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死刑判決
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死刑判決の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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3人を殺害し死刑囚として10年間服役している男の再審と無罪を巡って検察側と弁護側2組の男女が争う話。 登場人物達の抱えた人生の辛酸と過去の事情が交錯した男女の愛憎劇が濃厚な為、リーガルサスペンスの趣は薄い。 上下巻結構厚みのある文庫だが、そこはこの作家の作品なのでそこそこ楽しく読ませる。 最終的な判断が齎された結果、事件に関わった当事者(容疑者達)の冤罪と潔白は朧げで釈然としない。 時間の経過と故人が多数という要素が加わり白か黒か判別できない事件の真相にリアリティはあるが、 「われらが父たちの掟」「囮弁護士」のような文学的要素は薄く陶然とした読後感は得られなかった。 原題の“Reversible Errors”には「破棄事由となる誤り」の他「取り返しのつく間違い」という意味もあるようで、全てが終わった後の4人の明暗を考えてみるのも一考かと。 | ||||
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なかなかの面白い内容でしたが、トゥローの小説家としてのデヴュー作である、推定無罪に比べるとやはり本作もインパクトにかけるというのが率直な感想です。次回作、次々回作は法定ドラマではなさそうですが、早期の出版を希望します。あと翻訳家の方には少しがっかりでした、トゥロー作品は全作をキンドル郡という同世界でえがかれているので名前表記等を前作と統一してほしいと思います。また法廷用語についても、もう少し検証されるべきであったと思います。 | ||||
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弁護士のアーサーは、執行目前の死刑囚の訴えの調査を割り当てられる。調査を進めるうちに、彼の無実を証言する証人があらわれ、アーサーは一躍時の人となった。一方で彼を逮捕した刑事と女性検事が、必死に反撃を試みた結果… 法廷シーンはそれほど多くありませんが、展開は予想通りに二転三転します。さすがにScott Turow 、10年前の事件に関わった女性検事と刑事、裁判官たちの人間模様を織り交ぜて、退屈させることなく読ませます。むしろ事件そのものよりも、それぞれに事情を抱えた二組のカップルの等ラブ・ストーリーの方が中心かもしれません。 個人的な趣味からいうと、そのあたりが甘すぎてちょっと、かな。 | ||||
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