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カインの傲慢
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カインの傲慢の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.04pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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題材も良いし問題提起する内容も非常に良いのだが、主人公の苦悩がどうも薄っぺらくて、共感できない。犯行に関わった容疑者側の人間達の方がまだ、揺らがない信念に基づいて行動しており、善悪はともかくとして、人間としての深みや説得力を感じた。まだ未熟で薄っぺらい青二才の主人公を描くのが、作者の意図的なものであるならば、成功と言えるだろう。 | ||||
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このどんでん返しは七里先生ならではですね。 まぁまぁ子供が被害者になっていることでストーリーの違和感はあったのですが、その辺りを凌駕する結末でした。 五点満点でよろしいかと。 | ||||
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現代作家さんは 澤村伊智、芦沢央、 小野不由美、湊かなえ、大沢在昌、 特に伊岡瞬が好きなんですが・・ 自分の好みに絶対合うと思ったのに シリーズ物がナゼかハマらず、残念。 | ||||
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中山七里は徹底した取材をしているのかそれぞれの小説で取り上げる問題の掘り下げ方が尋常では無いがこの本も良く掘り下げている。 只、その分初期の作品の様などんでんがえしというか意外感は薄い。 その辺りのバランスは難しいですよね、東野圭吾も意外性の高い作品は掘り下げが薄い。中山七里もラフマニノフシリーズは楽器を弾く描写こそ細かいものの特段の掘り下げは無い。掘り下げた上でどんでん返しもあったのは「護られるべき者」でしょうか。 映画化された物は予想通りガッカリでしたが。 中山七里、大好きな作家だし、どんでん返し、分かっていても「え、こいつか?」というのが大好きなので綿密な取材を重ねた掘り下げと緻密な描写を重ねた上でどんでん返しを組み合わせてほしいですね。 | ||||
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中山七里さんの大ファンです。護られなかった者たちへは寝る間も惜しんで読みましたが、こちらはそれ程引き込まれず。 犬養シリーズ一作目が一番楽しく読めました。 | ||||
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加害者に理由があると、確かにひるむ。 けれど、亡くなった子どもがいる以上、罪は罪だと私は思う。 血液や髪の毛は提供がある。 臓器も、自分の生活に支障が出ず、それなりのお金がもらえれば売ってもいいかも…。買ってもいいのでは?という世の中になるのだろうか。知らないだけで、なっているのだろうか。 いずれにせよ、現在ある程度不自由なく暮らせている自分には、知らない貧困がたくさん有るのだろう。社会は何ができるのだろうと考えさせられる。 | ||||
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臓器売買・貧困家庭・非行少年………一筋縄ではいかない、社会問題が複雑に絡み合う事件!警察医療ミステリー最新作!! | ||||
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今回は子供の臓器売買をテーマに。主人公の犬養が、犯人を追うが、最後の犬養のセリフは重みがある,快作❕ | ||||
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最後に隠し玉を用意しているところは流石だが、自分にとって作者は社会問題を読者に投げ掛けるその姿勢が評価に値すると感じている。今回は〈貧困〉だ!日本人が貧乏だとは誰も思ってはいないだろう?欲しいものは殆んど何でも手に入る!ブランド品、高級嗜好品、確かなものより派手なもの!中流意識は資本主義の罠だ!必要不可欠なものを差し置いて、分不相応なものに手をのばす。自分たちの暮らしを圧迫させるその無自覚がひいては自分たちの国を追い詰めていく!いつひっくり返されるかわからない世界市場と云う卓袱台に日の丸弁当が乗っている。 | ||||
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ドクターデスの遺産とつながりがある?犬養刑事と高千穂刑事のペアで話は進む、現在の臓器移植法の問題点を突いてくる、興味深い物語である | ||||
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*読みたいのは舌戦の攻防じゃないわけよ。犬養や高千穂の地味でいいから、普通の捜査と推理なわけよ。 最近中山氏の作品はこの丁々発止が多すぎて辟易。違うんだよ、切り裂きジャックくらいの言葉の掛け合いでいいんだよ。 *終盤の親玉もこれは蛇足。大物過ぎるし、の割には簡単に会えちゃうし、世界観を大きく見せたかったのかもしれないが蛇足。 *序盤の犬養の、上司や高千穂に対する観察眼も最近しつこい。古手川シリーズもそうだけど、語り手主人公がいちいちその人の思考や癖を語るから、「あーはいはい」となる。そんな説明なくてもこの人はこういう人なんだと分からせる筆力を中山氏は絶対お持ちのはずだし、そもそもここまでシリーズを重ねてきて今更逐一キャラ説なんてもう不要。 *真犯人もその立ち位置好きよねぇ、、、、。 *舞いすぎて的確な蜜を吸えない蝶みたいな作品だった。 | ||||
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まったく身近じゃない話題だったので、知らない実情が知れたし、考えさせられた。ストーリー構成などもこの犬養シリーズのなかではとても良かった。どんでん返しやトリックなどはないが、社会的な情勢などを考えさせられるものが好きな方にはオススメです。ただ謎解きミステリーの殺人事件が好きな方には向かないかも。犬養シリーズは社会問題を考えさせられる殺人事件なのでいろいろ知れて、それをきっかけに社会に興味を持てるのがよいです。 | ||||
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中山七里作品は大好きでかなり読んでいますが、いろいろなジャンルがあり、どれも面白い。 | ||||
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友人へのプレゼントで、シリーズ4冊購入。とても面白かったと喜ばれました。本人も別のシリーズを購入してました。 | ||||
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社会問題と人間の儚さ、無力さ。でもそこからどうやって、ラストまで走れるかのプロセスがすごい!犬養の素敵さが更に際立った! | ||||
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刑事犬養シリーズ。今回は臓器移植がテーマです。 この手の話で在りがちな内容、展開ではありましたが、 やっぱり中山さんが書くと面白い。 そして、なんともやり切れない結末。 それを含めて良かったと思います。 | ||||
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サイン入りで驚いた | ||||
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肝臓の一部を抜き取られた少年の死体がみつかり、犬養隼人や明日香たち麻生班が中心となって捜査する。少年が中国からの入国者と分かって、明日香が中国に赴く。そこで知らされる中国での臓器売買の実態は悲惨だ。最貧困村では、うすうす臓器売買のことを知りながら、親が子どもをブローカーに売り渡すのだ。さらに肝臓を切り取られた死体の発見が相次ぎ、徐々に背後にいる巨大なエンドユーザーの存在が浮かび上がってくる。 こういう臓器売買の実態は本当なんだろうなあ。ユーザーたちなりの論理はあるのだろうが、許されるべきことではないし、論理のすり替えではある。利益に群がる者たちもおぞましい。 事件は犬養と明日香だけで捜査している?そんな印象を与える独行ぶりである。文章が上手いので読まされてしまうが、捜査の現実感が迫ってこないところもある。 | ||||
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犬養隼人にとって、心境的にはとても複雑な思いを抱かせる、読者としては面白いが、犬養としては後味のあまり良くないエンディングはさすがに中山七里先生でした‼️ | ||||
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中山七里さんの多彩なテーマ設定にいつも関心を持って読んでいます。「臓器売買の闇」と暗躍するブローカーの世界を描くのも中山さんの視点の新しさでしょう。ただし、本作はミステリーという意味合いでは少し物足りない展開でした。 多くの殺人が行われているのに、犯人への足掛かりが少ないという描写など、ご都合主義ともいえる展開で、このあたりはもう少し丁寧な描写でも良かったのでは思いました。 一方で、テーマ設定については、読者にある現状の問題点を考えさせる深い内容でした。貧困の連鎖とでもいうべき家庭環境の厳しさと酷さが闇を構成しているのかもしれません。 「カインの傲慢」とありますが、それは容疑者に向けたものだと思っていましたが、ラストで読者へもそれが突き付けられるわけで、社会派推理小説の趣が漂っています。中山さんの小説はそういう社会の課題をテーマにして書かれていることがあり、ミステリーとは別の面白さがありました。読者一人一人の心の中で、このテーマが根付けば出版の意味があると言えるでしょう。 本作では警視庁の犬養刑事が活躍します。中山さんの小説ではよく登場する人物で、犬養シリーズなのかもしれません。御厨検死官も本作に数場面で登場していました。御厨検死官のキャラクターが個性的ですから、どの作品に登場しても、そこにスポットライトがあたったように感じています。 ミステリーだとすると捜査過程や展開に、作者の都合の良さを見てしまいます。当方は中山七里ファンですから、一定の満足感はありましたが、読者にとっては、そこで評価が分かれるのではないでしょうか。 | ||||
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