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水車館の殺人
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水車館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.59pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 1~20 1/6ページ
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白い仮面、布手袋の主人のいる館というだけで、どんなストーリーが展開するのか、横溝正史っぽいが期待して読み進みました。館の見取り図のページは、何度も戻って見ました。冒頭にあれば良いのに。しかし、綾辻行人作品、ハマりました。次の作品買いました。 | ||||
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中盤にいたる頃にはミステリーを読み慣れた人ならだいたい犯人がわかってしまう。 この横溝正史もどきの最初からそうなんだろうなと思われる展開。 居住スペースより、中庭の使わない空間の方が広いといういくらなんでもありえない建物。 多くの登場人物が最初からかもしだす『きっとこの人は犯人ではないんだろうな』とすぐによくわかる雰囲気と、そこから容易にできる消去法。 読んでみないとわからないものの、まあ読まなくても良かったかなと思える読後感。 全体として、不完全燃焼のもやもやが残る作品。 たとえこの作者が好きでも読まなくていいと思う。 | ||||
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前作でも同じことを思ったが、本編のわくわく感に対して事件解決部分がなんともあっさりしていた感じがする。途中までは続きが読みたい、と思わされるので面白いことは面白いのだけれど、読了時のこの感覚は何なのだろう… | ||||
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十角館の殺人に続き読ませていただきましたた。 1作目とは若干毛色の違いを感じましたが、あとがきで綾辻先生がどのような意図で書かれたかを教えてくれてスッキリしました。 登場人物は多くない事から早い段階で、犯人像やトリックと思しきものは見えてきますが、今作も謎解きでは、あっと驚く展開があり読了後の爽快感は、「名作とはこういうものなのか」とミステリ初心者ながら感じる事が出来ました。 謎解きでは、少し無理あるのではないかと感じる部分が無いわけでは無いですが、読み手の印象次第かなと感じます。 今作は「絵」がテーマとなりますが、登場人物の価値観や個性が魅力的に感じました。 終局でとある絵が語られるシーンで、一成氏は何を思い考えてあの「絵」を描き上げたのかはわかりませんが、最後の最後にゾクリとする展開は素晴らしいと感じました。 | ||||
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面白かったー!ミステリ小説で犯人とかトリックとか当てられたことないけど、今回部分的に当てられて超嬉しかった!でも、まだまだなので、さらに「まじかー!」ともなり、それがまた良かった。結局、「えー!」となるのがミステリの醍醐味だものね。当てたいけど、当たらないことが楽しい(笑) | ||||
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「マスク」をかぶった登場人物などあやしい雰囲気たっぷりで、横溝作品へのオマージュとも思える本格ミズテリ。謎解きの部分については、ミステリに慣れている人ならある程度読める部分があるのではないか。その意味ではフェアともいえる。加えて、何といってもそのあやしい雰囲気がよい。謎解きの部分だけでなく、読んでいて楽しい作品である。 | ||||
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十角館に続いて、面白かった。 三作目も読みます。 シリーズ制覇まで先は長い | ||||
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十角館に続いて読了。 十角館と弱みは同じ。まず、はじめに暫定的にでも具体的な動機が提示されていれば、起こりつつある事件が回避されるべきことなのかどうかがわかってくるが、この話ではそこが曖昧なまま大分先まで進んでしまうので、事件そのものに興味を持ちづらい。 また、十角館の場合、島パートと本土パートの並列進行だったので、島で起こっている事件に島田たちが介入できる可能性があったが、本作では過去パートと現在パートなので、少なくとも過去の事件には島田は介入の余地がない。当時の登場人物たちも、事態を回避するような積極的な行動をとっていない。そもそも何が起ころうとしているのかわかっていないからだし、館に閉じ込められてできることが限られているからでもある。 以上から、それぞれの時点までの情報に基づいてそれぞれの時点でどう動いて好ましくない結果を回避するかを試行錯誤するという物語的な構造が欠けていて、読者を惹きつける力に乏しい。このため、最初から読者が犯人を当ててやるぞと強く意欲していない限り退屈な話だし、あまり島田も魅力的な人物に見えない。 謎解きについてだが、真犯人に驚きを感じるためにはそれ以前に読者が予想していた犯人と何かしら反対の人間が真犯人だったという方向に誘導する必要があると思うが、本作ではどういう誘導をしたかったのか今一つ理解できなかった。紀一が誰かと入れ替わっていることは、マスクで顔を隠しているといういかにも怪しい設定と、過去と現在とで人称を変えることで、ほとんど最初から認めているような構成だったが、入れ替わりの候補として手ごろな、いなくなっている人間は古川か正木しかいないわけである。ところが古川が犯人では最初からわかっていた通りになってしまうし、犯人でなさそうだということを島田が繰り返し示唆してもいるので、そうすると正木しか残らない。十角館は、どうも真面目に謎解きしようとする読者ならちゃんと真犯人を当てられる程度の「ゲームバランス」を意図しているような節があり、またあまり謎解きに興味のない読者は驚きを味わえるという構成のように見えたが、本作の場合、いかに謎解きに興味がなくとも古川が真犯人のはずだと確信していた読者は多くないだろう。 また共犯者に関しては、人物造形があまりに作為的なのが怪しすぎ、また動機も十分にあるので、これは大分早い段階から目を付けていた読者も多いはずである。むしろ個人的には、こちらの方に気を取られて、紀一の入れ替わり相手が誰かについては意識が薄れていたようなところもあった。 | ||||
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これは、なんと言うか、非常に微妙な作品でしたね。〝異形の〟という形容を冠したい、そんなミステリでした。 まず、気に入らなかった点としては、大きく二つあります。 気に入らなかった第一点目。 事件が起きた一年前の【過去】と、事件の真相を探ってゆく【現在】とが交互に置かれているのですが、この二つのパートが似通っているため、同じような描写を二度見ている(見させられている?)みたいに感じられたところ。今読んでいる地点が【過去】なのか【現在】なのか迷うこと、何度かありました。頁をめくる手がなかなか進まない、そんなもどかしさがありました。 気に入らなかった第二点目。 話の半ばから「犯人の正体。もしや、こういうことなんじゃあ‥‥。いや、でも、それだと、さすがにばれてしまうんじゃないか」と思いながら読んでいったのですが‥‥。えーと、ネタバレなしではうまいこと言えないのですが、犯人、よくばれなかったなと。不自然な気がして仕方なかったです。 その一方で、妙味を感じて印象に残ったところも、大きく二つありました。 妙味を感じた第一点目。 【過去】の事件での人間消失のからくりが、意外と気が利いていたところ。犯人の(著者の)その発想は盲点だったんで、「あっ!」となりました。 妙味を感じた第二点目。 あるアイテムの生かし方が、〝マジック〟とも言うべき絶妙さに満ちていたところ。ラスト三頁の仕掛けには、正直、唖然とさせられましたね。本作品の幻想的な風貌が、鮮やかに脳内に立ち上がってきましたから。 あと、綾辻氏の〈館シリーズ〉全般について言えるかもですが、文庫本表紙カバーのイラストが、いい雰囲気出してんなあと。装画の喜国雅彦さんに、拍手。 | ||||
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一見清純そうな女ほど実は、、、っていうのがミステリ部分より何より一番印象に残った。 あの人とやるのはまだわかる。でも何であの人とまでやろうとするの? 旦那が不能なのと館に閉じ込められてるので溜まったストレス発散しようとでもしたんですか? 自分は女ですがユリエのメスとしての本性が怖くてゾッとしてしまいました。 あと、ほぼ同時期の名探偵、御手洗潔や火村英生と比べて探偵役の島田潔にまったく人間的魅力がないのも読んでいていつも不服。読者は(少なくとも自分は)物語の面白さと同じくらい探偵の魅力に惹かれるものなのに。 トリック&犯人がわかりやす過ぎるところと水車館なのに水車がただのオブジェ化してるのも残念でした。 | ||||
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謎の館『水車館』には、仮面をつけた不気味な主人と美しく物静かな妻、そして敬虔な執事が住んでいる。 有名な画家であった主人の父が残した莫大な遺産と彼の絵画をめぐって物好きな人らが集まる。 そして、その館で殺人が起きる… 30年以上前の作品ですが、まさに王道ミステリー。 登場人物のキャラクター、不可能犯罪、嵐で館から出られないという設定など、古臭いと感じる人もいるかもしれないが、王道を楽しめる。 前作『十角館の殺人』がどんでん返しが凄かったので、期待はずれ感が少しあったが、世界観に夢中になれて読めて楽しめた。 ラストの絵画の秘密が怖かった… | ||||
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読みやすいのですぐ読めました。 犯人当ては難しくない。 トリックもへったくれもない感じであっと驚けはしなかったのが残念。 奇妙な館の主人について奇妙な行動の理由をもう少し知りたかったというのと、謎解きがもう少し徐々に進行したら面白かったのではないかと感じる。 でも充分暇つぶしには耐えると思う。 館シリーズはこれで2冊目まで読んだがどちらも謎解きやトリックには新鮮味がない。 どっちかというと構成の面白さの方が印象にのこる。 これはこの作者がこういうパターンの人なのか。三作目まで読んで判断しようと思う。 | ||||
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★★★☆☆ | ||||
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面白い | ||||
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大変面白かったと思います。 また館シリーズを読んで楽しみたいです。 | ||||
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綾辻行人の館シリーズはどれも面白く今回の水車館の殺人も期待しています。 じっくり読んでみようと思います。 | ||||
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終盤に色々と詰め込んでいて、途中はつまらなかった。いよいよ事件が起きても、現在と過去の回想シーンと混乱した。読解力の無さで私にはわからなかったのかも知れない。 | ||||
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読みやすい。 | ||||
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新装改訂版で、文字組みも読みやすい。有栖川有栖の解説も、旧版も合わせて2本収録されている。 *以下、内容の核心部分に触れています。 本格推理の復興を掲げ、見事に『十角館の殺人』でデビューし、それを実証した著者の2作目。 著者も後書きで書いているように、「”いかにも”な本格探偵推理小説」となっている。事件のあった 「過去」と、それを解き明かそうとしている「現在」が、交互に章として設定され、照応するように 現れる。そのケレン味たっぷりの展開に、ニヤニヤしながら読み進んでいけるが、ラストの謎解きに なると、一気にトーンダウンしてしまう。 ミスリードというか、殺人犯(真犯人)は、冒頭から一人称で独白を重ねていくのだが、その内面が、 実際の状態と異なっている。独白では、自分の醜い容貌をひどく気にしているが(「私は己の呪わしい 素顔」P24)、事実そのままならば、この人物はそういう顔はしていないので、こういう言葉は出て こない。 つまりミステリーの根底部分で破綻している。だから、優れたミステリーを読んだ後に感じる、 不思議な充実感、なんともいえない広がりのようなものは、まったく湧き上がってこない。 | ||||
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十角館のコミックを読んだ後にこちらもというわけで読んでいる最中。 人物紹介に「招かざる客:島田」を見つけ、十角館でも事件をかなり読み解いていた島田だとわかり ちょっとワクワクしていたが、どうせならコナンこと江南も出せばよかったのにと思った。 てっきり館シリーズと銘打っているのだから、島田&コナンの迷探偵ぶりが読めると思ったのだけど、 無いようだ。 この島田という男、探偵とは名乗っていないし、事件の真相を追求するのは好きでも犯人逮捕は 興味が無いという変わった男、そして36でありながら無邪気に遊ぶこともある、 人間的に魅力がある。彼の登場が無かったらもう読んでいないかもしれない(笑) さて本格推理物といえば、これまで西村京太郎、赤川次郎、つじまさき(漢字不明)しか読んでいなかった私には綾辻氏の文面は新鮮に思えるも、何か海外有名作家の模倣にも思えてしまった。 背景描写も余りないため、場所のイメージを付けづらく、セリフだけで物語が進んでいくいわゆるコントの台本状態も多い。 可能であれば十角館のようにコミック化すればようやくイメージが掴めるみたいな? 本作においても過去、現在が入り乱れているためどうにもわかりづらい。 | ||||
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