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レイトショー
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レイトショーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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探して保存している | ||||
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本が綺麗で気に入ってます | ||||
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新主人公の登場であるが、ボッシュと立場や性別の違いはあれど、基本的にボッシュと同じ雰囲気のキャラクターで、あまり変わり映えしない印象を受けた。ストーリーの出来はいつもどおり。 そもそもマイクル・コナリー作品の主人公たちはベテランが多いので、せっかく若めの新主人公を登場させたのだから、未熟な主人公が色々経験をして少しずつ成長していく様を描く作品の第1幕にしても良かったのではないだろうか。 | ||||
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ボシュもおじいさんになったので 若い娘の活躍に期待! アマゾンTVのボシュ役の俳優が嫌いで観なくなりました。 | ||||
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ハードボイルドである。しかも主人公は女性刑事。とくればボッシュの女性版かと思ってしまうが、そうではない。この主人公のキャラクター設定にはずいぶん時間と手間をかけたのだろうと思う。実在の人物をモデルにしたのかと思ってしまうほどキャラクター設定がしっかりしていてリアリティがある。これまで著者は書いてきた女性の主人公たちの誰とも重ならない独自のそして魅力的な主人公である。 そしてストーリーはこれまた凝りに凝った、練に練ったものである。一部のスキもない。著者の力の入れ方が感じられる。女性だから女性ならではのものの見方みたいなものがないところがまたいい。そんなものは中途半端なものしか書けない物書きに任せておけばよい。王道のサスペンス小説であり、いまはあまり流行らなくなったかもしれない正統なハードボイルド小説である。 | ||||
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過去の名作と比べると二段階ほど落ちるので星は3つ。 同時進行で3つの事件を進めているがどの事件もインパクトがない。 ネタ切れなのかな。 ボッシュシリーズがつまらなくなってきている。 コナリーは打開しようとしているのかもしれない。 リンカーンのときはそこそこうまくいった。 その後はやはりパワーダウン。 そして今回はリンカーンのときより面白さが無いように思う。 今後ボッシュと絡んでくるようなので期待する。 この二人性格が似ているのでコナリーはどう料理するか難しそう。 | ||||
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上巻をもう直ぐ読み終わる。 新しい主人公の印象だけ、 上司と問題を抱えている。 パートナーともかみ合わない。 単独行動を好み規則違反をいとわない。 父親との関係が性格形成に大きく影響していそう。 そして間違いなくエゴイスト。 ボッシュみたい。 このまま読み続けますがボッシュシリーズの焼き直しみたいだったら残念な気持ちになることでしょう。 | ||||
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コナリーの中でもこの話は特にそうだが、事件よりも、事件を扱うための警察の内部事情や駆け引きが多く物語が全く進まない。 事件が進展する前に飽きた。 | ||||
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コナリーにとってこの作品は丁度30作目の長編になるらしい。そして、この切りのいいタイミングで彼は新しいキャラクターを 創造した。ロス市警の女性刑事レネイ・バラードである。30歳代半ばのハワイ生まれのこの女性はとにかくタフな行動派で ある。コナリーの好きそうなキャラクターでもある。女性版ハリー・ボッシュとも言えなくもない。深夜勤務を意味するレイトショー に配属されたのも、上司のセクハラに徹底的に反抗し、飛ばされたためである。ボッシュシリーズでもそうだが、この作品 でも自分の組織内特に上司にどうしても折り合いのつかない人間が登場してくる。レイトショーの担当刑事は、ただ 時間的に深夜担当というだけでなく、深夜に起きるすべての事件の初動を担当する。そして、実際事件を担当 する昼間の刑事たちに事件を引き継ぐというジレンマもある。今回、バラードもクレジットカード詐欺から起きる窃盗事件、 男娼暴行事件、そしてクラブでの大量射殺事件などの初動捜査を行うが、初動に収まらず結構事件の最後まで 絡んでくる。やや突っ走りすぎの傾向もある女性だ。コナリーはこの新しく誕生したキャラクターをうまく、生き生きと描き ながら、相変わらずうーんとうならせる筋書きで楽しませてくれる。なかなか、読者に先を読ませないように 伏線を引きながら、その線をうまく取り消し、希代のページターナーとしての力を存分に見せつけてくれる。やはり、 コナリーは誰を主人公にしても、一流の作品を世に送り出してくれるという安心感があるのがいい。 | ||||
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マイクル・コナリーの小説に登場する刑事には必ず善玉と悪玉とに分かれている。 悪玉の上司の下で善玉の刑事が奮闘する姿を描くのがコナリーは本当に上手いのである。 善玉も完全無欠ではないところがあるが、どうしても譲れない矜持をもっている。 本書の主人公レネイ・バラードもコナリー描くところの善玉刑事そのものである。 レネイは、元上司オリバス警部補からセクハラを受けた後、そのセクハラを告発しても現場を見ていたパートナーの裏切りから告発も頓挫し、ハリウッド分署へ飛ばされたのである。 もちろんこのオリバス警部補は悪玉の見本みたいな嫌らしい奴である。 暴行犯人の自動車販売員トレントにレネイが拉致され、危機一髪でトレントと格闘のうえ殺して逃れるのだが、FID警部補フェルツァ―の審問を受けたあと翌日の新聞で過剰防衛のように報道された。 警察内部から情報が記事を書いた記者キャスターに流れていることに気が付き、レネイは罠をかけてフェルツァ―とキャスターが密かに会って話し込んでいるところを携帯で撮った。 刑事弁護士のタウスンを伴ってフェルツァ―の審問を受けるとき、この証拠を見せタウスンがフェルツァ―を絶体絶命へ追い込むところが、この物語の第一のハイライトである。 クラブの5人銃殺事件と元パートナーのチャステイン殺害事件を解決に導いたレネイに、オリバスが感謝の言葉をかけながら課に戻るよう要請した。(悪玉も完全無欠の悪玉でないようだ) が、「警部補、ご自分がわたしにしたことを世間に公表し、その罪を背負うのであれば、わたしはあなたと働くために戻るでしょう」と断るところが、この物語の第二のハイライトである。 善玉刑事の矜持ここにあり、といったところだろうか。 レネイ・シリーズ第二作を期待しながら夜更かしながら本書『レイトショー』下巻を読み終えました。 | ||||
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半年ほど前に評者は、ハリー・ボッシュ・シリーズの『決別』を読み終えたときシリーズも一段落したと思った。 なぜなら、訳者の古沢嘉通氏が、『決別』の「あとがき」で久々に主人公があらたにした新シリーズの開幕を紹介していたからである。 ここで紹介していた作品は、ハワイ出身三十代の女性刑事ルネイ・バラードが活躍する第一作『レイトショー』(2017年)であった。 ロス市警のエリート部門である本部強盗殺人事件課の殺人事特捜班で殺人事件担当刑事として5年あまり勤めていたが、二年まえ、班長に着任したロバート・オリヴァスにセクハラをされ、それを告発したが、現場に居合わせたパートナーのケン・チァステインの保身のため証言を得られず、その告発は不問に終えた。 ルネイはハリウッド分署に飛ばされ、夜勤専門刑事(レイトショー)で勤めることになった。 このシチュエーションは、ハリー・ボッシュとアーヴィン・アーヴィングとの確執となんとなく似ている。 夜勤で扱った事件は昼勤の捜査班に受け継がれたら、そこでお役御免になるからルネイは鬱々として職責を果たしている。 ある夜三つの事件が重なって起きた。 自宅に空き巣が入り財布を盗まれ、クレジットカードを不正に使用された老婦人の事件。 暴行を受け昏睡状態で駐車場へ放置された女装男性が見つけられた事件。 五人のうち四人が即死、ひとりがルネイとパートナーの居る病院に搬送されるというハリウッドのクラブでの発砲事件。 どの事件もルネイはレイトショーだけの仕事と考えず独自に捜査にのめり込む。 クラブでの五人殺害事件がこの物語のメインとなるようだ。 何故なら犯人が身内の警察官らしい証拠をルネイが見つけたからである。 ボッシュ・シリーズと同様コナリー・ワールドに引き込まれながら本書の上巻を楽しみながら読み終えた。 | ||||
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スラスラ読めました。 ドキドキ、ワクワクはあまりしなかったかな…。 期待が大きすぎたのだと思います。 | ||||
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ハリーボッシュが歳を食ってしまったので、 若い女性が主人公のこちらに期待しましたが、 いまひとつでした。 ボッシュが(作者が)若かったころの こだわりや勢いや無鉄砲が、 こちらの主人公にはありません。 一番根っこの部分で、 若さが感じられません。 かといって、 女性ならではの視点で得られるものもなく、 ただ単にこれまでと趣向を変えることで、 無理やり新しいものを探した感じがしました。 ストーリーも散漫で、ダラダラと進みます。 面白くないわけではありませんが、 過去のコナリーの多くの作品で感じさせられた 胸をかきむしるような息苦しさとか、 ページをめくるのももどかしいような緊迫感とか、 そういう独特の魅力は感じられませんでした。 | ||||
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ハリーボッシュが歳を食ってしまったので、 若い女性が主人公のこちらに期待しましたが、 いまひとつでした。 ボッシュが(作者が)若かったころの こだわりや勢いや無鉄砲が、 こちらの主人公にはありません。 一番根っこの部分で、 若さが感じられません。 かといって、 女性ならではの視点で得られるものもなく、 ただ単にこれまでと趣向を変えることで、 無理やり新しいものを探した感じがしました。 ストーリーも散漫で、ダラダラと進みます。 面白くないわけではありませんが、 過去のコナリーの多くの作品で感じさせられた 胸をかきむしるような息苦しさとか、 ページをめくるのももどかしいような緊迫感とか、 そういう独特の魅力は感じられませんでした。 なんだ、もう終わりか、と あっさり読み終えてしまいました。 自分が歳をとったせいで、 感動しにくくなっているのかもしれませんが。 残念。 | ||||
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他のレビュアーと違って私はマイクル・コナリー小説“お初”だったのだが、何ておもしろいのだろう! テンポよく、全く退屈せず、次の展開が楽しみで止まらなかった。 ストーリーの良さに加えて人物描写もしっかりしていて、主人公のレネイ・バラードの人間的魅力はもちろん、元上司のオリバス、元相棒のチャステイン、現相棒のジェンキンズ等には「現実にこんなタイプいる」と共感。 チャステインの言動や行動には、しんみりと胸に迫り感慨深いものがあった。 事件解決の過程は、カチッとパズルがはまるように爽快。 大量殺人事件の犯人の動機ははっきりしないままだったが、納得できるように説明がある(何となく想像つくが)。 関連性のない事件3件が並行して語られていくところは、夜間業務の煩雑さのリアリティを出しているし、担当から外されても関心事には食らいつくバラードの正義感と執念を物語っていていい。 とにかくおもしろかった。この著者が人気あることに納得。これを機に他の作品も読んでみようと思う。 難点は、この翻訳者の文章が、英文ならではの時制の一致をそのまま日本語に訳しているためか、過去形が連なっていて読みにくく、内容に集中できなくなることが度々あったこと。専門職として日本語に応じた語尾の流れをもっと配慮して邦訳してほしい。 …余談だが、“レイトショー”と呼ばれる警察の夜勤業務は、病院における夜間救急業務と一部似ている。日中には各科専門医に紹介され引き継がれるところとかも…。 | ||||
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マイクル コナリーのニューヒロイン。物語の展開も良く、キャラクターも好き。goodです。 | ||||
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マイケルコナリーとしては及第点。女刑事ものは多いから。 これからどういう風にキャラクターを際立たせていくか。 見せてもらいましょう。 | ||||
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主人公は深夜勤務(レイトショー)の女性刑事。昼間勤務の場合は、特定の担当分野をもつが、深夜勤務の場合は深夜に起こった全ての事件を担当しなければならない。「レイトショーでは、刑事を必要とするあらゆることを扱わねばならないというので、そこに強く惹かれたのです」とコナリーは巻末のインタビューで語っている。 実際、主人公のバラード警部は、住居侵入窃盗事件、サンタモニカの暴行事件、サンセット大通りのクラブでの殺人事件の3つの事件を追う。ストーリー展開は面白いけど、窃盗事件と暴行事件はサイドストーリーの位置づけで、あっさりと解決してしまう。そして、メインとなるクラブでの殺人事件は、意外な犯人。でも、意外に思わせるための伏線がちょっとわざとらしく、また、意外な犯人ゆえに、動機がよくわからない。 話としては飽きさせない展開だけど、読者に犯人を誤解させるために人物描写をしているみたいで、登場人物にあまりリアリティを感じない。コナリーの巧さは出ているけど、『死角 オールバック』を思わせる技巧的な作品ですね。 | ||||
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歳月と共に、伝説的人物となりつつあるハリー・ボッシュと、シリーズか終わるかもしれないリンカーン弁護士の後釜として登場させたと推測される女刑事レネイ・バラード。 ボッシュシリーズよりも面白さに欠けると思っていたら、それは大きな間違いだった。 レイトショーのメンバー刑事たちは、全ての事件に関与できるため、バラエティーに富んでいるのだ。 ハリー・ボッシュシリーズとは、次元の異なる面白さだ。 | ||||
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楽しみにしていたコナリーのニュー・ヒロイン、レネイ・バラード初登場作品。コナリーのメイン・シリーズを背負う我らがヒーロー、ハリー・ボッシュがかつて在籍したハリウッド署、しかもそのナイトシフトの刑事たち(タイトルの通りレイトショーと呼ばれている)を舞台に展開する独特の警察小説ワールド。 コナリー作品の特色を余さず継続している。バラードの勤務先として描かれる警察署内の凌ぎ合い・暗闘・友情など従来のコナリーの描写にプラスして女性ヒロインならではのセクハラという材料などもじっくりと取り入れている。 さらにヒロインであるバラードを、彼女自身につかず離れずの視点で密着して描いている。新刑事ヒロインの公私の生活。人となり。これまでの人生。関わる人々の個性。素晴らしく濃密に描かれている。 ハワイはマウイ島出身。父をサーフィンの事故で失い、母とは幼児の頃から音信不通。西海岸の祖母に引き取られ、彷徨の末に新聞社に入社。様々な事件に魅せられ、ついに警察官となる。そんな生い立ちのバラード・シリーズに初物ならではの興味を否応なく引き立てられる。そしてコナリー・ブランドならではの素晴らしい。 レイトショー勤務では、殺人事件のみならず、様々な犯罪に立ち会わねばならない。一晩に起こるいくつもの難事件。朝が来るとそれを日勤の担当刑事たちに引き渡さねばならない。夜勤刑事はハリウッド署では二人。交代勤務ではなく、ずっと。 ボッシュ・シリーズ以上に事件の種類が増えるため複数事件が同時多発的に勃発する。それらのすべての事件や謎に決着をつけねばらないので、読者もけっこう忙しい。モジュラー型ミステリーと言ってもよいかもしれない。 しかも事件は昼間の捜査課に持っていかれる。でもバラードは捜査を続けたい、事件を自分のものとして追い続ける。当然ながら警察内での軋轢。疎外。夜勤の相棒は家庭内事情にてあまりやる気はなし。ゆえにソロでの捜査が続く。 女性独自の危険が描かれる。女性ならではの私生活も。パドルボードの趣味。海辺でのテント生活。そこそこの愛人。そして何よりも事件の中でこだわる人間と人間の問題。基本的にはボッシュと同じ世界でありながら、あまりの変数の多さに驚かされるまずまずのシリーズスタート。 コナリーの小説世界には、やはり外れはない。優れた完成度の高さにレネイ・バラードという女刑事のシリーズスタートと、この魅力的なヒロイン像を創り出してくれた大好きなこの作家に改めて喝采を送りたい。 | ||||
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