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最後の抵抗
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最後の抵抗の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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キングはこれがお気に入りらしいが、なぜこれを気に入ってるのかわからない。ホラーではないし、だからといって心理小説でもない。 出版社もこれをどうカテゴライズしていいか迷ったらしく、旧版の文庫には「キングの社会派小説」とかいうキャプションつけてたけど 現実のアメリカ社会に対するなんの批判にもなってないので、当然社会派小説でも何でもない。もしかすると、キングが自分でそういう位置づけにしてるのかもしれないが、だとしたらキングの世間知らずが際立つとしか言いようがない。そもそも、キングは心理描写や、ストーリーテリングの天才ではあるが、もともと政治や経済に対する深い洞察みたいなものはない人で、キングの小説は全判的に設定の甘さがあるわけで、社会派小説には最も向かない人だと思う。 | ||||
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ここまで駄作だと、言うべき言葉が見つからない。 キングは「徐々に蝕まれていく精神」とやらを描こうとしたのかもれないが、 よくまあこれだけ酷い駄作を刊行したものだと、逆の意味で感心した。 高速道路の延長工事で、仕事と家を失う主人公。 主人公の人生の大半を捧げた仕事(クリーニング工場)と、過去の思い出の 詰まった自宅。道路に飲み込まれてしまう「自分の人生そのもの」。 そこから精神が徐々に蝕まれ、自ら破滅を招く主人公。 どうやら上記のことをキングは「文学的」に描きたかったらしが、出来上がりは そもそも何を言いたいのかさえ分からない「文学作品」。 キングの作品では「駄作の金字塔」。これより読む価値がないキングの小説を 見出すのは難しい。 これでは、キングが何回も書く「ぼんやりした恐怖」の方が、「またか」と いうため息をつきながらでも読み通せるので、まだまし。 時折キングは何か「文学的」なものに憧れている心情を吐露することがあり、そこが見苦しい。 ある作品では「カフカ」と自分を重ねている文章があり、いくら金儲けがうまくても、 コンプレックスがあるんだと感じ、見苦しい。 ジョン・ダニングの作中でもかなり辛らつにキングを侮蔑する言葉があった事を 思い出す。 何も小説を「文学的」だの「エンターテインメント」と分ける必要もないだろうに キングは何を考えてこの小説を書いたのか。 小説として全くの失敗作。 キングは「パルプフィクション(映画の題名ではありません)」の帝王でいいではないか。 全く評価できず、☆一つもない駄作中の駄作。 キングを情けなく思った。 | ||||
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