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カインの傲慢



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【この小説が収録されている参考書籍】
カインの傲慢
カインの傲慢 刑事犬養隼人 (角川文庫)

カインの傲慢の評価: 4.04/5点 レビュー 26件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.04pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

流石の七里先生…

このどんでん返しは七里先生ならではですね。
まぁまぁ子供が被害者になっていることでストーリーの違和感はあったのですが、その辺りを凌駕する結末でした。
五点満点でよろしいかと。
カインの傲慢Amazon書評・レビュー:カインの傲慢より
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No.17:
(5pt)

何をもって罪とするのか

加害者に理由があると、確かにひるむ。
けれど、亡くなった子どもがいる以上、罪は罪だと私は思う。
血液や髪の毛は提供がある。
臓器も、自分の生活に支障が出ず、それなりのお金がもらえれば売ってもいいかも…。買ってもいいのでは?という世の中になるのだろうか。知らないだけで、なっているのだろうか。
いずれにせよ、現在ある程度不自由なく暮らせている自分には、知らない貧困がたくさん有るのだろう。社会は何ができるのだろうと考えさせられる。
カインの傲慢Amazon書評・レビュー:カインの傲慢より
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No.16:
(5pt)

最愛の人を救う為にあなたは他人の命を買いますか?

臓器売買・貧困家庭・非行少年………一筋縄ではいかない、社会問題が複雑に絡み合う事件!警察医療ミステリー最新作!!
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4041094232
No.15:
(5pt)

今回も面白い!

今回は子供の臓器売買をテーマに。主人公の犬養が、犯人を追うが、最後の犬養のセリフは重みがある,快作❕
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No.14:
(4pt)

作者が社会問題を読者に投げ掛けるその姿勢が評価に値する

最後に隠し玉を用意しているところは流石だが、自分にとって作者は社会問題を読者に投げ掛けるその姿勢が評価に値すると感じている。今回は〈貧困〉だ!日本人が貧乏だとは誰も思ってはいないだろう?欲しいものは殆んど何でも手に入る!ブランド品、高級嗜好品、確かなものより派手なもの!中流意識は資本主義の罠だ!必要不可欠なものを差し置いて、分不相応なものに手をのばす。自分たちの暮らしを圧迫させるその無自覚がひいては自分たちの国を追い詰めていく!いつひっくり返されるかわからない世界市場と云う卓袱台に日の丸弁当が乗っている。
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No.13:
(5pt)

死生観を問う物語です

ドクターデスの遺産とつながりがある?犬養刑事と高千穂刑事のペアで話は進む、現在の臓器移植法の問題点を突いてくる、興味深い物語である
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No.12:
(5pt)

貧困、臓器売買について考えさせられる

まったく身近じゃない話題だったので、知らない実情が知れたし、考えさせられた。ストーリー構成などもこの犬養シリーズのなかではとても良かった。どんでん返しやトリックなどはないが、社会的な情勢などを考えさせられるものが好きな方にはオススメです。ただ謎解きミステリーの殺人事件が好きな方には向かないかも。犬養シリーズは社会問題を考えさせられる殺人事件なのでいろいろ知れて、それをきっかけに社会に興味を持てるのがよいです。
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No.11:
(5pt)

臓器移植について考えさせられる作品でした。

中山七里作品は大好きでかなり読んでいますが、いろいろなジャンルがあり、どれも面白い。
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No.10:
(4pt)

良かった

友人へのプレゼントで、シリーズ4冊購入。とても面白かったと喜ばれました。本人も別のシリーズを購入してました。
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No.9:
(5pt)

貧困

社会問題と人間の儚さ、無力さ。でもそこからどうやって、ラストまで走れるかのプロセスがすごい!犬養の素敵さが更に際立った!
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No.8:
(4pt)

臓器移植

刑事犬養シリーズ。今回は臓器移植がテーマです。
この手の話で在りがちな内容、展開ではありましたが、
やっぱり中山さんが書くと面白い。
そして、なんともやり切れない結末。
それを含めて良かったと思います。
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No.7:
(5pt)

きれい

サイン入りで驚いた
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No.6:
(4pt)

テーマに寄りかかりすぎか

肝臓の一部を抜き取られた少年の死体がみつかり、犬養隼人や明日香たち麻生班が中心となって捜査する。少年が中国からの入国者と分かって、明日香が中国に赴く。そこで知らされる中国での臓器売買の実態は悲惨だ。最貧困村では、うすうす臓器売買のことを知りながら、親が子どもをブローカーに売り渡すのだ。さらに肝臓を切り取られた死体の発見が相次ぎ、徐々に背後にいる巨大なエンドユーザーの存在が浮かび上がってくる。
こういう臓器売買の実態は本当なんだろうなあ。ユーザーたちなりの論理はあるのだろうが、許されるべきことではないし、論理のすり替えではある。利益に群がる者たちもおぞましい。
事件は犬養と明日香だけで捜査している?そんな印象を与える独行ぶりである。文章が上手いので読まされてしまうが、捜査の現実感が迫ってこないところもある。
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No.5:
(5pt)

自分の子供だったら⁉️

犬養隼人にとって、心境的にはとても複雑な思いを抱かせる、読者としては面白いが、犬養としては後味のあまり良くないエンディングはさすがに中山七里先生でした‼️
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No.4:
(4pt)

社会派のミステリー テーマ設定には関心を持ちました

中山七里さんの多彩なテーマ設定にいつも関心を持って読んでいます。「臓器売買の闇」と暗躍するブローカーの世界を描くのも中山さんの視点の新しさでしょう。ただし、本作はミステリーという意味合いでは少し物足りない展開でした。

多くの殺人が行われているのに、犯人への足掛かりが少ないという描写など、ご都合主義ともいえる展開で、このあたりはもう少し丁寧な描写でも良かったのでは思いました。

一方で、テーマ設定については、読者にある現状の問題点を考えさせる深い内容でした。貧困の連鎖とでもいうべき家庭環境の厳しさと酷さが闇を構成しているのかもしれません。

「カインの傲慢」とありますが、それは容疑者に向けたものだと思っていましたが、ラストで読者へもそれが突き付けられるわけで、社会派推理小説の趣が漂っています。中山さんの小説はそういう社会の課題をテーマにして書かれていることがあり、ミステリーとは別の面白さがありました。読者一人一人の心の中で、このテーマが根付けば出版の意味があると言えるでしょう。

本作では警視庁の犬養刑事が活躍します。中山さんの小説ではよく登場する人物で、犬養シリーズなのかもしれません。御厨検死官も本作に数場面で登場していました。御厨検死官のキャラクターが個性的ですから、どの作品に登場しても、そこにスポットライトがあたったように感じています。

ミステリーだとすると捜査過程や展開に、作者の都合の良さを見てしまいます。当方は中山七里ファンですから、一定の満足感はありましたが、読者にとっては、そこで評価が分かれるのではないでしょうか。
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4041094232
No.3:
(4pt)

臓器売買の闇に迫るミステリ小説で読み応えがあった

臓器売買の闇に迫るミステリ小説で読み応えがあった。

貧困者はなけなしの臓器を提供して金銭を得て、金持ちは臓器を買い取る。臓器の斡旋は提供する側もされる側も幸福になれるシステムである、という言葉は一見すると不都合がないように思われるが、倫理的、人道的観点から考えると、受け入れることは容易ではない。

次から次へと肝臓が取られた子どもの遺体が発見され、その身元確認や家族関係などが明らかになってくるとともに、切実な背後関係が明らかになっていく。

臓器売買、貧困、虐待、臓器移植の法整備など、問題が多岐に渡っており、考えさせられることが多い内容だった。

腎臓移植を待つ娘のことを考えながらも、人を人とも思わない差別主義者の傲慢を許さず、、自分の意思を貫き通した犬養刑事の信念に好感をもった。次の犬養シリーズも楽しみに待ちたい。
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No.2:
(4pt)

犬養の無念

あらすじを何だかんだと書いても詮無きこと。
ラストシーンの犬養の描写から、いかな悪党を捕まえようとも決して報われない無念さと無力を恨む様子が伝わってきました。
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No.1:
(5pt)

改正臓器移植法と臓器密売!

①今回は改正臓器移植法と臓器密売がテーマである。改正臓器移植法により15歳未満の子どもの臓器提供と移植手術が日本でも可能性がとなった。しかし、子どものドナー登録は少なく、移植事例も極端に少ない。日本は法的規制が厳しく、臓器移植後進国になっている。しかも、適合する子どもの臓器を見つけるのは極めて困難だ。
②このような状況下で臓器密売ブローカーが暗躍し、貧困家庭の子どもの臓器摘出を親に認めさせ、借金の肩代わりに臓器をレシビアントに販売する臓器密売業が暗躍する。
③著者の視点で感心したのは、貧困はある意味貧困家庭な保護者と子どもにも責任があるということをしっかり描写していることだ。賭け事による借金地獄から少しでも逃れたいが、賭け事自体は止められない。こうなると自業自得である。こうした自体は貧困者の責任である。ましてや我が子の臓器摘出に合意して借金返済する等ということは人身売買に等しく、言語同断である。
④日本社会の暗部を見事に描いた作品である。子どもの臓器移植な困難な暗部を描くと同時に、貧困者(親子)の心の〈暗部=闇〉をも描いた傑作である。〈貧困〉かテーマではなく、〈心の闇(欲望)〉がテーマである。
毎月、出版される著者のミステリー小説に外れはない。
お勧めの一冊だ。
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