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アニバーサリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
アニバーサリー
アニバーサリー (新潮文庫)

アニバーサリーの評価: 4.21/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

後半一気に加速するのだが…。

窪美澄初読です。
現在75歳の昌子は。マタニティースイミングスクールのインストラクター。東日本大震災当日、妊婦の生徒真菜の家で一夜を過ごすことから始まる二人のつながり。
第一章は、昌子の人生を、二章は真菜の人生を描き、三章で二人が交わっていく構成。
昌子の人生を描いた部分がどうも浅く、文章もぷつりぷつりと切れていて、素人のような印象。昌子の兄が終戦後うつに陥ってから立ち直る経緯、夫遼平との出会いから結婚の経緯、料理好きの昌子が急にスイミングインストラクターになる件、戦後別れてしまった千代との再会の不自然さ、どうもこなれが悪い。
二章に入り、真菜の生い立ちに筆が変わると、打って変わって流れが良くなってきます。同じ作者が書いたとは思えないくらいに。
料理研究家の母との確執や孤独感に、ちゃんと説得力が出てくる。読者はいつの間にか真菜の人生を応援しています。
最後はさわやかな読後感。とにかく一章の拙さが残念でなりません。
アニバーサリー (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:アニバーサリー (新潮文庫)より
4101391432

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