■スポンサードリンク
ブラフマンの埋葬
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ブラフマンの埋葬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全76件 1~20 1/4ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトルと、有名な俳優さんがカバーにいたので購入しました。解説でも語られたので気に入りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでよかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の愛犬と重ねて非常に愛しかったです。いつどんな時も愛していこうと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「埋葬」タイトルで宣言ペット生活黙示録美しい限定された情景叙情際立つ固く結ばれた愛情他人共有化限定的拒絶タイプ多し街中ペットボトル水かけエクスキューズ 結び付きから空想されたメタバースワールド 突然の喪失 街川 生者死者関係 インダス北上川ワールドスタンダード この傷一生抱えるため愛して共に暮らしたのか何を得たのか分からずただ街角で見かける若いブラフマン見つける度ココロ揺れる駆けて行って抱きしめたい けどそれは僕の役目じゃないうまく飼ってあげて 願って 立ち去る そんな思い抱えた人へ 共感王国からのパスポート としてこの本 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
的外れかも、読み取れていないのかもしれませんが、、 ブラフマンは確かにそこにいたのです 人間が絶対の世界観の人もいます、私もかつてはそうでした ラストあっという間に彼はいなくなりましたが、 彼と心を通わせたと思える瞬間、彼の仕草や姿、彼の心、感じる全てが 何物にも代えがたく、生涯心に刻まれ続けるのだと思います | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正体不明の動物ブラフマン、誰とも口をきかない碑文彫刻師、利己的なだけの彼女、ブラフマンをひたすら毛嫌いする老女、そしてすでに死んでしまった見知らぬ家族の写真を部屋に飾る「僕」。どれも古代墓地から抜け出してきたような灰色のイメージに包まれている。解説にもあるように「明け方に見る夢」のような印象の作品だ。夢の中の誰にも感情移入できないけれども、そこで起きる出来事は逆に生々しく、取り返しのつかない切迫感をもって我々の前に現れる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小川洋子さんは好きだし、文章も描写も愛らしく美しいが、犬好きとしては、、苦しく、悔しさが残り、読まなければ良かったと思ってしまった。でも動物を飼うことは、こういう不注意であっけなくお別れが来ること、皆が皆、犬を温かい目で見ていないことも。それはとてもリアルだなと感じた。でも悲しい。。 オチがなくていいから、ブラフマンとの柔らかなな日々が永遠に続く別のエンディングのお話を書いてくれたらいいのにな・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短い小説なうえ、小川さんらしい優しさを感じる文章で、遅読の私でもスラスラと読み終えることができました。 博士の愛した数式と比べる声もあるようですが、あれは格別ですから。。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
〇 この作品を読みながらブラフマンは何を象徴しているのだろうか、と考えるのは楽しい。無邪気で、可愛くて、気持ちが通じ合う、かけがえのない存在なのだが、他の人たち(例えば、かわいい娘、得てしてわがままな芸術家たち)にとってはどうでもよいものでしかない。 〇 たぶん考えてみても答えはないのだ。自分だけにとって大切なそんなものがあることに読者が思い至り、それを喪失した時の哀しみを嚙み締めれば作者の狙いは果たされたのではないだろうか。 〇 この作品の魅力は、以上のような主題だけではない。文章も魅力だ。子供たちにも安心して読ませることができる素直で美しい言葉で、風景や人物は目に浮かぶように鮮やかに描かれて、隅々まですべてが明朗で美しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私はこの作家の作品の雰囲気がとても好きだ。真面目な,真摯な書き方が爽やかで、裏切られる感じがしないで読み進められる。作品にではない。彼女自身に裏切られない感じがする、という意味だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただ胸くそが悪いだけの話でした。 主人公の男が、性格の悪い女に流されて、不注意で飼っていた動物を轢いてしまうという話。 どこにも心が暖まる要素がありません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
埋葬されたのは片恋の悲しさでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小さな名もない生き物に愛情をかけ育てたにも拘わらず女の言葉に負けてブラフマンへの注意を怠る男、呆気なく女の車で引かれて死んでしまうブラフマン、事故を起こしひき殺したにも拘わらず何も反応しない女のその冷酷さを表現する作家としてのものすごさを感じた。又、その女を受け入れる男の矛盾が受け入れ難く、墓を掘った碑文彫刻師だけが唯一、信じられる人間に思えた。兎に角、後味の悪い消化不良を起こしてしまった作品だった。 私は、「ことり」の世界の信じられる優しさが好きである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブラフマンをひとりにしてまで娘の頼みに応える必要があったのか。ブラフマン、それでもブラフマンは赦すのだろうか。気持ちが通じ合える中で暮らした日々こそ、ブラフマンにとって生きるということだったのか。ブラフマンの存在を知る者たちが、ブラフマンの生を享受するのであろうか。。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
引き込まれるように読んでしまった。ページを手繰ること数時間、日をまたぐことなく読み終えました。その誘いは至って優雅であり、決して推理小説のように貪るように本へ向かわせるのではなく、寧ろ私をそそのかすかのように優しく誘うようでありました。 としゃれ込んだ書き出しをしたくなるほど、本作の文章は美しく、帯に書いてある通り、静謐という形容が一番しっくりくる書きぶりでした。 文体が綺麗といっても、感覚とは相対的であり、人によって当然違います。異性の好みで例えると(ごめんなさい)、ちゃきちゃきした子がかわいいと思う人や、お嬢様系の人をかわいいと思う人、所謂グラマラスな方がいいとか、それはもう好みの問題とおんなじで千差万別です。 私が文章が綺麗と言うとき、真っ先に思い立つの西加奈子さんです。なんというか、個性的な美しさ、あるいは横溢する生命力のような力強さに惹かれます。一方小川洋子さんの作品もこれはもう美しいという以外の形容ができない文章でして、非常になめらかでおしとやかと言うのでしょうか。深窓の令嬢というか正統派美人というかのごとく、生まれや育ちが雰囲気から違うのを感じてしまうかのごとき美しさ。でもその雰囲気は、自然でいてかつ押しつけがましくない、寧ろ控えめといった体です。 と、書いた後で本作の文体の美しさが伝わったかやや不安になりましたが。。。 さて、本作の内容ですが、先ずタイトルからして予想がつきませんでした。冒頭で主人公の住処の窓を叩き、助けを求める存在。それが何らかの小動物だとわかりますが、ん?タイトル何だっけと肩に目をやりますと、ブラフマンの埋葬、とあります。ああ、何かしらの動物がブラフマンという名前で、これとの絆が構築され、そしてそれが途切れる、系の哀しい話なのかな、と当初は想定しました。 ところが実際には手に汗を握るような展開などなく、展開はいたって淡々と進みます。そしてあっけないばかりの突然の終了。 また、主人公以外にも数人の登場人物が出てくるものの、それらの背景や主人公との関係が騒がしく語られることもなく、その意味でも「静謐」。文脈や行間を想像しながら味わう作品であると思いました。 ・・・ 実は小川氏の作品は遅ればせながら、私にとっては今回が初めてでありました。いくつかのブログで書評を拝見しておりとても気になっており購入に至ったものです。 ドラマチックな展開や大胆な構成が取られているわけではありません。ドラマ好きやアッと驚く系が好きな人にはお勧めできかねます。文章そのものの書きぶりを味わえる方にはおすすめできます。その点ではちょっと難易度高めだと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
童話のような感じもする不思議さがある。超自然的な何かがあるわけではないが。 薄い本で、行間も広いので、あっという間に読める。 急に話が終わる感じのエンディングだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ブラフマンは犬でもないカワウソでもない、架空の動物。サザエさんのタラちゃんのような喋り方で「僕」に思いを伝えます。 淡々とした話の中に残酷な重い内容を敷いて、その暗さを越えたところに光が見えて来る、小川ワールド全開の本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
多くの作品がそうであるように、静かで、優しく、残酷なお話でした。物語をより魅力的にしているのは、「ブラフマン=謎」が何の動物なのかが明かされていないところ。勝手に想像するしかないのですが、私はイタチのようなものを頭に描いて読みました。ブラフマンの表情が、本当に可愛い。大人向けファンタジーといった感じの一冊。いつかまた、読み直そうと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
小川洋子の世界なんですね。堪能できました。読んでいるうちに村上春樹の語り口と錯覚しましたが、同時並行で彼の作品を読んでいたから? いずれにしてもまた他の作品を読んでみたいと思います。巨匠には違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読んでいると、曖昧模糊とした雰囲気に包まれる。頭の中に霧がかかったみたいな気分にさせられる。 どことなく優しい。 ブラフマンが可愛い。 登場人物の名前が出てこない小説はあまり読んだことがなく、新鮮だった。 心を安らがせたい時にまた読みたい。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!