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百舌落とし
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百舌落としの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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シリーズの最終作だが、数作前から読んでいないと理解できない。最初から読んでいたので、結末が知りたくて読んだのだが、会話のみで進行する部分が多く、この作品から読み始めた人で、話についていかことができる読者がどれだけいたのか疑問に思った。 | ||||
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今までのシリーズの集大成としては物足りない。残念と言わざるを得ない。 | ||||
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百舌シリーズを読んでいない人のはわかりにくいと思います。かなり以前に前作を読んでいるので、思い出すまでに時間がかかりました | ||||
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いやあ36年ですか・・「ついに完結」ということだけど、ホントにそんな決着になるかな、と思いながら結末が知りたくて上・下巻一気に読んでしまいました。 今では大勢の人が知ってる、このシリーズ。確か当時の冒険小説協会会長、内藤陳さんがめっちゃ褒めてた(と思う)ので「百舌の叫ぶ夜」を手に取ったのは海外勤務中の30代、いまは還暦もとうに過ぎた老爺だけど、このシリーズは上梓される度に読み継いできたなあ、という感慨がありますね。巻末で解説の方も詳しくシリーズの説明をしてくれてるけど、個人的には「百舌の叫ぶ夜」と「幻の翼」が一番面白かったなあ。「砕かれた鍵」と「よみがえる百舌」で自分の中で物語としては一旦終わっている印象。あとは「百舌」を狂言回しとした「社会悪」(と言えるか微妙だけど)との格闘の物語になっていったような気がします。当初はアイディアもそうだけど、語りが3人称から加害者側(と思われる)1人称を織り交ぜた幻惑間とか、逢坂作品ではお馴染みの文体の工夫とか、夢中で読んでましたね。「カディスの赤い星」も「さまよえる脳髄」とかも面白かったし。 このシリーズを初めて読む人はこの本を手に取りにくいし、これで「百舌」シリーズ全体を判断してほしくないけど、独立した物語としては警察小説(ってあるのかな?)としても犯罪小説としても、それほどの内容でないのは確か。でも、登場人物たちに感情移入している人だったら、「やっぱり」か「え」のどちらかの感想を持つであろう結末を読み遂げる必要があると思います。 「百舌」という象徴的な概念に収めることで、当たり前かもしれないが極めて時代の気配を感じさせる物語として続けることができたんんだろうなあ。 このシリーズを未読の方だったら「百舌の叫ぶ夜」から、ぜひどうぞ!この話までたどり着きたいと思わせる面白さと、読み継いでいく楽しさを味わえるはずです。 | ||||
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何年ぶりかに続編を読めて、何年ぶりかに百舌シリーズの面白さを堪能できました。大杉と倉木の二人を主人公に、百舌と思われる殺人鬼を追う。今回のシリーズでは最初から誰が主犯かは分かっていて、その尻尾をつかむために奔走。めでたしめでたしかと思った所での最後の結末。完結編となるか、新たな主人公で新しいシリーズが始まるか逢坂剛氏に期待します。 | ||||
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33年間続いた百舌シリーズもとうとう完結です。 前作からのスパンが長く、正直登場人物たちが大杉と美希以外わからないという混乱状態からの読み始めとなりました。物語の途中でやっとぼんやりと相関図を把握できたのも束の間、結構な人が死にますのでなかなか理解がおいつかず、物語に集中するということが難しかったです。 また事件が政治絡みということもありますし、たくさん登場する人たちの関係性も複雑で、これはすごく時間のあるときにシリーズの最初から読み直したほうが絶対楽しめるのだろうなあ、とは思いました。 ただ前作も同様にこれ誰だっけ?状態からの読み始めではありましたが、すごくおもしろかった印象があったのに、今回はそれに比べれば…と考えると完結編のわりにはちょっと地味という感じも受けました。 | ||||
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前作までを未読でも、辛うじて本作の話の流れは追えると思います。但し、大杉や美希のキャラクターを知り理解したほうが、当たり前ですが、物語により深みが出ます。 只、元政治家が瞼が縫われた上に殺される事件が発生し、美希が謎の女と接触するシーンあたりまでは実にサスペンスフルだったのですが、以降の展開は停滞しがちで、結局相手は何がしたかったのか、よく分からないままでした。 登場人物たちも年齢を重ね、その分活躍ぶりも変貌していますが、このシリーズのオールドファンには物足りないかもしれません。 | ||||
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ん?てかさ、レビュー消されてない? 内容は星2.5ってとこです。 昔からのファンからしても物足りないかなと感じる。 悪くも良くもの線上。 連載してたやつ編集せずに出したんでしょう。 同じ文言説明でどれだけのページ埋まってんだろうかね。 終わらせてくれたって意味で拍手。 | ||||
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2019/11/07、読了。 ラストが、少しあっけなかった気がします。 | ||||
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シリーズ外の「断裂回廊」を経て、<百舌>シリーズ「墓標なき街」が2015/11月。「墓標なき街」のラスト、ある人のモノローグから4年の時を経て<百舌事件>の新作が上梓されました。近頃、好きな作家の出版が続いているため、強迫的な読書になっているのは承知の上で「百舌落とし」(逢坂剛 集英社)を読む。 百舌と言えば早贄か?瞼を縫い合わされた百舌。民政党を引退した茂田井が千枚通しを突き立てられ、殺されます。<百舌事件>は終わっていなかったのか?いつものように元刑事の大杉、警視・倉木美希、東都ヘラルド新聞の残間が当然の如く巻き込まれていきます。「過去」の<百舌事件>が語られ、その後、残間が拉致され、ある命題の下に東都ヘラルド宛の脅迫状が舞い込みます。山口タキ、洲走かりほ、まほろ、弓削ひかる、そして民政党幹事長、三重島と役者が揃ったところで、事件はいかに動き出し、いかなる決着を生むのか?一方、大杉の娘であり警視庁生活安全部の刑事、東坊みぐみは、日本の研究機関に助成金を出すOSRADと呼ばれる米国国防総省の出先機関に関連した企業、大学を調査し始めます。果たして、<百舌事件>との関わり合いは?スリラーですから、これ以上は書けません(笑) 逢坂剛は、いつものように巧みに小道具を使ってヒッチコック・タッチでサスペンスを盛り上げ、アクションは往年の西部劇のように丁寧にそのカットを積み上げ、飽きさせません。特に、新聞記者、残間に関連したある<繰り返し>は、エド・マクベインの87分署シリーズ、「警官(サツ)」(1968年)を想起させ、内心快哉を叫んだと言っていいと思います。 また、作者のこのシリーズを含むいくつかのシリーズ(例えば、「岡坂神策シリーズ」)は「東京」をまるでもう一人のヒーローのようにとても魅惑的に描いていますね。エド・マクベインのアイソラのように。ルヘインのボストンのように。コナリーのL.A.のように。 但し、今回はいくつかの不満も残りました。 OSRADに纏わる「軍事研究」テーマが、「断裂回廊」と関連しているとは言え、未消化だと思います。決着も後付けの感が否めません。また、多くは、大杉、倉木、残間、あるいはめぐみの会話によってストーリーが進行していくため、<悪>の側の情念が希薄にならざるを得ず、おそらく最後になるであろう<百舌>シリーズとして期待値を超えることができなかったと言わざるを得ません。 とは言え、我が国の警察小説史上、最も妖艶で魅力的な警視・倉木美希を生み出したシリーズとして私は忘れることはありません。 そして、我がままだとは思いつつも「禿鷹」はもう戻っては来ないのだろうか(笑) | ||||
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