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横浜駅SF



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【この小説が収録されている参考書籍】
横浜駅SF (カドカワBOOKS)
横浜駅SF 全国版 (カドカワBOOKS)

横浜駅SFの評価: 3.96/5点 レビュー 73件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.96pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 41~54 3/3ページ
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No.14:
(5pt)

中未来JRSF

横浜駅が際限なく膨張していく世界を描く。スケールが大きく、多視点なところが面白い。登場するロボットたちが魅力的。
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No.13:
(4pt)

適度なSFさとエンタメ性

おもしろかった。適度なエンターテイメント性を持たせたライトなSFで、文章も平易、小難しそうな用語は出てくるけど実は理解しなくても物語を読み進められるなど、タイトル同様にSFっぽさを押し出しながらSF初心者にもとっつきやすい工夫が凝らされていて、娯楽小説として質が高いのではないかと思う。増殖を続け、本州全土に拡大した横浜駅と、エキナカで自動改札機に監視されながら生き続ける人々。悲壮感を抱かせすぎないディストピア。恋愛要素や冒険ものが薄めだが、そこらへんもあくまでライト。
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No.12:
(5pt)

おもしろい!

既存の語彙を利用して独自の世界を作り出しているところがすごい。駅という馴染みある設定のせいか、なぜか良い意味での既視感がある。
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No.11:
(5pt)

現代日本の日常により近く、そしてより笑える『BLAME!』

早く結末を知りたくなるのと同時に、読み終わるのが惜しい本でした。

高度文明を衰退させた「冬戦争」を境に横浜駅が増殖し始めて200年余りが経過し、本州の99%が横浜駅化(!)した未来の日本が舞台です。この奇想天外なアイデアは、大正14年に誕生して以来、一度も工事が終わったことが無い横浜駅は&#34;「常に工事が行われている状態」こそが完成形&#34;(本書あとがき)であり、それは人類が&#34;肉体の維持のために日々食事をしている&#34;のと同じことだという「横浜駅生命体理論」に基づいています。

本書の「あとがき」に記されているとおり、弐瓶勉のSF漫画『BLAME!』(私はNetflixでアニメ版を観たですが)のパロディが随所に読みとれます。例えば「建築物がひとりでに増殖し、人類の手を離れて制御不能に陥った危機を主人公が救いに行く」点や、「機械的に侵入者を排除するロボットの敵が登場する」など。

一方で下記のような馴染み深い言葉たちが登場するため、『BLAME!』に比べると日常に引き寄せて読み取れる部分が多く、何より見え見えのパロディに笑えます。
「横浜駅」「甲府」「Suica」「ICoCar(イコカ)」「JR(Japan Ruler)」「18きっぷ」「スカイネット(ターミネー◯ー)」ならぬ「スイカネット」
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No.10:
(5pt)

SFなのに読みやすい

ハヤカワ等の海外SFの翻訳に比べてなんと読みやすいことか!まあそれはともかくとしても、設定や世界観が面白いし素晴らしい!横浜駅が自己増殖してゆく初期の段階の話や今作の続きがぜひ読みたいです。今年外伝が出るようなのでまずはそちらに期待です。
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No.9:
(5pt)

もっと広がって欲しかった(笑)

横浜市民であるだけに、興味深くこれを読んだ。
確かに30年来、いつもどこかしら修理と増築を繰り返している。

SUICAが無いと入れない駅、それに青春18きっぷを持って
乗り込む主人公。主人公もさることながら、各機関からやってきた
人物達が特に面白かった。海を渡るのにはやはり苦労する横浜駅。
一応物語としては完結しているのだが、横浜駅がこんなこと位で
増築をあきらめるとは思えない(笑)。
ぜひ続巻を読んでみたい。横浜駅東口、とか西口バージョンでもいい。
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No.8:
(5pt)

インフラ・ディストピアというステーション・フィクション

駅は人生の交錯する場として物語の舞台になることもあるが、
駅がどこまでも駅で、駅が襲って来たらどうだろう?
横浜駅をよく知らなくても、鉄道ファンでなくても、JRの鉄道を利用したことのある人なら、駅と日本列島の暴走ぶりに驚き笑えると思う。
青年が人々と出会いながら旅をするという王道のストーリーなのだが、異様に発達した科学/相変わらずの人の営みのギャップが面白く、ハードボイルドな中にも人間性がある。
登場人物は、全体的にオタク気質というか、コミュニケーションに問題があるというか、だがそれがいい。

著者のネタツイートは面白かったが、小説のけっこうなボリュームに読むのをためらっていた。しかし漫画を読んだら冒頭から面白く、カクヨム版を読んだら一気に読んでしまい、このカドカワBOOKS版(以下、本作)の加筆も読んで大満足した。
おすすめの読む順番は、tweet(本作電子版に付録)→漫画(連載中)→カクヨム(外伝も連載中)→本作。

(他のレビューにもある通り、本作電子版の付録の地図などは、細かい文字が拡大するとつぶれて読めないので、もう少し解像度を上げて再配信してほしい。)

巨大構造体を旅するものが好きな人におすすめ。公的権力ロボットものとして「パトレイバー」、
交通世紀末ものとして「マッドマックス」、シリアスなのにオマージュが多いものとして「虐殺器官」が好きな人などにもすすめたい感じがする。
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No.7:
(5pt)

駅で読んでほしい

ちょうど移動前に購入して、あまりにもおもしろくて東京駅でいっきに読んでしまいました。
新宿駅や渋谷駅で迷いに迷ったり、東京駅の京葉線や埼京線のホームが遠すぎると嘆く方にぜひそっとおすすめしたい一冊です。続編も楽しみです。
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No.6:
(5pt)

楽しめました。

設定も面白いし、読みやすかったので、一気に読んでしまいました。
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No.5:
(4pt)

Kindle版は図版にやや難点あり

否定的なレビューがあり、購入を躊躇いましたが
サンプルで「こりゃいけるかも」と思い購入。
概ね、好印象で読了しました。

まず難点としては、Kindle版で図版が非常に見づらい点。
日本マップ、補遺、電子版特典のTwitterログが図版になっています。
Twitterログは読めるのですが、マップと補遺が鮮明ではなく、
Paperwhiteで拡大しても字がはっきりとは見えません。
Android版Kindleアプリでは、図版自体の拡大が出来ませんでした。
(私のスキル不足かもしれません)
見なくても読む分には問題ありませんが、
もうちょっと何とかして戴きたいです。

ストーリーは全体的にご都合主義で展開が早く、
苦難らしい苦難はあまりありません。
これは後に書く「主題はなにか」を考えれば
それでもいいのだろう、と思います。

読了後思いましたが、本書の主題は「横浜駅そのもの」です。
ストーリーや人物描写があっさりとしたものであるのは
そこがさほど重要で無いからだ、と感じました。
確かに登場人物の一人ひとりの事細かな説明はいらないのです。
また、作者が生物学研究の方である点も淡々とした描写に
なった理由の一つかもしれません。

そのため、「こんな設定の世界でのキャラクター達とその内面」に
重点をおいた内容を期待するのであれば、失望は大きいかと思います。

しかし、主題や構成を考えずに過剰な人物描写や説明に走る作品や
そういった散漫で冗長な作品が重厚だと勘違いしている読者が増えた中、
その傾向にうんざりしている者としては満足できた作品でした。

2017年も出版予定があるそうですので、今後にも期待しています。
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No.4:
(4pt)

世界観そのものが主役

主役といえる人物は二人いるが、この小説の「世界観」そのものが真の主役だと思う。いわゆる「キャラ萌え」要素は漫画版で補給すれば良いだろう。
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No.3:
(4pt)

イラストも素敵

面白かったです
文体なのか、サクッと読めてしまいます。主人公の流され感も含め、読むのに体力がいらない。
設定が面白くてなんとなく面白い状況に置かれた砂つぶに過ぎない、そして大団円という点はラノベっぽくて軽いかもしれないですが。

生物学の考え方が好きな人は、この雰囲気やテーマも好きなんじゃないかなと思います。いろいろ知識が散りばめられても嫌味が無いし、駅という設定に見事に繋がってるのがぶっ飛んでて素敵です。
各登場人物の後日談的なものと、文学的に重めなものも読んでみたいです。
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No.2:
(5pt)

現世代ワンアイディア・ギミック系SFの傑作

内容紹介にある通り「自己増殖を続ける横浜駅」という舞台を内外から巡る硬派SF。
まずはその発想に、そして読み進めるごとに卓越した舞台構築と確かな文章力により描かれる異質な世界観に圧倒されます。非常に面白い!

と、個人的には大変魅力的な作品なのですが、その魅力が極端に「舞台」「ギミック」に寄った作品のため、
そのあたりの比重が高いハードSF・ショートショートSFあたりのファンにとっては恐らく楽しみやすく、
一方でライトノベル的なキャラクター性・派手なストーリー等を重視する場合は評価が分かれやすいかもしれません。
このあたりに引っかからなければ現代においてなかなか貴重な作品と言え、是非お薦めしたい一品です。
Web連載版もありますがこちらはかなり大幅に加筆がなされており、作風さえ合いそうなら買って損はしません。星5つ!
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No.1:
(5pt)

いま一番オススメしたい本!

発売日に購入してその日のうちに読了してしまった小説は生れて初めて。そもそも僕はこの数年「小説」というものをほとんど読んでいない。元はtwitterでネタとして投稿したものが話題となり創作公開サイト⇒書籍化へ、という流れで、今回の書籍化そのものが初期から知るファンには胸が熱い事態である。
手に汗握るスリリングな展開と裏腹、鉄道会社の各種商標名がパロディとして取り入れられており、ニヤリとする。各章の副題も有名SF小説になぞらえたものになっており、著者のユーモアセンスは留まるところを知らぬといったところ。
多くの要素が撒かれており、読了後も「あの登場人物はどうなったのだろう」「あそこに住む人々はどうなったのだろう」と気になって仕方がない。早く続編が読みたい。
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