有罪答弁

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種別
長編
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あらすじ

1997年06月01日 有罪答弁〈上〉 (文春文庫)

大手弁護士事務所で多額の使途不明金発覚、容疑者は同事務所内の行方不明の弁護士だ。捜査を任されたのは警官あがりの同僚の私だ(「BOOK」データベースより)

評判

有罪答弁の評価:

7.50/10点 レビュー 2件。 B ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.50pt

有罪答弁の総合評価:

7.29/10点 レビュー 7件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(9pt)

全ては最後のために。

今この瞬間、7ツ星評価から9ツ星へと変わった。それはこの本の題名の真の意味が解ったからだ。
凄い!
久々のカタルシスである。
しかも本書が口述テープの体裁を採った理由もはっきりと解った。今にして思えば、こういう体裁を採る事が最も本書に相応しいのだ。

さて、内容は前2作のサンディ・スターンという敏腕弁護士とは打って変わって巨大法律事務所でいつ解雇されてもおかしくない凋落した弁護士が主人公として顧客の金を持ち逃げした弁護士を捜す物語。この主人公、実の息子や警察にオナニーを見られるほど、情けない。だがこうした自分を卑下する者の眼を通して捜査過程、また登場人物の掘り下げを行う事で、実は理想的な生活、何の支障もなく生活をしているかのように見えた各登場人物が実は自分と同じように何らかの影を我が身に落としているのだという事を、虚飾のヴェールを1枚1枚剥ぐように徐々に明らかにしていく。これは主人公がプライドを捨てているからこそ可能なことなのだろう。しかし悔しい事に、その内容を十分堪能するほどには、自分は成熟していない。何年か経て、再び本書を手に取るべきだろう。

最後の一行、「世の中には被害者しか存在しないのだ」これが本書の全てを語っている。

Tetchy
WHOKS60S

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.5
(2pt)

期待外れ

注文から届くのに時間がかかり心配しました。本の内容については期待外れでした。リーガルサイエンスというより探偵物語になっているようでスコットの新たな作風なのかと思いました。
有罪答弁〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 有罪答弁〈上〉 (文春文庫)より
4167527332
No.4
(3pt)

中年の窓際弁護士の人生回帰の物語

『推定無罪』、『立証責任』に次ぐ、スコット・トゥローの第3作。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第6位にランクインしている。
法律用語をタイトルにしているが、法廷場面は出てこない。大手法律事務所に籍をおく中年の窓際弁護士が、事務所の金数百万ドルを持ち逃げした疑いのある行方不明の同僚を探せと事務所のお偉方に言われ、その調査経過を口述した録音テープというのが本書のスタイルである。
この一人称叙述がなかなかいい。主人公の48才のマロイは、元飲んだくれで、女房に逃げられ、ふてくされたひとり息子をいやいや扶養している。彼はがぜん張り切って調査に乗り出すのだが、くだけた語り口で推理や内省や回想や怨念その他諸々を混ぜ合わせた口述を展開する。そして彼は同僚を追ううちに、さらに巨大な悪の壁につきあたる・・・。
また、調査の過程であらわにされる関係者一同の実像はなかなかユニークである。夢想に生きる奇人の弁護士や、腹芸の達人弁護士、手ごわい経理係、マックに執拗に絡みつく悪徳刑事など・・、よくもこれだけのキャラクターを集めたものである。法律自体は無味乾燥でも、そこに関わる人間たちの人生模様はいかに深淵、複雑であることか。ストーリーは彼らの素顔と思惑が暴露されるのにともなって、マロイの目論見が形を成してゆき、やがて真相が明らかになる。そして彼は、いったんは見失っていた自分のアイデンティティーと人生を再発見し、取り戻してゆくのである。
本書は、リーガルサスペンスの枠を超えた、中年男の人生回帰の物語である。
有罪答弁 Amazon書評・レビュー: 有罪答弁より
4163155805
No.3
(3pt)

中年の窓際弁護士の人生回帰の物語

『推定無罪』、『立証責任』に次ぐ、スコット・トゥローの第3作。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第6位にランクインしている。
法律用語をタイトルにしているが、法廷場面は出てこない。大手法律事務所に籍をおく中年の窓際弁護士が、事務所の金数百万ドルを持ち逃げした疑いのある行方不明の同僚を探せと事務所のお偉方に言われ、その調査経過を口述した録音テープというのが本書のスタイルである。
この一人称叙述がなかなかいい。主人公の48才のマロイは、元飲んだくれで、女房に逃げられ、ふてくされたひとり息子をいやいや扶養している。彼はがぜん張り切って調査に乗り出すのだが、くだけた語り口で推理や内省や回想や怨念その他諸々を混ぜ合わせた口述を展開する。そして彼は同僚を追ううちに、さらに巨大な悪の壁につきあたる・・・。
また、調査の過程であらわにされる関係者一同の実像はなかなかユニークである。夢想に生きる奇人の弁護士や、腹芸の達人弁護士、手ごわい経理係、マックに執拗に絡みつく悪徳刑事など・・、よくもこれだけのキャラクターを集めたものである。法律自体は無味乾燥でも、そこに関わる人間たちの人生模様はいかに深淵、複雑であることか。ストーリーは彼らの素顔と思惑が暴露されるのにともなって、マロイの目論見が形を成してゆき、やがて真相が明らかになる。そして彼は、いったんは見失っていた自分のアイデンティティーと人生を再発見し、取り戻してゆくのである。
本書は、リーガルサスペンスの枠を超えた、中年男の人生回帰の物語である。
有罪答弁〈下〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 有罪答弁〈下〉 (文春文庫)より
4167527340
No.2
(3pt)

中年の窓際弁護士の人生回帰の物語

『推定無罪』、『立証責任』に次ぐ、スコット・トゥローの第3作。
’95年、「このミステリーがすごい!」海外編第6位にランクインしている。
法律用語をタイトルにしているが、法廷場面は出てこない。大手法律事務所に籍をおく中年の窓際弁護士が、事務所の金数百万ドルを持ち逃げした疑いのある行方不明の同僚を探せと事務所のお偉方に言われ、その調査経過を口述した録音テープというのが本書のスタイルである。
この一人称叙述がなかなかいい。主人公の48才のマロイは、元飲んだくれで、女房に逃げられ、ふてくされたひとり息子をいやいや扶養している。彼はがぜん張り切って調査に乗り出すのだが、くだけた語り口で推理や内省や回想や怨念その他諸々を混ぜ合わせた口述を展開する。そして彼は同僚を追ううちに、さらに巨大な悪の壁につきあたる・・・。
また、調査の過程であらわにされる関係者一同の実像はなかなかユニークである。夢想に生きる奇人の弁護士や、腹芸の達人弁護士、手ごわい経理係、マックに執拗に絡みつく悪徳刑事など・・、よくもこれだけのキャラクターを集めたものである。法律自体は無味乾燥でも、そこに関わる人間たちの人生模様はいかに深淵、複雑であることか。ストーリーは彼らの素顔と思惑が暴露されるのにともなって、マロイの目論見が形を成してゆき、やがて真相が明らかになる。そして彼は、いったんは見失っていた自分のアイデンティティーと人生を再発見し、取り戻してゆくのである。
本書は、リーガルサスペンスの枠を超えた、中年男の人生回帰の物語である。
有罪答弁〈上〉 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 有罪答弁〈上〉 (文春文庫)より
4167527332
No.1
(4pt)

ものすごいキャラクター揃い

とにかく夢中で最後まで読ませてくれる。登場人物の一人一人がものすごいキャラクターの持ち主。スコット・トゥローは素晴らしいストーリテラーだ。題名からすると法廷もののように思うが、法廷の場面は一切なし。中年の悲哀や腐りきったアメリカ社会をスリルも迫力も満点で楽しませてくれる。
有罪答弁 Amazon書評・レビュー: 有罪答弁より
4163155805

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