立証責任



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初公開日(参考)1993年09月
分類

長編小説

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立証責任〈上〉 (文春文庫)

1995年09月01日 立証責任〈上〉 (文春文庫)

三月も終わりに近いある日、出張先のシカゴから帰宅したスターン弁護士は、妻の自殺を発見する。どうして。突然のことに驚きを隠しきれないスターン。妻宛の病院からの請求書も気になる。一方、依頼人である義弟には大陪審から召喚状が届く。真実を探り当てるべく、見慣れた顔に隠された欺瞞をはがす執念の日々が始まった。 (「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.67pt

立証責任の総合評価:7.50/10点レビュー 8件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(6pt)

まあまあでした

ちょっとくどかった。

わたろう
0BCEGGR4
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ミステリーというよりも、人間ドラマ

結構長いので、「上」を読み終えるまでが辛かったです。
「下」に入ってからは、物語が進むので読みやすいしドンドン引き込まれてしまいました。
結論がどうなるというよりも、過程が面白い小説ですね。こういうの好きです。努力賞をあげたいくらいです。

主人公に共感する部分は少ないのですが、こういう親子関係、私はここまで深く親と話したことはなかったな〜と、別の思いも生まれました。
アメリカの親子関係って、もっとサッパリしていて個人の主張が強いのでは?と勝手に思っていた点は反省です。
問題によっては、この本のようにもっともっと話し合った方がいいのかもしれません(問題が解決するしないは別として話し合うことが大事)

スコットトゥロー氏の腕がキラリと光った良い小説だと思います。

ももか
3UKDKR1P
No.1:
(7pt)

前作のヒーローの凋落ぶりが痛々しくてショック!

前作『推定無罪』で主人公サビッチの弁護人として快刀乱麻の活躍ぶりを見せたスターンが今回の主人公だが、前作とは打って変わって妻の自殺で始まる冒頭から肉欲に溺れていく凋落ぶり、はたまた長男ピーターに鼻で笑われるダメ親父ぶりをこれでもかこれでもかと見せつけ、結局スターンも“人”に過ぎないのだなと思わせる。
人間ドラマとして本書は最高の部類に入るだろう。それは人物描写の緻密性、物語としての結構を見ても間違いない。
しかし、私は今回求めたのは“切れ味”だった。前作『推定無罪』に九ツ星を付けさせる原動力となったスターンの、弁護士としてのそれ、物語としてのそれである。
ディクスンの、スターンに対する羨望は中盤で判った。だからその点では胸を打つものは無かった。ただ、解説の北上次郎の云うように、私が初老の域に達した時に本書を読み返せばまた全く違った感慨を抱き、採点も(良い方向に)変わるであろうことは想像に難くない。

Tetchy
WHOKS60S
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5:
(4pt)

満足のいく終わり方ではない。

この作品を最後まで読み終えて感じるのは
「完全に解決を見ないもどかしさ」ではないでしょうか。
事態の解決を見ないまま、強制終了の形をとりますので。

法廷ものではあるものの、どちらかというと人間関係のほうに
重きを置かれている作品でしょう。
一人の能力ある男、だけれどもその男の奔放な性格がゆえに
数多くの人が犠牲になりました。

その中にはその能力のなさをその男に脅されるような形となるものもいました。
そもそもの始まりはそれだったのですが…

基本的にタブーと呼ばれる要素が出てくる作品です。
そういうのがいや、という人には薦められないでしょう。
考えさせられる作品ではありましたが。
立証責任〈上〉Amazon書評・レビュー:立証責任〈上〉より
4163142509
No.4:
(5pt)

突然、自殺した妻のことを何も知らなかった男の決意

「3月の終わりに近いあの日の午後遅く、帰宅したアレハンドロ・スターンは、アタッシュ・ケースとガーメント・バッグを手にしたまま、やや上の空で玄関から妻のクララを呼んだのだ」。

『立証責任』(スコット・トゥロー著、上田公子訳、文春文庫、上・下巻。出版元品切れだが、amazonで入手可能)の主人公、敏腕弁護士のスターンは、愛する妻の突然の自殺に直面し、悲しみと疑問の只中に投げ込まれる。

自分は妻の気持ちを本当に理解していたのだろうか。やがて、56歳の男は、妻のことを自分は何も知らなかったのだということを痛切に思い知らされ、自殺の裏に隠されている秘密を自分の手で探り出そうと決心する。

時間が経過しても、古びないミステリの魅力を堪能できる。
立証責任〈上〉Amazon書評・レビュー:立証責任〈上〉より
4163142509
No.3:
(4pt)

彼は妻の自殺の謎を乗り越えられるのか

’93年、「このミステリーがすごい!」海外編第2位。
スコット・トゥローの第2作。『推定無罪』の主人公ラスティ・サビッチの弁護をつとめた弁護士サンディ・スターンが本書では前作からのスピンオフの形をとって主役を演じている。
シカゴへの2日間の出張からスターンが帰宅すると妻のクララがガレージの車の中で自殺していた。この、31年間も連れ添った愛妻がなぜ自殺したのか、その謎が本書のメインテーマである。さっぱり理由がわからないスターンは、妻宛の病院からの請求書を手がかりにクララの死の真相を探り始める。
一方でスターンは依頼人である義理の弟が巻き込まれた先物取引の事件に煩わされていた。
物語の表面上は、法廷シーンはないもののリーガル・サスペンスで名をなしたトゥローらしく、大陪審に召喚されてしまったこの弟や検事補、判事らとの法律上の関わりが進行していくが、妻の死という謎が水面下でずっと残り続けるので、言いようのない緊迫感が漂う。
本書は、56才という、そろそろ初老期を迎える中年男が陥ったアイデンティティーの危機と、それによって窮地に立たされた彼が、どう対処し、自信を取り戻していくかを抑えたタッチで描いている渋い作品である。そう、本書は三人称叙述ながら、『推定無罪』をうわまわる心理小説であるとともに、読後にすがすがしい清涼感すら残る、中年男の成長物語なのである。
立証責任〈上〉Amazon書評・レビュー:立証責任〈上〉より
4163142509
No.2:
(3pt)

ちょっと翻訳くささが…。

帰宅した弁護士、サンディーはガレージで妻の自殺死体を見つける。残されたたった4語の遺書。
葬儀が終わる頃やってきたFBI捜査官。召還礼状は義理の弟の会社宛だった。
召還礼状の対処に動きながら、妻の自殺への疑念が頭を離れないサンディー。
もちろん、思わぬところから思わぬ事実。
家族が。隣人が。
診断書。
嘘。
金庫。
取引。
この人、あの「推定無罪」の原作者です。え?ご存じない?
スタンフォードで創作を学んだ後講義(!)、そしてそののちハーバードで法律を学び、連邦検事に。在職中に「推定…」を執筆し、そのバカ売れで作家業に専念することに。
この作品は第2作ですね。「推定無罪に出てくる弁護士サンディー」をそのまま主人公として登場させてます。キャラクターが気に入ったんでしょう。
本作、たぶん原文の方が面白いのでは?興味のある人は是非原文で。興味がなくても、英語を勉強したいという人は、penguin readers に短くしたものがあります。高校生初級程度の英語力で十分読めます。(語彙1700レベル)
いかにもな「翻訳調」に我慢できれば、その後はあなたをぐいぐいと引っ張っていってくれるでしょう。
上・下巻という長さが苦にならないはず。ほんと、訳文の古さが惜しい。
立証責任〈上〉Amazon書評・レビュー:立証責任〈上〉より
4163142509
No.1:
(4pt)

絶賛!

作者は現職の検事補だそうですが、忙しい中でこんな面白い作品が書けるなんて信じられません。複雑な人間関係・あっというような真実・・どれもこれも素晴らしい構成です。リーガル・サスペンスはジョングリシャム位しか読んだ事がありませんでしたが、この本だけですっかりSトゥローのファンになりました。中年を過ぎかかった男性に特にオススメの本です。訳者は「初老小説」なんて言葉を使っていましたっけ。
立証責任〈上〉Amazon書評・レビュー:立証責任〈上〉より
4163142509



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