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シブミ
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【この小説が収録されている参考書籍】
シブミの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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トレヴァニアンらしい、ひたすら修飾過多の凝った文章が延々と続くのはいいとしても、1冊丸々かかって、殺し屋ニコライの半生が描かれているだけ。 話の展開は帯のあらすじ通りなのに、そこまでいかない! ”シブミ”に表される日本的ワビ寂の世界観も日本人から見たら違和感があるし、戦後日本の生活も外国人から見たら興味があるのかもしれないが、我々から見たら今更かな。 | ||||
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プロット的にはイギリス風の冒険小説ですが、上巻は主人公の生い立ち描写に終始します。 下巻は本筋とは無関係のケーヴィング(洞穴探検)の描写が長く続き、何の小説なのかわかり辛くなります。 「シブイ」生き方を追求してるはずの主人公は、食事に関しては「健康志向」ですが、性に関しては日本人の考えるシブサとは裏腹にストイックとは言えません。 そして「命の借り」はその恩人当人だけではなく、面識も無く「素人」である姪にまで及ぶのか?そこまでする「義理」はあるのか?の問いに、主人公は、自分の命と財産を検案して「無い」と判断します。 それは損得勘定=主人公が嫌っている商人の考えでは無いのか? これが「シブイ」生き方なのか? むしろサムライであるなら、助けを求めてきた相手は、自分の命も財産も投げ出して助けるほうを選ぶでしょう。 それが明らかに「損な」ことであっても義理を優先する。それこそがサムライにとってのシブイ生き方のように思われます。 なので、作家が日本文化を非常に研究していること、東京大空襲、原爆という大量虐殺と、東京裁判という人種差別に根差した私刑に対する怒りを同じアメリカ人として抱いたのは素晴らしいことですが、 サムライのシブサとは、少々解釈が違っているように思われました。 | ||||
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20年以上前に読みました。軍隊に入った正義感溢れる若者達が、仕組まれた航空機事故で全滅する場面しか覚えていません。これで、この国の就職難も少しは解消されるだろう、主人公がそんな会話をしていた様な…渋いですかねぇ(笑) | ||||
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評価が良いのですが、私には良くわからない作品でした。 特に本下巻は読むに耐えない | ||||
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ブックカバーがとても魅力的ですね。 デザイナーの素晴らしい仕事だと感じます。 新しく出版された本だと思って購入したのですが、 読み始めると、スパイミステリーものとしては、テクノロジー表現に古い印象が感じられ、 また現代であれば「コントロールデスク」などと訳されそうな部分が「操作卓」と訳されていたり、 情報収集スーパーコンピュータ(現代であればエシュロンのようなもの)が「ファットボーイ」という名称で登場します。 長崎に投下された原子爆弾の呼称と同名なのは、日本文化がちりばめられた海外小説としてはやや抵抗を感じるところです。 またそのファットボーイから吐き出される情報の翻訳も、 「殺害さる」「殺さる」など異なる表現になっていたり、読みながら「ん?」とつまづいてしまう箇所が散見されます。 初版年を調べてみると1980年。 翻訳者は菊池光さん。 トーマス・ハリスの名作『羊たちの沈黙』を訳した菊池光さんですが、 シブミの翻訳には、「う〜ん」とうなってしまいました。 表現のディティールは小説全体を左右する大切な要素ですので、 作者も翻訳者も非常に気を使うところだと思うのですが、この翻訳に関しては、やや残念でした。 この作品を「原作」として、舞台を2012年に設定したリメイク版がでたら、素晴らしい物語になる予感がします。 | ||||
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