■スポンサードリンク
(短編集)
クラッシュ
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
クラッシュの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
馳星周さんの短編集は、彼の特徴が短い文面によく現れている傑作が多い。確かに長編のようなストーリーでの面白さには欠けますが、明らかに彼の描く「人」は違う。それぞれが都会の闇の中、窮屈な現代からはみ出したアウトローたちを描く世界はダークそのもの。ほとんどの物語に救いは無く、淡々と描かれる現代物語にすこし陰鬱な気持ちにはなりますが、それも紛れも無い馳さんの小説の持つ魅力のひとつ。 爽やかで感動したい人は本書をとってはいけません。これは都会の闇、現代の穴底を覗き見したい人達にお勧めの、危ない8つの「クラッシュ」壊れる物語です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
少年、少女、青年を主人公にした8つの短編集です。いずれの話も、歌舞伎町や新宿などが舞台。お金、性、麻薬、暴力が渦巻く日常、そこで起こる事件が書かれています。 書いてある内容は、相変わらず強烈なものが多いですが、筆者の長編とくらべて、一歩引いて描写している感が強くなってます。これは、これで味がありますが、長編の「読む側を襲う強烈さ」が好きな人には、少し物足りないかもです。 が、この筆者の本、読み出すとなかなか、止められない。この本は、短編集だし、全部たしても、長編よりボリュームが少なめだし、短い時間で、筆者の話が楽しめる、という特典が、あります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
都会の片隅に生きる人間模様を描いた短編集。 暴力、セックス、やくざ、エス、金・・・。作者お得意のフレーズがちりばめられたストーリー。そこに描かれているのは都会の片隅に生きる人間の「孤独」である。 きわどい描写が山盛りで、中には顔をしかめさせるほどのどぎつい場面もある。また、短いセンテンスを織り交ぜながらの緊迫した展開はいつもの馳ノワールであり一気に読ませてしまう。 「ストリートギャル」「溝鼠」「土下座」などでは、長編では見られないような「気の弱さ」を持った人物が描かれており、この作品のもつ意義を感じた。 しかしながら、短編であるために期待するようなどんでん返しがないまま終わってしまう作品もいくつかあり、十分に作者の良さが出ているとは言い切れない。 作者の良さを十分に発揮するには、傑作だった「M」くらいの長さは必要なのではないだろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
短編集ではありますが、相変わらずの「馳ワールド」は健在です。 少年や少女、ホストなど様々な人間が主人公として登場します。 現代の社会の暗部を描いてはいるのですが、 読んでいて感じるのは、主人公たちが持つ心の暗さです。 勝手ではありますが、著者もそこを描きたかったのではないでしょうか。 短時間で読めてしまう、イイ作品です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!