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歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告



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歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告の評価: 3.44/5点 レビュー 9件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.44pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(1pt)

歴史物ではない

根本的に歴史に対する敬意というか向き合い方が不足していた。男女の恋愛のためにタイムトラベルネタを利用しただけの作品である。10冊ほど未訳があるので英語のアマゾンレビューを見てみたが、どの評者も男女関係ばかり注目しているところからも、そのことが分かる。タイムトラベルする範囲も地中海沿岸を含む欧州中心で、東アジア、南米、アフリカなどは触れないらしい。そりゃ邦訳も続きが出なかろう。
歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)より
4150123004
No.2:
(1pt)

タイムトラベルSFの文学性は期待できない

タイムトラベルものSFは古典的なテーマとして何度も書かれてきたものであり、例えば歴史を変えることの恐ろしさ(ブラッドベリ『雷のような音』など)であったり、避け得ぬ滅びに対する現代人の無力(ウィリス『ドゥームズデイ・ブック』)などを描いた名作が数多く存在します。
それに対して本作はといえば、歴史はそんなに重要なテーマではありません。添え物です。タイムマシンも添え物です。
では物語のメインはなんなのか? それは主人公がハンサムな男性と次々寝ていき、また銃撃戦や紛争の中で相手が次々血みどろの酷たらしい死に方をするというシーンの連続です。
基本的に登場人物には歴史学者としての職業への真摯さなどは欠片もなく、むしろ全員が歴史で金儲けを考える場当たり的で短絡的、暴力的、感情的な山師で、古い時代の人間と交流することもなく、過去の人間を見下し、暴力的な蛮人か怪物扱いしています。
そして、作中描写でもひたすら過去の存在は怪物か書き割りでしかありません。
また、作中に出てくる恐竜の描写はジュラシック・パークからそのまま持ってきたような古臭さで、書き手の白亜紀への興味のなさが伺い知れるものです。恐竜もまた、人食いの怪物くらいの扱いでしかありません。
要するに、過去への敬意は欠片もありません。
この話はタイムマシンものの皮をかぶった安っぽい暴力小説で、間違っても過去のタイムトラベルものや歴史ものフィクションのような抒情性や文学性を期待してはいけません。
私には全く合わなかったので★は1つで。
歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)より
4150123004
No.1:
(2pt)

出来の悪い作品

高評化している人の気が知れない。出来の悪い作品。読み進めるのが苦痛だった。
歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:歴史は不運の繰り返し セント・メアリー歴史学研究所報告 (ハヤカワ文庫SF)より
4150123004

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