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ハンニバル



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)
ハンニバル〈下〉 (新潮文庫)

ハンニバルの評価: 4.02/5点 レビュー 54件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.02pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全54件 41~54 3/3ページ
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No.14:
(3pt)

それでいいのか?

 読者向けというよりも、ハリウッド向けに書かれた本だろう。正直、前評判でわくわくして読んだのに、満足できなかった。うんざりはしたが。カネには勝てないのかなあ。ただし、いい部分がいくつかある。メイスンのキャラクターとイタリアでのレクター博士である。このあたりは実に上手い。ただし1編に盛ったのはどうかと思うが。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
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No.13:
(4pt)

Read it, but don't worry about the English

This is for those of you who might try reading the book in English, not Japanese:A great page-turner. Better reading than his "Silence of the Lambs". My wife and I read the Japanese and English together. It's not worth bothering to try to study English by reading it -- just enjoy reading the book in Japanese -- Harris is a good writer, but he's not writing poetry or Literature. He is a great storyteller -- just enjoy the story.Here's to the next book in the Hannibal cycle!
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No.12:
(3pt)

やっぱし行き詰まった?

「羊たちの沈黙」では原作も映画も繊細で緻密な描写で、サイコホラーというジャンルでありながら、それを上回るものを感じていました。 「レッドドラゴン」も原作・映画とも触れましたが「羊・・・」からは「ラブロマンス」(下手な表現です)の要素が根底にあって危ういバランスを保っていた所が、また魅力であり、続編は難しそうだなと思っていました。・・・いずれにしても魅力的で上品な「大人のロマンス」を描いているシリーズと思って読んでいました。 しかし今度は「高尚なラブロマンス」に変わりました。「高尚な」は勿論皮肉です。これだけサイコホラーもの、犯罪・猟奇ものが氾濫しうんざりする中で、一般に広く支持され一気に読ませるパワーは凄いと思いますが、シリーズとしては魅力の無いものになってしまった様に思います。一人歩きし出したレクター博士に振り回され、トマス・ハリス自身も苦悩したのではないでしょうか。・・・これからシリーズとしてどうなるのか楽しみでもありますが。
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No.11:
(5pt)

そこまでやるか!

 久しぶりに巻を置くあたわずという本に出会いました。 忌引で休んだ日、葬式に向かう電車の中で読み始め、終わって帰りながら読み、帰ったら買い物もスポーツクラブも行こうと思ってたのに椅子に張りついてしまい、とうとう夜中過ぎに飛ばし読みで読了するまで、動けませんでした。 緊張感がずっと持続するのです。見たことも聞いたこともない斬新な残酷が、場面転換を予想させない思いがけないところで出てきます。言葉は簡潔だけど、その簡潔な言葉で凄絶なシーンを現出させます。ジェットコースターばりのスピード感。スピルバーグの最もよい映画のような。 レクター博士は逃亡中で自由に振る舞い、スーパーマンぶりを遺憾なく発揮します。欲望にゆがんだり、生まれつき変態嗜好を持っていたり、トラウマでゆがんだりした登場人物が何人も出てきますが、レクター博士は彼らをそれぞれ適切に扱います。その迅速さ・徹底ぶりは、天誅が下るのを見ている壮快さ。 そして最後に、クラリスのためにしてやるすさまじい復讐。私も憎いやつをこんなふうに料理できたら、と思うと胸がすうっとしてくる(^_^;) 結末は、筋だけ聞くと陳腐と思うでしょうが、これだけの地獄を経巡ってきた後に築き上げた平和、これしかない、と満足してしまいます。 読みながら何度も、本の見返しの著者略歴を読んで、なんでこんなすごい本が書けたんだろう?と訝しんでいました。舌を巻き、ため息をつき、次は誰にこれを読ませようか、と考えを巡らさざるを得ません。
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No.10:
(5pt)

よくも悪くも、強烈な作品

レッドドラゴン、羊たちの沈黙、と 強烈な描写で圧倒されてきましたが、 その極め付きでしょう。ちょっと強烈すぎる気もするし、 やや破綻している点も感じられますが、 でも、やっぱりすごい。 一気に読み切りました。 歴史に残る名著とはいいませんが、 エンタテイメントとしては、最高の部類に入るでしょう。そういえば、映画化不可能なラスト、で評判にもなりました。 映画ではどうするんでしょう。 また、しばらく アンソニー・ホプキンスの映画が まともに見られそうにないです。 「羊たち…」のあと、しばらくは、 「いつ、むしゃむしゃ行くの?」 とばかり気になって…
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No.9:
(5pt)

残忍さの中にある優雅さと心の傷がたまらないスパイス!

実はこれで2度目のレビューですが、意見が色々分かれてて面白いですね。女性が求める品のよさ、教養・知性・包容力・・・・全てを兼ね揃えた殺人鬼レクター。異常な面を除けばこれほど魅力的な男性はいないと思います。猟奇殺人鬼という絶対的な悪の中にひそんでいる弱いものを助けたいという気持ちがとてもせつなく感じました。身の毛もよだつ殺人鬼なのに、たまらなくせつない気持ちで一杯にさせるレクターは究極のキャラクターだと思います。 でも実在されたら本当に困りますね(笑)
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No.8:
(5pt)

難はあっても凡百からは屹立。

難から言えばクレンドラーの悪役振りが平凡、メイソンの考える拷問法もまた結末を予感させる。でも星は5つです。ハリスの著書から選ぶのではなく、他のと比べれば結論は明らか、私は洋版ハードカバーを先に読み、翻訳も読みました。読者に身銭を切らせる、これがプロの作者でしょう。レクター博士の洗練された趣味の良さは益々上がり、クラリスもそれを追うことによって惹かれていく。趣味の良さはそれをわかるもの同士を結びつける、なぜなら理解者は貴重だからだ。最後に二人が乗って消えて行くメルセデス・マイバッハはまだ発売されていない。近未来を示すのにこうした細部にこだわるのがハリス流。レクター博士はこの物語の登場時から刑務所にいた。その以前の全貌はまだ語られておらず、これが明らかにされる時がシリーズ最高峰になるのでは?と期待しているのだが。
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No.7:
(5pt)

#やっぱレクターっすよ

羊たちの沈黙のビデオを見返してから、この本を読むと、より深くドクターレクターワールドに入り込めます。現在、ハリウッドでも羊たちの沈黙の続編として映画の製作がすすめられてますが、ジョディーフォスターのクラリスはどうやら見れそうにないのが個人的には非常に残念でした。しかし、この作者は本当にすごい!この本で三作目だというのだから。。。私は上下巻を読破するのに一週間かかりませんでした。
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No.6:
(5pt)

ハンニバル

前作、「羊たちの沈黙」から内容的にも描写的にもパワーアップした感がある。今回は主要人物たちのぶつかり合いが作品の中心となっているように思える。たぶん、クラリスとレクターの物語は今回が最終章なのだろうが、トマス・ハリス独特の余韻を残す終わり方である。読み始めたら最後、読み終わるまで、本を手放せなくなるような力作である。映画版も楽しみだ。
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No.5:
(5pt)

3日続けて徹夜!

とにかく読んでいて圧倒!先が気になり3日間移動の電車の中、暇なとき、そして寝ながら読んでいるうちに何時の間にか空は明るく・・・。 こんなにすごいと思った本は本当に久しぶりです。 クラリスも健在ですし、ハンニバルは前作以上に魅力的に感じました。(怖いけど!)ラストはかなり自分にとってはショックで、読んだ後味の悪さも、良い意味で絶品です。
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No.4:
(5pt)

羊たちの沈黙は前座だったと痛感!

映画「羊たちの沈黙」を観て驚嘆し、続編が出ると聞き、全部本で読むこよにしました。羊たちの沈黙もやはり映画よりも内容がすごくて、立て続けに「ハンニバル」を・・・・、取り付かれたように通勤電車の中で読んでいました。上下とも読み終えるころには寂しい気持ちになりました、「もう終わっちゃうんだー」と。あのレクターの独自の世界、不思議な魅力を持つクラリスが最後・・・・・えーーー!!!という展開はたまらなかったです!!まだ映画観れないのは寂しい・・・・でもやっぱり映画よりも小説の方がたまらない深さがあって印象的に心に残りますよね!
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No.3:
(2pt)

残酷でしかなかった。

相次ぐあまりの残酷シーンに顔が歪むかと思いました。とにかく残酷な描写が大好きな人には最高の逸品! そういった意味で私の実際の評価より星を1つ増やしました。レスターの料理の話には食いしん坊の私もよだれを垂らしそうになりましたが、話の展開は安易で思いついた数々の残酷シーンを繋ぎ合わせて1つの小説にしたように思えました。レスターの残虐性のバックボーンが平凡だった事もがっかりです。ラスト付近は倒錯的と言うより陳腐で滑稽、そして残酷です。
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No.2:
(4pt)

怪物!?

人喰いハンニバルことレクター博士に焦点を当てたこの作品、最初は軽く・・・そのうちズッシリと重く魅力に取り付かれていることになるはず!?その特異な芸術嗜好のため悪趣味と評される事もあるレクター博士ですが、それが怪物の見せる繊細な部分として博士を魅力あるキャラクターにしていると思います。
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No.1:
(5pt)

究極のハッピーエンド

前作に思い入れのある人にとっては許せない作品らしい。特に”ジョディ・フォスター=クラリス”って人には許せない。 でも私は非常に面白かったです、ハリスの作品はすべて全く違うからおもしろい。「レッドドラゴン」と「羊たちの沈黙」も続編といいながら全然ちがう作品であったように、これはハリスの意図的な物だと思う。急にレクターが肉体的にもスーパーマン化してるとか、FBIの上司が若返っているとか、変なところは一杯あるけど、それも新しいイマジネーションで世界を作っているのでいいんじゃないかとおもえる。 クラリスの人物像も映画のキャラが強すぎて、彼女がそんなことするはずないってギャップを感じる人が多いんじゃ無いかとおもえる。究極の悪についての、ファンタジーとして、レクターを応援して読んだ私にはかなり倒錯的なすばらしいこれ以上ない究極のハッピーエンドです。
ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:ハンニバル〈上〉 (新潮文庫)より
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