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水車館の殺人



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水車館の殺人の評価: 3.59/5点 レビュー 107件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全107件 21~40 2/6ページ
No.87:
(3pt)

助走の二作目

《館》シリーズ第二作。

巨匠の大人気シリーズ二作目ながら、いや巨匠だからこそ、いささか平凡の謗りは免れ得ないと思う二作目。それでも再読ということもあって忘れていたこともあり、存分に楽しんだ。

以下ややネタバレ。
初読時にも思ったのだけど、やはり「水車館」という舞台を用意しながら、その水車がトリックなりギミックなりに関与しないという点が最大の瑕疵ではないかと感じた。それが達成されていれば、もちろん星は一つ、あるいは二つは全然足されてしかるべき出来なので、返す返すも惜しい。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.86:
(5pt)

ハマっていくピース

いやそれは無理があるだろうと否定した考察と残された謎に対して、見落としていたより大きな伏線により説かれていく状況とその理由は、まるで本文中に散りばめられたピース
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.85:
(4pt)

“道化役”の登場人物の描写

かつて天知茂主演の「江戸川乱歩・美女シリーズ」が放映されていた時代、道化役は浪越警部(私的には荒井注)がストーリー全体に日常性とコミカルさを添えて、陰惨な事件も娯楽を求める視聴者目線の鑑賞に耐えた稀有なドラマであった…。
本書『水車館の殺人』でも身近で明らかな“道化役”が設定されている。その人物の言動に我々読者は日常を感じ、イレギュラーな事態であっても保守的に自らの主張やルーティーンな行動を通して、凄惨な事件現場を客観視し、読者目線に立った「影の狂言回し」として、読後その人物の存在や言動、発想、人物描写や他の登場人物の評価を読み返すことで「館シリーズ第2作」の本書が俯瞰でき、その人物に感情移入することによって本作品の訴える「芸術作品と過去と殺人の動機」という狂気を帯びて屈折した小説的事実にいささかの精神的救いを読み取れ、読後の後味も“道化役“の存在によって、読者諸氏の小市民としての受け止めで終わっている点が救いといえる。
設定の奇抜さや来訪目的が大時代的であると言えなくもないが、クリスティへのオマージュおよび期待値の高い『十角館の殺人』の後の作品でかることも参酌して、星4つとさせていただく。
「-1点」の理由は、描写が凝っているわりに館の図面が大雑把すぎること、現在と過去との読み比べが煩瑣なことである。
ただし最後に、舞台の水車館が岡山県の山間部にあることなど旅情性も感じ取れる楽しみから、総合「星4つ」とした次第である。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.84:
(1pt)

主人公が大仰過ぎる

事故で世捨て人になった主人公と、その若くて凄い美人の少女妻。人里離れた場所にもの凄い洋館を建てて、莫大な価値のある父親作の絵画を収集して、年に1回だけ、数人にだけ嫌々見せる。どの設定も無理矢理感が凄いし、楽しいとも思わないし凄いとも思わない。話もスピード感もスリルもない、何となく怖くしてやりたいという意図は分かるが、全然響かない。結末も盛り上がらず。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.83:
(1pt)

全然意味不明!

結局MがFに成り代わり、Yは黙認?「出ていけ、この家を出ていけ」は何?招かれざる客Sが一番冴えている!こんな疲れる小説初めて!
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.82:
(3pt)

時という水流によって動き続ける水車の中で

館シリーズ第二弾。仮面の当主と孤独な美少女が住む異形の館・水車館。そこで起きた殺人事件を過去と現在の視点を交差させながら描く本格ミステリ。視点が入れ替わる演出も文章が整理されていて読みやすく、過去の事件を追いながら核心に迫っていくドキドキ感を味わえるのがよかった。

一作目の十角館の殺人は衝撃的なデビュー作で、今読んでも色褪せない傑作。そこからの今作は驚くというよりも、足場から丁寧に組み上げてある城壁のようなミステリ。推理ものが好きな方は真相の目星はすぐつくとは思うけど、殺人や人物消失の謎を論理的に説明するとなるとなかなか難しいと思う。そそり立つ壁と、時が経っても回り続ける謎。まさに水車館という話にふさわしい物語だった。

水車館を作った中村青司のことや、幻想画家・藤沼一成の遺作の謎も物語を彩るスパイスに。ラストシーンは美しさと恐ろしさの袋小路に追い詰められるような体験だった。どこまでも人を弄ぶ運命の輪。まさに時という水流によって動き続ける水車の中で、それでも人は歩み続ける。
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No.81:
(1pt)

登場人物に魅力がない

登場人物に魅力がない。
特に語り手と探偵。
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No.80:
(5pt)

本が綺麗だった

読んでとても面白かった。
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No.79:
(4pt)

誰にでも推薦できる。

王道ミステリー。誰にでも推薦できる。非常に面白かった。
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No.78:
(4pt)

やっぱり時計館が素晴らしい

面白く読んだが、水車館の「水車」である必然性が無いのが残念だった。その意味でもやはり「時計館」は素晴らしいと思う。
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No.77:
(3pt)

★3つは綾辻先生だからこそ

綾辻先生の代表作とされる十角館の殺人の次作。前作が名作だと次の作品のハードルは上がり大変なものだが、読者を大きく失望させることはない、唯一無二の館ワールドを堪能できる。ミステリのネタがほぼやりつくされた感のある今現在読むとトリックや落ちはすぐに想像できてしまうが、当時としては一級品であったと思う。
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No.76:
(2pt)

トリックは初心者レベル、ストーリーは下の中

十角館が面白かったので館シリーズにぼちぼち手を出していますがなかなか十角館と張る作品がありませんねぇ…。本作も然り。舞台は水車館ですが、特に水車が際立ったトリックでもなかった。
過去に殺人事件が起こっている水車館ですが、現在軸でも殺人事件が発生してしまいます。館を訪ねた探偵が過去、そして現在の殺人事件を解き明かしていくという内容ですが、探偵はほぼモブです。本作は水車館の主人の視点で展開していきます。
正直、トリックとしてはかなりのイージーです。著者お得意の叙述トリックを使用していますが、冒頭で身元が確認できないレベルに焼け焦げた焼死体が出てきた上、登場人物の一人が四六時中仮面をつけているとなればもう答えを言っているようなものですね。推理しなくても犯人はわかります。
あと迷路館でも思いましたが秘密の通路とか秘密の部屋ほんと好きだなぁ…。トリックにこれが絡むと個人的にすごく萎えるので大きくマイナスしました。迷路館はそれを差し引いても面白かったからいいですけど、本作はストーリー自体没個性でぶっちゃけつまらないので☆2に留めておきます。
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No.75:
(4pt)

読みやすいミステリー

謎解きをしたい人ならだんだんとわかるような比較的に優しい内容です。謎解きが苦手な私でも犯人の検討がつきましたが、最後までよんでみないとわからない特殊な謎もありました。十角館と比較するから全体的なレビューは低めにかんじますが、単体でみるとそこまで低くなくてもいいんじゃないかな?と思います。
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No.74:
(3pt)

なぜ文庫版の解説を削除するのか?

私にとって本作は、綾辻行人氏の館シリーズでは十角館、時計館に次ぐ3作品目であった。前2作に比べてアガサ・クリスティ作品に似た色彩が強く、犯人捜しという観点からすると、驚きは少ないものの、与られた手掛かりから完璧に謎解きをするのは難しい面があり、作者が相当に考え抜いた筋書きだと感じた。
本編は十分に楽しめる内容だが、星を3つに抑えたのは、なぜか電子書籍となると、文庫版の巻末に収録されていたとされる解説が削除されているからである。作者のあとがきでも言及されている解説が読めないのは残念であり、最後の最後に肩すかしを食わされたようで興趣をそがれる。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.73:
(4pt)

面白かった

レビューでは前作より衝撃は少ないとか、すぐわかったみたいな意見が多いですが、私は充分驚きました。犯人は大方の予想通りでしたが、それ以外の細かい伏線やトリックにはあまり気づけなかったので悔しいです。もう一回、読み直したくなりました。
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No.72:
(2pt)

つまらないわけではないけど、記憶に深く刻まれるほど面白いわけでもない

事件の構造ではなく、本自体の構造に隠れた意外性が館シリーズの良いところ。この話のポイントは
推理やトリックではなく、犯人だと思う。しかし、ミステリーをある程度読み込んでいる人は、序盤で
何となく犯人が予想できてしまううえ、トリックが納得感に欠けるため、満足感が低かった。
また、過去と現在が交互に書かれているのも紛らわしく、話の全体像が理解しにくかった。
私としては「この人が犯人になりそうだなあ。でもそんなの物語的にありかな?」という考えが
「やっぱありだったんだー」という結末を迎え、感動はしなかった。
でもまあ館シリーズは基本的に全部好き。
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4061813455
No.71:
(5pt)

久しぶりに本格ミステリ

久し振りに本格ミステリを読んだと言う感じです。文章も練られていて、プロットとしては、目新しくないが、論理的にはしっかりしていると思います。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.70:
(5pt)

” 幻想画家 藤沼一成 画伯 が織り成す遺作 「幻影群像」 ” の秘密とは・・・・!?

これを読んでくれている ” あなた ” へ。

ある山間の地に、古城を思わせる巨大な三連水車が回る館、 「水車館」 が建つ。
そこには仮面をかぶった当主と、美しすぎる幼妻が住んでいた。 

一年前の嵐の夜に起きた惨劇。
搭上から墜落した一人の女。 消失した一枚の絵。 密室から姿を消した一人の男。
今年もまた一年前の惨劇が繰り返されるのか?
そして、幻想画家、藤沼一成の遺作 「幻影群像」 に隠された衝撃の結末とは・・・・!? 

言わずと知れた、” 館シリーズ ” の第2作目。水車館の殺人です。拍手 (^^♪
でね、読後の感想は、凄く、凄く、凄く面白かった。
館と云うモチーフと、” 館シリーズ ” が醸し出す特有の怪しい雰囲気と
本の表紙の絵が大好きで、もっか綾辻ワールドにハマっています。 (笑)

最終章の最後の場面がね、美しくも悲しく切なく、運命に翻弄され抗うことが出来なかった。
衝撃的な結末とそこに漂う神秘的で神々しいまでの 「幻影群像」 の絵画世界・・・・芸術なのです。
私も昔、絵描きでしたので、この不世出の天才画家の 藤沼一成画伯 に強く共感しました。

綾辻氏ご本人も、この場面にたいして、新装改訂版のあとがきで、こんなことを書かれてます。
以下、一部抜粋。

「最終章の最終場面―正直なところ、書いていた本人もこれには驚いた。
構想段階ではまったく思ってもみなかったラストシーンが立ち現われたからである。
執筆途中のどの時点でこのような着地を思いついたか、もはや記憶は定かではないのだが―。
面白いものでしかし、本作における ” これ” がのちのちまで尾を引き、シリーズ第七作の
『暗黒館の殺人』にも多大な影響を及ぼすことになったわけである。
こうして改めて振り返るにつけ、われながらやはり興味深いものを感じる」 

ラスト・シーンにおいてその時、執筆中の綾辻氏に天から何か ” 奇跡のような光、力 ”
が降って来たきたんでしょうか・・・・!?

綾辻 行人氏は文章の世界の画家で 幻想的な芸術家 です。
本当に、ラスト・シーンはお見事と云うほか表現が見当たらないです、脱帽しました。
感無量でしばらく放心状態が続き、本を読み終わってこんな気持ちになったのは
生まれて初めての経験でした。本って凄いんだ、綾辻行人 って天賦の才があるんだな、と。

この ” ラスト・シーン ” にしばし浸り、余韻を五感で楽しんでから、次作の読書に
入りたいと思います。

お恥ずかしい話しで恐縮なんですが、
つい最近 綾辻行人 を ” 館シリーズ ” で初めて知りました。 
(もっと早く出会いたかった恥ずかしいですね)

それでですね、手に入れたくて自分を抑えられなくなり、このお盆休みに
 ” 館シリーズ ” の講談社文庫版の新装改訂版と旧版とを合わせて、
約二十冊をいっぺんにオークションとAmazonで大人買いして揃えてしまいました。(嬉しい)

新旧の ” 館シリーズ ” を本棚に並べて、にやにや大満足しています。(読まんのかいって?)
読みますよもちろん。全部先に揃えてからでないと、落ち着かない性分なんです。

衝撃的なデビュー作の第一作目 十角館の殺人 と今作第二作目の 水車館の殺人 は読みました。
” 館シリーズ ” は刊行順に読むべしってのが、わりとセオリーだと云われてますので、私もそうしてます。
次は、 迷路館の殺人 です。 (わくわく、ドキドキ感がたまらない)

余談で話が館からそれますが、綾辻氏も子供の頃、少年探偵団シリーズを読んだそうです。
もちろん私も読みふけりました。

これを読んでくれた ” あなた ” に ”館シリーズ ” おすすめです。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
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No.69:
(4pt)

考えながら読んでみて

十角館との違いは、読者が推理ができるようにヒントが散りばめられていることですね。
犯人と大まかなトリックは比較的わかりやすいと思いますが、それを論理的に細かいところまで説明しようと思うとかなり難しいです。
なので、じっくりと推理しながら読んだら面白いと思います!
星をひとつ減らした理由は、物語の構成上仕方ないんですが最初から事件の概要がわかっているので、次は誰が殺されるのか、何が起こるのかわからないという緊張感が無かったことです・・・
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061813455
No.68:
(3pt)

ミステリーとしては弱い

館シリーズ2作目。素直に驚きたいのであれこれ推理せずに読む私でも途中で犯人が分かってしまった。
大体のトリックもよめたし、ミステリーとしては超初心者向け。
水車館の殺人 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:水車館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061813455

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