有罪答弁



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初公開日(参考)1995年05月
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長編小説

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有罪答弁〈上〉 (文春文庫)

1997年06月01日 有罪答弁〈上〉 (文春文庫)

大手弁護士事務所で多額の使途不明金発覚、容疑者は同事務所内の行方不明の弁護士だ。捜査を任されたのは警官あがりの同僚の私だ(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

有罪答弁の総合評価:7.29/10点レビュー 7件。Bランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(6pt)

合う合わないがあると思う

「推定無罪」が面白かったので期待して読んでみたのですが、私にはイマイチでした。
裁判所の「さ」の字も登場しないのに、なぜに「有罪答弁」と思っていたのですが、それは読み終えたあと分かりました。
もう一度ちゃんと読むと面白いのかもしれません。

本格的なミステリーが好みの私としては、コメディータッチのミステリーはどうも合わないようです。
(でも、たまにコメディータッチでもものすごく面白い!と思うのもあるのですが)今回はご縁がなかったようです、残念!

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(9pt)

全ては最後のために。

今この瞬間、7ツ星評価から9ツ星へと変わった。それはこの本の題名の真の意味が解ったからだ。
凄い!
久々のカタルシスである。
しかも本書が口述テープの体裁を採った理由もはっきりと解った。今にして思えば、こういう体裁を採る事が最も本書に相応しいのだ。

さて、内容は前2作のサンディ・スターンという敏腕弁護士とは打って変わって巨大法律事務所でいつ解雇されてもおかしくない凋落した弁護士が主人公として顧客の金を持ち逃げした弁護士を捜す物語。この主人公、実の息子や警察にオナニーを見られるほど、情けない。だがこうした自分を卑下する者の眼を通して捜査過程、また登場人物の掘り下げを行う事で、実は理想的な生活、何の支障もなく生活をしているかのように見えた各登場人物が実は自分と同じように何らかの影を我が身に落としているのだという事を、虚飾のヴェールを1枚1枚剥ぐように徐々に明らかにしていく。これは主人公がプライドを捨てているからこそ可能なことなのだろう。しかし悔しい事に、その内容を十分堪能するほどには、自分は成熟していない。何年か経て、再び本書を手に取るべきだろう。

最後の一行、「世の中には被害者しか存在しないのだ」これが本書の全てを語っている。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(2pt)

期待外れ

注文から届くのに時間がかかり心配しました。本の内容については期待外れでした。リーガルサイエンスというより探偵物語になっているようでスコットの新たな作風なのかと思いました。
有罪答弁〈上〉 (文春文庫)Amazon書評・レビュー:有罪答弁〈上〉 (文春文庫)より
4167527332
No.4:
(3pt)

中年の窓際弁護士の人生回帰の物語

『推定無罪』、『立証責任』に次ぐ、スコット・トゥローの第3作。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第6位にランクインしている。
法律用語をタイトルにしているが、法廷場面は出てこない。大手法律事務所に籍をおく中年の窓際弁護士が、事務所の金数百万ドルを持ち逃げした疑いのある行方不明の同僚を探せと事務所のお偉方に言われ、その調査経過を口述した録音テープというのが本書のスタイルである。
この一人称叙述がなかなかいい。主人公の48才のマロイは、元飲んだくれで、女房に逃げられ、ふてくされたひとり息子をいやいや扶養している。彼はがぜん張り切って調査に乗り出すのだが、くだけた語り口で推理や内省や回想や怨念その他諸々を混ぜ合わせた口述を展開する。そして彼は同僚を追ううちに、さらに巨大な悪の壁につきあたる・・・。
また、調査の過程であらわにされる関係者一同の実像はなかなかユニークである。夢想に生きる奇人の弁護士や、腹芸の達人弁護士、手ごわい経理係、マックに執拗に絡みつく悪徳刑事など・・、よくもこれだけのキャラクターを集めたものである。法律自体は無味乾燥でも、そこに関わる人間たちの人生模様はいかに深淵、複雑であることか。ストーリーは彼らの素顔と思惑が暴露されるのにともなって、マロイの目論見が形を成してゆき、やがて真相が明らかになる。そして彼は、いったんは見失っていた自分のアイデンティティーと人生を再発見し、取り戻してゆくのである。
本書は、リーガルサスペンスの枠を超えた、中年男の人生回帰の物語である。
有罪答弁Amazon書評・レビュー:有罪答弁より
4163155805
No.3:
(4pt)

ものすごいキャラクター揃い

とにかく夢中で最後まで読ませてくれる。登場人物の一人一人がものすごいキャラクターの持ち主。スコット・トゥローは素晴らしいストーリテラーだ。題名からすると法廷もののように思うが、法廷の場面は一切なし。中年の悲哀や腐りきったアメリカ社会をスリルも迫力も満点で楽しませてくれる。
有罪答弁Amazon書評・レビュー:有罪答弁より
4163155805
No.2:
(4pt)

もはや小説巧者というしかない

前2作と趣向を変えて、元警察官の飲んだくれの異色の弁護士が主人公。マックは、一応事務所のパートナーではあるが、たいした仕事は任されず、私生活でも、離婚して年頃の息子と二人で荒んだ生活を送っていた。その彼に、事務所のお偉方が、失踪した同僚弁護士の極秘の行方捜査を命じる。どうも失踪した男は、事務所の最大顧客である航空会社から巨額の金を横領していたらしいのだ。手がかりは乏しく、またかつての相棒で今はマックを憎んでいる刑事の妨害にも遭いながら、マックは少しづつ真相に近づいていくが…。序盤はハードボイルドの一典型である自己回復の物語ふうだが、謎が解けていくにつれ、ピカレスクの要素が入ってくる。詳しくは書けないが、この展開はありそうであまりなかったアイデアだ。感心して読んでいたら、最後ではさらにもう一ひねり。もはや小説巧者というしかない。
有罪答弁Amazon書評・レビュー:有罪答弁より
4163155805
No.1:
(5pt)

純粋なサスペンスとしても楽しめる。

著者の作品としては娯楽的要素が強いと感じられる。著者の他の作品と違い、主人公もアウトロー的。ハプニングと謎に満ちた、スピード感溢れる作品。
有罪答弁Amazon書評・レビュー:有罪答弁より
4163155805



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