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(短編集)

あなたは、誰かの大切な人



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あなたは、誰かの大切な人の評価: 3.91/5点 レビュー 35件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.91pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 1~20 1/2ページ
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No.35:
(5pt)

誰かに愛されていることを立ち戻らせてくれる

私は30代中盤で独身なのですが、もしかしたら独身のままでいるかも知れないと頭をよぎっている中途半端で一番悩む世代。
仕事や眼の前のことに注視して見落としてしまうが、今後仮に独身だとしても、結婚したとしても、誰かには愛されているということを忘れてはいけない。親だけではなく、仕事仲間や友人、恋人など改めて自分の周辺の人とのつながりをふっと立ち返らせてくれる本だと感じた。
あなたは、誰かの大切な人Amazon書評・レビュー:あなたは、誰かの大切な人より
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No.34:
(2pt)

レゴで作った風景画みたい

このひとの小説は2冊目ですが、どちらも似た感想です。ベストセラーを多く出されているようなので、成長されているかと久しぶりに読んでみましたが残念な点は変わっていませんでした。

若い人ウケを狙っているのか、キャッチーかつ判で押したような、ネットから拾ってきたようなありものの表現(レゴみたい)が目に余り、せっかくのストーリー(風景画)を台無しにしていると感じます。細かい部分の確認漏れというか、詰めの甘さもリアリティをなくしています。

もっと、この作家さんならではの、本当に心に響いた表現を言葉に紡いでもらえたら、日常のなにげない風景も(焼き直しだったとしても)かけがえのない美しさを味わえるのに。扱う素材や目のつけどころは良いのに、もったいないことです。

こんな作家さんが受けるなんて、現代人は思考停止しているんですかね。
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No.33:
(5pt)

すっかり、、、

原田マハの虜になっております。
各作品を読んでも読んでも、素直に自らの感性に染み込んできます。参りました!
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No.32:
(4pt)

読むべき本

短編なのに、永い物語りが頭の中で構築されていきます。
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No.31:
(4pt)

思わず旅に出たくなるような軽やかさ

6/23Kindle Unlimited読了
さいはての彼女と同じく前評判もレビューも参考にせずゼロ知識で読んだのが奏功したのか自分バイアスもかからず気持ちよく一気に読めた

全ての登場人物たちのそれぞれの距離感がちょうど良く、少し物足りないくらいのさっぱりした関係性で構成されている点も良かった
作中の描写を読めば作者はきっと洗練された感覚の持ち主なんだろうなと想像できる(数あるどの作品のタイトルもさりげないし奇をてらっていないだろう点も好ましい)
風景描写を読むと脳裏にすぐに映像がフィードバックしてくるような点で特にそう思う。自分でこうだろうか?と補完をする苦労のないところも気持ち良い

ハグ&ナガラ コンビがここでもまた出てきたのはその他の作品と何か関連があるかないかまだわからないがこの2人の話は年を重ねてきた女性あるあるの要素はあるが旅先中心かつ関西弁のやりとりが小気味良くて好きだ

自分的ベストは無用の人の章が1番綺麗で好きだと感じたが、読後から時間が経ち我に返ったあとどの家庭でも現実には父と娘の関係性はこんなに美しくはならないわなあ、想像の世界だなあという感想ではある。実際する場所っぽいのでここに行ってみたいと思っている

ともかく信頼して他の作品も続けて読む予定
読後感も良かったしあの場面どうだっけと読み返すうちに手元に残しておきたいと思える良い本だった

一つだけ気になる点として
標準語の女性の口調で、〜わよ 〜なのよ 〜だわ
などの語尾はなんとなくわざとらしいとは感じていたが時代背景からすると古い映画やドラマの登場人物のような語尾は普通なのだろうか、というところ少しだけ渡鬼的エッセンスが一滴二滴
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No.30:
(4pt)

なにげないけど思い出す事

人生に必要なものの一つに、息抜きがある。あとから思うと大切なひととき。
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No.29:
(4pt)

色彩豊かな情景が浮かびました

まず、トルコが舞台の話が一番印象深く残りました。色彩と音色が頭の中でグワングワンんと広がり、一瞬にして海外旅行をした気分になり楽しめました。
海の色、木々の緑の濃さ、空の明るさ、空気の色など、旅に出たくなりました。

そして、そんな鮮やかな色だけでなく、実生活で避けては通れない、親の老いや自分の生活など一見地味な感じの大事なことがサラッとありました。
日曜の夕方に読み終わりましたが、明日からも頑張ろうと思えました。
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No.28:
(5pt)

日常の延長線にある生死と

原田マハ先生は私の涙腺が見えてる?ってくらい的確に毎度泣かしてくれます。
劇的な話は1つもないですが美しい描写と言葉で誰かに大切にされてたり、大切に思ったりする短編集でした。
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No.27:
(3pt)

4冊目

ほかの3冊と、微妙に重なってる点がある。あいかわらず読みやすい。 人生順風満帆とはいいがたい。挫折しかかってるとき、いままで気づかなかった人の存在に気づかされる。フッと心が楽になる。
 はたして自分の人生で、そんな人がいたのだろうか。気づかなかっただけなのだろうか。人生終盤になった私にとって、考えさせられる本だ。
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No.26:
(4pt)

寝る前に読むと穏やかな気持ちになれる

どの話も優しい話だった。
「大好きな人と、食卓で向かい合って、おいしい食事をともにする。笑ってしまうほど単純で、かけがえのない、ささやかなこと。」
日々の出来事や大切な人をより大事にしたいと思った。
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No.25:
(5pt)

月夜のアボカドは学生時代の先生を思い出しました。

学生時代の現代文の先生が、作者の大学時代の友人ということで、デビューした際、初版本を贈ってくれ、それを学校に寄贈したとのことで読んだ思い出があります。
先生曰く、作者は、関東出身の子が関西の大学に進学してくるということ自体珍しくて、なかなか個性的で行動力のある子なのよと言っていたの覚えております。
その現代文の先生というのがこれまた美しい先生でした。
結婚してから暫くたつのでしょうが、毎年誕生日に旦那様が100本の赤い薔薇を贈ってくださるとかいうエピソードが忘れられません。
なんてキザ(笑)な旦那様。
学年担当などでもなく、家庭事情などは詳しく存じませんが、お子様はいらっしゃられない家庭だったと記憶しております。
今より15年ほどは前の時代。先生として女性として、色々あったのかもしれません。今以上に結婚、子供という言葉をよくきいていた時代だったと当時は幼いながらも思っております。
しかし、先に記述した旦那様のお話をしている際の先生はとても幸せそうでした。それこそクリムトの恍惚の絵はしっくりきます。
作者の作品はデビュー作はとても瑞々しく、とても読みやすかったのを覚えてます。読みやすいということは自分とは相性がよく、3作目を真似て黄色いラナンキュラスを飾ったりしたものです。
楽園のカンヴァスあたりから思っきり芸術に振ってきたな~とか思っておりましたが、今作を読んで、作者と出会わせくださった先生を思い出しました。
年々、先生とは歳が近くなり、しかしながら結婚とは縁遠い自分には将来の孤独に慣れていかなければならないなと思ったりしております。そんなどうしようもなくなる時にはあなたは誰かの大切な人という言葉が胸に沁みます。
不安に押し潰されそうな時に私も銀波荘に行く友人がいてほしいものです。
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No.24:
(5pt)

誰しも自分は自分の大切な人であり誰かからも大切に思われている

短編が6つ。主人公は女性。30才後半2人と40才後半に4人だ。結婚歴のある人もいるが全員現在は独身である。⁡
⁡⁡
⁡ 残りの人生についてふと考えることがある。母は認知症になった。仕事を辞めて故郷に帰ろうかとか。葬式でかかった曲を聞き一瞬にして母の気持ちを理解した娘と夫。そして父の葬式の翌月に自分に届いた父からの誕生日プレゼント。初めて知った父の気持ち。⁡などなど。喋らなくなり気持ちは断絶してたと思っていたのに本当は…
⁡⁡
⁡ 最後の「皿の上の孤独」は総まとめだ。舞台はメキシコの建築家ルイス・バラガンの家。生涯独身で孤独を愛したと言われているがどこを切り取っても優しさに包まれている。誰しも自分は自分の大切な人。それを信じることができれば、自分は誰かを大切に思うことができるし、誰かから大切に思われているということも信じられると思う。⁡著者もそれを伝えたかったと思います。
⁡⁡
⁡ ルイス・バラガン邸をネットで調べてみました。外壁はコンクリートだけど部分的に黄色やピンクに塗られている。日本では絶対に見られない色だ。でもケバくない。お洒落でまわりの景色にすんなり溶け込んでおさまっている。文中の十時窓がわからなかったけど写真を見て納得です。外光の取り入れ方も工夫されていますね。どんな小さなものでも気に入ったものだけを置いているそうです。飾っているお皿の1枚に「soledad」と書かれていました。英語では「solitude」孤独です。孤独を愛し、孤独を楽しみ、でもまわりの人からも愛されたんだろうなと感じました。
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No.23:
(3pt)

ロスコ自体の出番は一瞬

★3.2/2022年129冊目/10月10冊目/『あなたは、誰かの大切な人』(講談社文庫/講談社)/原田 マハ/P.224/2017年/580円+税 #読書 #読書2022 #読了 #読了2022

全6編からなる短編小説集。表紙がマークロスコだったので期待して読んだが、ロスコ自体の出番は一瞬だったのが残念。今回は芸術の話はほぼない。全体的に軽妙なトーンで、あまり私の原田氏に期待するトーンでもなかった。中でも『月夜のアボカド』が好みでした。私の最後の晩餐は、家族で食べる水炊きにしたいと考えているからだ。ーー「大好きな人と、食卓で向かい合って、美味しい食事を共にする。笑ってしまうほど単純で、かけがえのない、ささやかなこと。それこそが、本当は、何にも勝る幸福なんだって思わない?」(p77)
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No.22:
(3pt)

ゆったり穏やかと寄り添ってくれる

原田マハさんの作品が大好きで、ほぼ全部読んでおります。今回、飛行機の中で読める小説をと思い、手に取りました。
短編が6作品。サクッと読むには持ってこいの作品でした。
タイトルだけ見ると、読者を励ましてくれるような作品なのか…?と思いましたが、そうではありません。優しく、そっと寄り添ってくれるような物語が詰め込んであります。それが心地よかったです。この小説を読んで、誰かを思うのもあり、前に進んでみようかなと考えるのもあり、ただ読んで満足、それだけでもいい。心穏やかに読むことのできる小説です。

ただ、原田マハさんといえば"絵画""美術"とあわせた作品が有名ですが、こちらの小説には求めない方が良いでしょう。
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No.21:
(5pt)

じんわり効いてくる話

原田マハの魅力は、その卓越した美術関係における造詣の深さのみならず、その取材力、知識の豊富さなのではないだろうか。そして、その知り得たものを咀嚼し、自分のものとして再表現する力に長けている。それは、得意とする長編ものだけでなく、本作のような短編集にも色濃く表れている。
本作におさめられている6話は、全て女性を主人公として、彼女たちを取り巻く人間模様を浮き彫りにしながら「大切な人」との関係を見事に描き出している。
私は、男性なので(しかも、年齢も近いので)第3話の『無用の人』に登場する父の思いにとても共感する。彼の生き方、娘への思い、いじらしいほど純粋な心の持ち主ではなかったろうか。そこに気づいた聡美もきっと柔らかな優しさに包まれていたに違いない。
第5話『波打ち際のふたり』を読み始めて、「あれ?これはどこかで読んだことがある」と気づいた。そう。作者の短編集「さいはての彼女」に収められていた『旅をあきらめた友と、その母への手紙』の続編ではないか。前作からさらに年齢を重ねた女友達同士の二人旅が描かれている。人生の岐路に立ってやはり背中を押してくれるのは、心許せる親友の言葉なのだろう。親密な中にも清々しい爽やかな風が通っている。
どの話も大感動というわけではないが、心がほっこりあったかくなる、じんわり効いてくる話ばかりだ。
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No.20:
(1pt)

ほのぼのとした人情話、しかし、「だからどうしたというのだ?」という感です。

どの短編も、いかにも作者がほのぼのとした逸話を書こう、書こうとしている姿勢に少々「わざとらしさ」を感じるのは自分だけでしょうか?もっと厳しく言えば、読者に感動を与えよう、与えようとしていると感じて仕方がないのです。小説家ならば、少し思いつけばこのくらいの展開に持っていけるのでは?題名に沿った作品群としても、善人ばかりを出しておけば成立するのが小説なのでしょうか?
 だから、どの短編も尻切れトンボな印象で、どの人物も同じような類型で、人生というものの深淵さというものは文章から受けませんでした。人気のある作家で、周囲の方々からも読んでみる様に推薦されたのですが、この短編集に関しては、「はい、一丁あがり」という様な作品ばかりで、久し振りに途中で読むのが嫌になってしまいました。さて、他の作品を読んでみるか迷っています。
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No.19:
(3pt)

親父の鏡

教科書載ってた。
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No.18:
(5pt)

キレイ

キレイな本でした
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No.17:
(5pt)

心が洗われる❣⃛

素晴らしい内容(๑'ω`ノノ゙ぱちぱちぱち✧
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No.16:
(5pt)

柔らかな物語

疲れ切った心にフワッと毛布をかけてくれるような、そんな一冊でした。
逞しい女性が多かったかな。
私とは程遠い人生を歩んでいる女性たちでしたが、共感できることはありました。

柔らかい気持ちになりたい夜におすすめです。
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