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今昔百鬼拾遺 鬼
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今昔百鬼拾遺 鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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京極夏彦さんの作品は好きなのですが、どういう設定なのか分かり辛い感じでした。何故土方歳三の刀である必要があったのか?さらに刀が伝わる由来など、よく判らず。整合性がないというんでしょうか。同時に購入したほかの2冊に期待してみます。これから読み始めるので。 | ||||
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中禅寺敦子もいいキャラクターなんだけど、所詮は脇役。 河童に比べればまだマシだけど、本作では刑事が、わざとやってんのかと言うくらいに、ただひたすらに真相に近づかないように真相の周辺であーだこーだ言う。その時間が長過ぎて読んでて堪えられなくなってくる。 ページ数稼ぎしてんのかと思うくらい。 京極堂や探偵、小説家が出なければこんな短い話でも間が持たないことがよく分かる。 | ||||
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「京極堂」シリーズのスピンオフ・シリーズの「百鬼夜行」シリーズからも漏れていたエピソードを更に拾遺したという体裁の物語(と思っていた)。本作のヒロインは京極堂の妹の敦子。敦子に相談を持って来たのは「絡新婦の理」中の女子高校生の美由紀。折しも、刀剣による連続刺殺事件が起こっている最中、都内に転向した美由紀の先輩の片倉が斬り殺されてしまったという事件。片倉家の女性は代々<鬼>によって斬り殺される運命にあると言うのだが...。 実際に読んで見て当初の印象が間違っている事に気付いた。「京極堂」シリーズ中の脇役の心の奥を鋭く抉った心理小説とは程遠く、むしろ、プチ「京極堂」シリーズ(この後、「河童」、「天狗」と続く由)という形容が相応しい。しかし、勿論ながら、敦子に京極堂の様な"憑き物落とし"が出来る筈もなく、犯人(直ぐ分かる)を含む関係者の誰の心も救われない。しかも、明治から本作(「塗仏の宴」の頃)までの風俗習慣、関係者の人間関係、刀剣類の歴史を詳しく述べているだけで事件は自然に解決してしまって味気ない事この上ない。その中で、<鬼の妖刀>と自作「ヒトごろし」とを結び付けている辺りは商売上手という事か。 噂だが「京極堂」シリーズの待望の次作「鵺の碑」が出る由。それまでの時間稼ぎといった印象が強い。それにしてもチョット軽く流し過ぎているという感が否めなかった。 | ||||
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