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有罪答弁
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有罪答弁の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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注文から届くのに時間がかかり心配しました。本の内容については期待外れでした。リーガルサイエンスというより探偵物語になっているようでスコットの新たな作風なのかと思いました。 | ||||
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『推定無罪』、『立証責任』に次ぐ、スコット・トゥローの第3作。 ’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第6位にランクインしている。 法律用語をタイトルにしているが、法廷場面は出てこない。大手法律事務所に籍をおく中年の窓際弁護士が、事務所の金数百万ドルを持ち逃げした疑いのある行方不明の同僚を探せと事務所のお偉方に言われ、その調査経過を口述した録音テープというのが本書のスタイルである。 この一人称叙述がなかなかいい。主人公の48才のマロイは、元飲んだくれで、女房に逃げられ、ふてくされたひとり息子をいやいや扶養している。彼はがぜん張り切って調査に乗り出すのだが、くだけた語り口で推理や内省や回想や怨念その他諸々を混ぜ合わせた口述を展開する。そして彼は同僚を追ううちに、さらに巨大な悪の壁につきあたる・・・。 また、調査の過程であらわにされる関係者一同の実像はなかなかユニークである。夢想に生きる奇人の弁護士や、腹芸の達人弁護士、手ごわい経理係、マックに執拗に絡みつく悪徳刑事など・・、よくもこれだけのキャラクターを集めたものである。法律自体は無味乾燥でも、そこに関わる人間たちの人生模様はいかに深淵、複雑であることか。ストーリーは彼らの素顔と思惑が暴露されるのにともなって、マロイの目論見が形を成してゆき、やがて真相が明らかになる。そして彼は、いったんは見失っていた自分のアイデンティティーと人生を再発見し、取り戻してゆくのである。 本書は、リーガルサスペンスの枠を超えた、中年男の人生回帰の物語である。 | ||||
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とにかく夢中で最後まで読ませてくれる。登場人物の一人一人がものすごいキャラクターの持ち主。スコット・トゥローは素晴らしいストーリテラーだ。題名からすると法廷もののように思うが、法廷の場面は一切なし。中年の悲哀や腐りきったアメリカ社会をスリルも迫力も満点で楽しませてくれる。 | ||||
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前2作と趣向を変えて、元警察官の飲んだくれの異色の弁護士が主人公。マックは、一応事務所のパートナーではあるが、たいした仕事は任されず、私生活でも、離婚して年頃の息子と二人で荒んだ生活を送っていた。その彼に、事務所のお偉方が、失踪した同僚弁護士の極秘の行方捜査を命じる。どうも失踪した男は、事務所の最大顧客である航空会社から巨額の金を横領していたらしいのだ。手がかりは乏しく、またかつての相棒で今はマックを憎んでいる刑事の妨害にも遭いながら、マックは少しづつ真相に近づいていくが…。序盤はハードボイルドの一典型である自己回復の物語ふうだが、謎が解けていくにつれ、ピカレスクの要素が入ってくる。詳しくは書けないが、この展開はありそうであまりなかったアイデアだ。感心して読んでいたら、最後ではさらにもう一ひねり。もはや小説巧者というしかない。 | ||||
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著者の作品としては娯楽的要素が強いと感じられる。著者の他の作品と違い、主人公もアウトロー的。ハプニングと謎に満ちた、スピード感溢れる作品。 | ||||
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