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今昔百鬼拾遺 鬼
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今昔百鬼拾遺 鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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久しぶりに京極さんの著作を手にしましたが、楽しめました。 | ||||
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陰陽師、京極堂こと中禅寺夏彦の妹君、敦子女史が 怪事件を追う! んだけれど兄貴が出張ったら、数ページで片が付きそうな? そこがいいんじゃな~い!って言える人は楽しく読める! | ||||
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犯人がわかってしまっても、とても面白い!ちょっとした、ひねりがたのしい本でした。私も薦められたんですが、買って良かった。 | ||||
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良い状態でした。 | ||||
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古本にしてはたいへん綺麗な本でした。 また迅速に対応していただきありがとうございます。 良い買い物ができましたことに感謝しています。 | ||||
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面白かったです。 | ||||
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百鬼夜行、京極堂シリーズのスピンオフとも言える作品で、探偵役を務めるのは京極堂の妹で記者である中禅寺敦子。そして『絡新婦の理』に登場した女学生、呉美由紀が重要な役割を果たします。日本刀で切られたらしい連続傷害、殺人事件が発生、その被害者のひとりが呉美由紀が親しくしていた上級生の片倉ハル子でした。 他のレビューアの方たちもおっしゃっていますが、軽い京極堂シリーズという感じです。それはご本家に比べて本の薄さでもわかります(笑)。事件もいたってシンプルなもので登場人物も数人に限られこじんまりした感じです。ただ、意外な犯人とその真相はインパクトがありました。犯人の狂気が鬼気迫っていました。個人的にはこれはこれで読みやすくおもしろく、あの雰囲気に浸れただけでも満足です。 文章は京極夏彦的に理屈っぽい面はありますが、まだわかりやすい。京極堂シリーズの分厚さに恐れをなして手を出しかねていた層には、むしろ入門としてかえって読みやすいのではないでしょうか。 逆に言うと、当然ファンには物足りないでしょう。どうか本家の方の続編をお願いします。京極堂の語りと関口先生の鬱々とした愚痴がなつかしいです(笑)。 | ||||
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京極堂シリーズの番外編ということになるのでしょうか。 ストーリ上は独立した作品ですが、登場人物の関係や作中で触れられる話題など、京極夏彦氏の作品を初めて読む人がこの本を手に取ると、いまひとつ分からない点が多くて、楽しめないように思います。少なくとも本家の第1作から「絡新婦の理」までは読んでから、本書を手に取ったほうが良いと思います。 犯人の意外性は、作者も隠す気があまりなかったのか、ミステリを読みなれた方には容易に予想がつくように書かれているようで、読んでいる最中の印象はいまひとつでした。 ただ読み終えて数日たった今から思えば、おそらく本作品の主眼は、犯人当てではなく、過去の因縁から生き残った人たちがいかに解放されるかにあるように思います。京極堂シリーズを読んだのは何年も前になりますが、そういえば本家のほうも、京極堂の謎解きパートがやたらと長かったなと、なつかしく思い出しました。 | ||||
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夏になるとこのシリーズが読みたくなり購入。求めていた雰囲気を感じられてそれは満足であるが、構成がしっかりしている一方で内容が薄く妖怪談議に華を咲かせるいつもの京極節をあまり感じなかった。 | ||||
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. ひさしぶりにこのシリーズを読んだが、とても楽しめた。 もちろん、ミステリとしては弱いとか、ペダントリーの無いのが物足りないとかいった「注文」も付けようと思えば付けられるけれど、そうしたものとして読まなくてもいい面白い小説として、私は本作を高く評価したい。 何が気に入ったのかと言えば、最後の美由紀の演説である。あれはじつに見事な「お祓い」であり「憑物落とし」であった。 本作は「鬼」とテーマにした作品である。 そして「鬼」とは「虚ろ(虚無)」である。本作でも語られているように、それは「鬼は存在しない」というような意味ではなく、「鬼とは虚ろのことだ」という意味だ。そして「鬼」は「虚ろ」に入り込む。「虚ろ」に涌く。 麻耶雄嵩の作品タイトルにもあったが、わかりやすい言葉で言えば、「小人閑居して不善を為す」みたいなものだ。つまり「中身が空っぽな人が、為すべきこともなくボーッと生活してると、ろくなことを考えない」といったようなことであろう。 本作における犯人も、特別な人間ではない。特別に中身があるわけでもないので、そこに「鬼」が入った。 実際のところ、こうしたことは、世の中によくあることで、大した動機もないのに「つい、やってしまった」「カッとなって、やってしまった」とか、あるいは「教義もろくに知らない妄信者の確信(したつもりの)犯罪」といったのが、それだ。その時、その人は「考えていない」し「空っぽ」なのである。 もちろん、本作の犯人の場合は、そこまで面白みに欠ける存在ではないものの、やはり「鬼」に憑かれ「鬼」になってしまった理由に、納得できるほどの必然性はない。ただ、その人は「そんな(程度の)人だった」のだとしか言いようがないし、現実の世の中においても、「鬼」に憑かれる人というものは、おおむねその程度のことで「鬼」になってしまうのだ。例えば「私自身、なんどもあおり運転をされたので、そういう輩が許せなかった」とかいった具合である。じつにくだらない。じつにくだらないのだが、「鬼」はそうした「空っぽな人間」に憑くのである。 「鬼」に憑かれた「人間」の実例を、もうひとつ挙げてみよう。 韓国の裁判所が、アジア・太平洋戦争中に日本で強制労働させられた韓国人徴用工への、関係日本企業に対する「個人賠償請求」を認めて、日本企業の賠償責任を認めた、といったニュースがあった。 『徴用工訴訟問題(ちょうようこうそしょうもんだい)とは、第二次世界大戦中日本の統治下にあった朝鮮および中国での日本企業の募集や徴用により労働した元労働者及びその遺族による訴訟問題。元労働者は奴隷のように扱われたとし、現地の複数の日本企業を相手に多くの人が訴訟を起こしている。韓国で同様の訴訟が進行中の日本の企業は、三菱重工業、不二越、IHIなど70社を超える。2018年10月30日、韓国の最高裁にあたる大法院は新日本製鉄(現日本製鉄)に対し韓国人4人へ1人あたり1億ウォン(約1,000万円)の損害賠償を命じた。 日本の徴用工への補償について、韓国政府は1965年の日韓請求権協定で「解決済み」としてきたが、大法院は日韓請求権協定で個人の請求権は消滅していないとしたため、日本政府は日韓関係の「法的基盤を根本から覆すもの」だとして強く反発した。安倍晋三首相は「本件は1965年(昭和40年)の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決している。今般の判決は国際法に照らしてあり得ない判断だ。日本政府としては毅然と対応する」と強調した。日韓請求権協定には、両国に紛争が起きた際は協議による解決を図り、解決しない場合は「仲裁」という手続きが定められている。日本政府はこの手続きにより解決しない場合、国際司法裁判所への提訴も視野に入れている。』(Wikipedia「徴用工訴訟問題」) この問題については、日韓の政府間で取り交わされた「日韓請求権協定」でなされたのは、韓国政府の被害自国民についての「外交保護権の放棄」であって、韓国人被害者本人の「個人請求権」の放棄や破棄はなされていない(なされ得ない)ので、元徴用工の「個人請求」は正当なものであり、韓国の裁判所の判断も妥当なものである、といった、押さえて然るべき「法的議論」もあるのだが、しかし、この問題は、「法的問題」つまり「法的に、賠償責任が有るか無いか」の問題ではなく、「加害者が被害者に謝罪すべきか否か(法的に免責されておれば、謝罪しなくてもいいのか)」という「倫理問題」であり、こちらが「事の本質」なのだ。 しかし、「人間性」を失った「虚ろな人間」の心には、非情な「鬼」が憑くのである。 京極夏彦は、シャイな人なので、彼のこうしたナイーブさを誉めれば、京極堂のように渋面を作るのだろうが、彼も昔ほど、自分を韜晦することが無くなってきたのではないだろうか。 そして、私は彼のこういうところを、とても好ましく感じるし、だからこそ彼は、「言葉」を操りはしても、「虚ろな言葉」に憑かれることがないのであろうと考える(例えば、「オリンピック」を「立派な運動会」にすぎないと喝破したのは、じつに痛快だ)。 したがって、本作から読者が学ぶべきは、こうした点である。だが、そんな読者はめったにいない。 . | ||||
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読んでいると取り込まれそうです | ||||
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京極夏彦さんの作品は好きなのですが、どういう設定なのか分かり辛い感じでした。何故土方歳三の刀である必要があったのか?さらに刀が伝わる由来など、よく判らず。整合性がないというんでしょうか。同時に購入したほかの2冊に期待してみます。これから読み始めるので。 | ||||
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面白い☀️ | ||||
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ちょっと謎解きが京極堂シリーズに比べて薄い❗でも楽しく読めた。 | ||||
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ちょっと物足りなさ感じてしまうかも。京極堂の妹、敦子が活躍するけど理論的というよりも直感的なので鬼に対する蘊蓄や歴史などよ説明は薄いので百鬼夜行シリーズみたいな論理を期待してしまうと肩透かしを喰らう。 ただ、シリーズで登場した脇役達が活躍するのでそこは活きいきしており、新たな一面も見れた。 | ||||
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お面JKに釣られて買う、こういう感じの本は初めて読んだけど結構面白かったでもkindleでは表紙反映されんのでがっかり星4つ文庫?で買おうかな。 | ||||
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すこし長いが面白い小説です。 | ||||
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中禅寺敦子もいいキャラクターなんだけど、所詮は脇役。 河童に比べればまだマシだけど、本作では刑事が、わざとやってんのかと言うくらいに、ただひたすらに真相に近づかないように真相の周辺であーだこーだ言う。その時間が長過ぎて読んでて堪えられなくなってくる。 ページ数稼ぎしてんのかと思うくらい。 京極堂や探偵、小説家が出なければこんな短い話でも間が持たないことがよく分かる。 | ||||
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些末はことは言いっこ無し。『京極堂ファン』であれば、皆の消息が知れただけで幸福。『鬼』だけと1冊購入し、結局、『河童』『天狗』と追加購入し、3冊一気読みしました。これ読んでいかないと、次の物語に支障をきたしますからね。 | ||||
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とても京極さんらしい作品だと思いましたが、何となく、物足りないのは私だけでしょうか。 妹が出るならやはり御大を!とついつい思ってしまいます。 | ||||
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