出訴期限
- リーガル・サスペンス (52)
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全1件 1~1 1/1ページ
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トゥロー氏の書く主人公って、大体がこういう感じの人が多いですね。ハッキリしない人。 | ||||
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トゥローの中では短く、おとなしめの作品。語り手の判事の過去と、周辺は丹念に描かれる。 世間の注目をあびるレイプ事件の判決をしなければいけない時期に何者かの脅迫あり。判事の若き日の苦いできごとや、その後の考えの変化が、ひとの生き様の不思議を問いかける。人生を人を理解できなかった日の若き自分とむきあう判事の姿には誰しも共感を覚えるだろう。 ふと描きこまれた孤独なゴミ屋敷の描写は胸をうつ。 トゥローの選んだベスト10作と解説がおまけについている。 法の限界への考察ハーマン・メルヴィル『ビリー・バット』、 中年の危機ピアス・ポール・リード『A Married Man』、 リーガルものの先がけ名作 ロバート・トレイヴァー『裁判 ある殺人事件の解剖』、 裁判の前後と、裁判中の見事な転換チェーホフのような共感を抱ける傑作フォースター『インドへの道』、 ひとつの小宇宙やわらかな筆致デイヴィッド・グダーソン『殺人容疑』、 小さな町の地方検事の法律家人生への省察ジェイムズ・グールド・カズンズ『The Just and the Unjust』、人種差別を描いたハーバー・リー『アラバマ物語』、傑出したサスペンスジョン・ル・カレ『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』、人間心理への洞察力を示すルース・レンデル『死との抱擁』、サスペンスで人物をほりさげる手本グレアム・グリーン『権力と栄光』 | ||||
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素晴らしいの一言。たしかに淡々としたストーリー展開だし、事件自体も大事件というわけではない。主人公の判事についても、たいてい小説を読み始めると自分の中で一つの人物像が出来上がり、それがたまに映画化なんかされたりすると、自分の作り上げたイメージとあまりに違うので、受け入れられない。。。ということにもなるのだが、なにせ主人公のイメージが最後までまったくといいほど固まらない。これは主人公の判事についてだけではなく、登場人物すべてがイメージ化されない。人物描写がないわけではないのになぜだろうと思うと、おそらく作者は人物自体には対して重きをおいていないのだろうと勝手に推測する。 逆に登場人物の語る言葉一つ一つは、その人物像に比べてはるかに印象的なものとなっている。まるですべての登場人物がカウンセラーであるかのように。 そして何よりなのは、読後の後味が良いこと。これに尽きます♪ | ||||
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面白かった[無罪]を読んで、盛り上がった気分で本作に取り掛かったが、”意外”なほど退屈した。 話のメインとなる[レイプ事件]そのものに盛り上がりなく、(人間描写とかいうが、犯人一人一人の話は 全くないし、何年も前の話を被害者も突然思い出したような訳で...盛り上がり様もないが...) 判事自身の”過去の後悔”事件に関しても、あっさり電話一本でオシまい。 これじゃ、短編になってしまうと考えたかどうかは、定かではないが...取って付けた様な”脅迫事件”が 持ち上がり、それに絡んで思わせぶりな、ギャングの影をチラつかすが、動機も犯人も結局[ふ〜ん]で終わり。 決定的なのは[無罪]で終わったはずのサビッチが元気に主席裁判官として登場、能天気なアドヴァイスを繰り出すのだが、 まるで炭酸の抜けたサイダーの様。([無罪]より4年も前に書かれた作品と分かってはいたのだが...これはこちら側の ミスだと思うので☆を一つアップ!) 長距離移動の新幹線に持ち込んだので、しかたなく最後まで読了したが、普段なら途中で読むのをやめたと思う。 | ||||
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主人公は、判事のジョージ・メイソンです。 彼は、担当することになった事件について、どのような法解釈を行うことが妥当なのか法律家として逡巡しつつ、ジョージ自身が、過去に事件の被告人と同じ過ちを犯していたことから、自身に被告人を裁く資格があるのか、苦悩します。 法解釈について、自身の考えに妥当性を見出すために、助手や同僚の判事と議論を重ねるシーンを興味深く読みました。 評決により、被告人の運命が決まり、また、将来の法解釈にも影響を与えることになる。判事一人の判断の重さがひしひしと伝わってきました。 法廷物といえば、裁判官、弁護士、検事が勢ぞろいする法廷シーンがメインになることが多く、それはそれで良いのですが、この作品における、判事の観点を主軸にしたストーリー進行というのはなかなか良かったと思います。 サスペンス的な要素も盛り込まれていますが、この部分は、盛り上げに欠くように思います。 主人公の心理をもっと掘り下げて、さらには判事の協議のシーンや、法廷進行の戦略をより詳細に描きだし、もっとボリュームを持たせれば、さらに面白かったのでは、とも思います。 | ||||
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