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ブラフマンの埋葬
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ブラフマンの埋葬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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小川洋子さんは好きだし、文章も描写も愛らしく美しいが、犬好きとしては、、苦しく、悔しさが残り、読まなければ良かったと思ってしまった。でも動物を飼うことは、こういう不注意であっけなくお別れが来ること、皆が皆、犬を温かい目で見ていないことも。それはとてもリアルだなと感じた。でも悲しい。。 オチがなくていいから、ブラフマンとの柔らかなな日々が永遠に続く別のエンディングのお話を書いてくれたらいいのにな・・ | ||||
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ただ胸くそが悪いだけの話でした。 主人公の男が、性格の悪い女に流されて、不注意で飼っていた動物を轢いてしまうという話。 どこにも心が暖まる要素がありません。 | ||||
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期待したのですが途中で投げ出した。今では全然頭に残っていない。 | ||||
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もちろん、退屈さを味わうタイプの小説はあると思う。ブローティガンとかはそういう面もあるし。 でも、この小説にはブローティガンほどの想像力がないと感じた。退屈の強度、というか。 残念でした。 | ||||
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夏のはじめのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。裏庭のゴミバケツの脇でケガをしてうずくまっていた(恐らく、カワウソのような動物)。動物を飼ったことのない僕は手探りでブラフマンの世話をする。ブラフマンとのひと夏の交流。そして、そのあっけない死。 小川作品の中では短編のような小品。1時間もあれば読めてしまう。タイトルから結末が予想されるので、作者の文体と世界観を堪能するのが正解の読み方か?但し、ストーリー・ラインは、少年がケガをした子犬を拾ってきて、子犬を隠し育て、周りの大人を説得し、家族の一員となり、子犬と少年との心の交流があり、あっけない事故で子犬を失ってしまうという、よくあるお話し。 ブラフマンとは、ヒンドゥー教またはインド哲学にて「外界に存在する全ての物と全ての活動の背後にあって究極で不変の現実」のこと。よくは分からないが、単純に「僕らは生まれて死んでいくという死生観(事実)」を感じる。友の死を嘆き悲しむのではなく、そのぬくもりと哀しさが、心のどこか片隅に残るような送り方だ。どこか、アメリカ・インディアンの世界観につながるものを感じる。 | ||||
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情景描写は実に的確。 主人公とブラフマンとの愛情に満ちた交流を軸にして「創作者の家」の中を流れていく穏やかな時間や、 光と静謐さに満ちた郊外の風景を簡潔だが透明感ある文章で描写している。 その穏やかで透明な世界からどのような「物語」が浮かび上がってくるのかと期待を胸にページをめくっていったのだが、 ブラフマンとの交流以外に興味を引く展開があらわれないことにその期待は急速にしぼんでいった。 ブラフマンの他にも、雑貨屋の娘や「創作者の家」で暮らす人々といった登場人物たちがいるのだが、 彼らとの交流はブラフマンとのそれに比べてあまりに貧弱で物語性に欠けている。 主人公は雑貨屋の娘を女性としてかなり意識しているのだが、会話文からはいささか軽薄な性格といった印象しか受けなかった。 彼女は主人公に精神的な深みをもたらしてくれるわけでもなく、ほとんど小説の幕を引くためだけに存在しているといって良いほど魅力が感じられない。(もし雑貨屋の娘がいなかったら、この小説はどのような終わり方ができただろうか?) いわゆる一般人とは違った価値体系の世界で暮らしているはずの創作者(芸術家)たちも、物語の中になんら意外性を持ち込んではくれない。 碑文彫刻師は創作者たちの中でもっとも出番が多いが、彼が彫っている記念碑や墓石以上の存在感を作中で示してはくれない。 ページ数の少なさに救われてはいるものの、ブラフマン以外に関心を呼び起こされる人物・展開がないのでは少しさびしすぎる。 | ||||
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「博士の愛した数式」と比べ力が抜けすぎているように思う。情景を読みたい人には向いているのかもしれない。最後までこの作品におけるブラフマンの役割がわからず、消化不良。 | ||||
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「妊娠カレンダー」「偶然の祝福」「薬指の標本」など 小川洋子の主たる文体に戻りましたね 「博士を愛した数式」「貴婦人Aの蘇生」を面白い人には無理 あと、犬好きでないと苦しいものあり 小川洋子はもともと犬をよく登場させていたけど 犬みいな動物を作り上げてしまいました 架空の町は「ホテルアイリス」でもお手の物だし 生活臭が無い世界も「薬指の標本」で試してる ただ、これまでと違い男性を主人公にしているので 女のどろっとした(失礼)妖気が消えて弱々しい話になってしまった | ||||
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