのつらいので、ほんと、χの悲劇みたいにちゃんと力込めて作品書いてほしいんです。 | ||||
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もし作家名を匿名にして、登場人物の名前もシリーズに関係ない名前で発表していたら、 まったく売れていなかったんではないでしょうか? それくらいの作品と思います ありきたり | ||||
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先ずもって,レジで1,320円ですと言われて,えっ,と声が出る。ほぼ同じ厚さ(312頁)の『タカイxタカイ』ノベルス版は税抜950円でしたが。 何というか,読後に気持ち悪くなりました。期待した推理小説ではなく,こんな人を描いてみましたというだけで,がっかり★かとも思ったのですが,ある意味,小説の力を見せつけられた感じで,ひっくり返して★四つにしておきます。 ひとつ,僕は通常50頁に一時間くらいかかるのですが,これはその倍の速度で読み終えました(三時間ちょい)。あと,いつもの小川さんと加部谷さんが登場するので,森博嗣フリークなら,押さえておくのが好いかと思います。 | ||||
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社会に対する考察と周りの人が織りなす人間模様を丁寧に表現していいます。シリーズものですがシリーズを知らない人でもこれだけで楽しめるようになっています。ぜひ楽しんでください。 | ||||
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8割は淡々と進み、残りの2割で一気に加速する。後味はなんとも言えない気分にさせられるが、読み応えはかなりのもの。 | ||||
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加部谷(かべや)さんが可愛そうだなと感じたが、同時に魅力的な人物だとも感じた。 GシリーズとXシリーズの登場人物がしっかり登場し、面白かった。 | ||||
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淡々と凪のように物語りが進んでいく。 どの視点からも正当性と理不尽さがあり、己の奥底に見なくて良いように鍵でしまったものを開けてしまうような不安感がつきまとう。考えてしまえば、その方向に思考を巡らせば、負の感情しかないからそれを見ないように目を背けている。その部分を見せつけられたような小説だ。 理解が出来てしまう己が怖いと思ってしまう。 ミステリとして読むよりも、人とは何なのかということを考えさせられた。 森博嗣氏の詩的な言葉が突き刺さる。 深い読書が出来てとても良かった。 | ||||
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こんなに面白いのにレビューの低さで購入を躊躇う人がいるとするならば勿体ない。 | ||||
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森博嗣の駄洒落でタイトルをつけたのかと思ったところで ではこの作品以外でもそういうのがあるのでは、 と思った | ||||
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柚原はどう考えても最初から一部しか世間が見えてない視野の狭い人間なのだが、可部谷がなぜか柚原を頭が良い、冷静な人間だと評価してるのがよくわからない。加部谷が人を見る目がなさすぎる、というのかこの話の中心。 まっとうな理屈からだんだん狂気に染まっていくというのならサスペンスとして面白いが、柚原は当初から頭が悪い人間として描かれているのでそういうドキドキ感もない。 森博嗣の小説としては珍しく、魅力的な人物もいなければオチもない話だった。 | ||||
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柚原の人物像はさておき、現代探偵ものとしては悪くない出来で、調査によってじわじわと真相に近づいていく物語は楽しかったです。 森博嗣の文章が好きなのでそれを読めただけで充分な価値がありました。 | ||||
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大掛かりなトリックや華麗な推理もありません。淡々と大部分は進行します。現実世界もこれくらい淡々としているのかもなと。なにが理不尽なんでしょうか。出生、生い立ち、世の中のしくみ、被害者。小説の設定のような人間模様と、事件動機の静かなリアルさ。なにかが狂ってる。モヤモヤが残りながらも、あの2人の新たな登場を嬉しくも思いました。少なくとも私には、なにかを考えさせる要素がある作品でした。 | ||||
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ネタバレ厳禁作品だと思います。 以下ネタバレ有り。 ファンサービスと思っていた「加部谷小川コンビ」での探偵業を描いてくれるとは思っていなかったので、序盤からワクワクさせられた。 二人の掛け合いも森キャラらしく心地良く(真鍋をそのまま加部谷に置き換えたようなものだけど)、緩い仕事内容も相まって楽しく読み進めた。 主人公柚原の人物像もシリーズファンなら尚の事、海月と重なる感覚ですんなり受け入れられた。森作品にはこれくらいの捻くれた主人公も多く存在し、社会への不満や、ある意味幼稚で危うい独特な価値観も、そこまで違和感なく読み進められた。 それだけに「世間的には異常な通り魔」となる結末には驚かされた。加部谷が海月に接するように、安心して好意を寄せて読んでいた主人公が、人知れずここまで壊れていたのかと。 鉈を持ち、ハロウィンの喧騒に紛れるまでの淡々とした表現。読者が覚悟する暇もなく、まさかそうはなるまいと思った最悪の結末に向け走り出す。味わった事のない感覚だった。 フィクションの中ではありきたりでチープとも言える動機も、実際に似たような事件が現実にあった後に改めて描かれると、さらに他人事ではない危うさを感じられた。 柚原とのコミュニケーションを小川さんが取っていたら、彼に対してもまた違ったイメージを受け取れたかもしれない。(天才と深く関わっていないキャラはもしや珍しいのか) 加部谷と森博嗣読者だからこそ行きついてしまったミスリードにより衝撃は増したと思う。 しかし加部谷がここまで不幸キャラとして目立ってくる事になるとは、、、また元気な姿を見られたらいいけど。 個人的には森博嗣作品の中で一番手に汗握り、心揺さぶられた。最高傑作の一つだと思う。 | ||||
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