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(短編集)
クラッシュ
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クラッシュの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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どろっとした悪意に、時に不快感すら感じるノワールな作品集。アンダーグラウンドの世界を白日のもとに晒す著者らしい8作品が収録されている。 少女や少年が主役の「ストリートギャル」(タイトルも!)、「ジャンク」といった受け入れ難い作品はあるものの、タイトル作は、成長物語として読ませてくれる。読後感は総じて悪いのだけど…。 対立するチームから逃れた先は「ギャングスター」、売人が見つけたカモの少女「溝鼠」、キャバ嬢のバイトに明け暮れる女子大生「スリップ」、一文なしの中年の受難「土下座」、アブナイ会話を耳にしてしまった元ホスト「マザーズ・キッチン」など。 美しいが故に女性を虜にするものの性的に問題を抱える青年の苦悩「クラッシュ」だけは、本作品集の中で微かな希望が見出せる。 | ||||
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落ちが特にない。出来はどれも同じぐらいで大差ない。面白くないとまではいわないが大したことない。 | ||||
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先に「鎮魂歌」を読んでしまったためか、詰まらなくは無いのですが、どれも物足りなさを感じます。 強烈な「アク」が無いのではないかと思います。 上手く表現できないのですが、しっくり来ません。 他の作品を、もう少し読んでみようと思います。 | ||||
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作品の単体のレベルは高いと思うのですが、ある程度氏の作品を読んでいると、登場人物と舞台を変えると殆ど区別がつかないのです。 デビュー作の[不夜城]が実は最高傑作だったのでは…。 良い意味でワンパターンを成功させている西村氏、赤川氏といった作家は[アクのなさ]や[読後感の薄さ]といった[読み飽きない・安定した品質]をキープしてますが、氏の作品はその正反対の質を持ち、尚且つワンパターンという、ある意味飽きられやすい性質を持っている様に感じます。 | ||||
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馳星周さんの短編集は、彼の特徴が短い文面によく現れている傑作が多い。確かに長編のようなストーリーでの面白さには欠けますが、明らかに彼の描く「人」は違う。それぞれが都会の闇の中、窮屈な現代からはみ出したアウトローたちを描く世界はダークそのもの。ほとんどの物語に救いは無く、淡々と描かれる現代物語にすこし陰鬱な気持ちにはなりますが、それも紛れも無い馳さんの小説の持つ魅力のひとつ。 爽やかで感動したい人は本書をとってはいけません。これは都会の闇、現代の穴底を覗き見したい人達にお勧めの、危ない8つの「クラッシュ」壊れる物語です。 | ||||
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少年、少女、青年を主人公にした8つの短編集です。いずれの話も、歌舞伎町や新宿などが舞台。お金、性、麻薬、暴力が渦巻く日常、そこで起こる事件が書かれています。 書いてある内容は、相変わらず強烈なものが多いですが、筆者の長編とくらべて、一歩引いて描写している感が強くなってます。これは、これで味がありますが、長編の「読む側を襲う強烈さ」が好きな人には、少し物足りないかもです。 が、この筆者の本、読み出すとなかなか、止められない。この本は、短編集だし、全部たしても、長編よりボリュームが少なめだし、短い時間で、筆者の話が楽しめる、という特典が、あります。 | ||||
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都会の片隅に生きる人間模様を描いた短編集。 暴力、セックス、やくざ、エス、金・・・。作者お得意のフレーズがちりばめられたストーリー。そこに描かれているのは都会の片隅に生きる人間の「孤独」である。 きわどい描写が山盛りで、中には顔をしかめさせるほどのどぎつい場面もある。また、短いセンテンスを織り交ぜながらの緊迫した展開はいつもの馳ノワールであり一気に読ませてしまう。 「ストリートギャル」「溝鼠」「土下座」などでは、長編では見られないような「気の弱さ」を持った人物が描かれており、この作品のもつ意義を感じた。 しかしながら、短編であるために期待するようなどんでん返しがないまま終わってしまう作品もいくつかあり、十分に作者の良さが出ているとは言い切れない。 作者の良さを十分に発揮するには、傑作だった「M」くらいの長さは必要なのではないだろうか。 | ||||
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短編集ではありますが、相変わらずの「馳ワールド」は健在です。 少年や少女、ホストなど様々な人間が主人公として登場します。 現代の社会の暗部を描いてはいるのですが、 読んでいて感じるのは、主人公たちが持つ心の暗さです。 勝手ではありますが、著者もそこを描きたかったのではないでしょうか。 短時間で読めてしまう、イイ作品です。 | ||||
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