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今昔百鬼拾遺 鬼
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今昔百鬼拾遺 鬼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
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京極節♪少し鬼のせいとしては…趣は☆モノタリナイ!? | ||||
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まさかのこの二人が、という感じで出会い事件に関わっていくのですがシンプルな事件に解釈の難しい鬼が絡むため、その辺の説明が本筋から脱線している感がありました。これがあっちゃんと京極堂との違いなのかな。作中で他の登場人物の現状が少し伺えたので続刊にも期待です。 | ||||
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京極夏彦先生のお話の通底として、細部に無理な展開(都合のいいというか)があるのは致し方ないとしても、その面白さは最高最強です。保証します。また、敦子と呉美由紀というキャラクターで進めていくと、今までとは違う展開とか推理とかが出てこなくてはいけないのに、スムーズにやってるし。その手腕はすごいと思う。それと、京極堂シリーズの事件をにおわすセリフが、ちょこちょこと差し込まれてて、京極堂シリーズを引っ張り出して、また読み直してしまいました。やられた~!って感じです(笑)やられて嬉しかったですがね | ||||
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あー、敦子ちゃんだと大して面白くならないなあ、というのが感想。 ごちゃごちゃ頭の中で考えるのはいつもの登場人物たちと同じだけど、繰り返される自己分析とフェニミズム的葛藤が鬱陶しい。『ルー・ガルー』じゃないんだから。そういうのは『絡新婦の理』でもう描いたでしょ。 美由紀ちゃんのほうがキャラが立っていて、ずっと感情移入しやすい。ほんとこの子は、京極堂シリーズで一番まともな人物だと思う。 内容は、ひとつ語ればネタバレになる可能性が多いので語らず。ただ、前述通り面白いか面白くないかと言われれば、後者だと思う。 ところで。 『鵺』待ちの方が多いのは、そりゃそうだろうよ京極サン、と言いたくなるが、自分はあまり期待していない。 もう『陰摩羅鬼』と『邪魅』で、薀蓄や懊悩ばかり長くて、凄みはすっかり無くなってしまったんだなあと痛感したので。 これは異論も多いだろうけど……もう本編の続刊は、これや『河童』ぐらいの厚さでいいんじゃないか?と思う。 『陰摩羅鬼』は一人の、『邪魅』は三人のバカな男が話を引き延ばしているだけなので、これらバカのうちの誰かがちょっとまともな人間だったら、五分の一の厚さで落とせると思う。だらだら長いだけ、結局は竜頭蛇尾、大山鳴動して鼠一匹なんてものは読みたくない。悲しくなる。 まあ、みんな待ってるんだから早く書きなさいよ。あんまり期待はしないが。 最後にひとつ。 いま私の手元には『河童』もあるのだが、角川文庫のそれは、電書版の方が100円近く安い。 しかし、講談社より出版の本作は、電書でも1円たりと安くはならない。 これまでのシリーズも、講談社電書は「分冊」という珍策の結果、通常の本より高くつく。 講談社よ。 ファンの足元をみる下衆め。あんたらには「金の亡者」が憑いている。 いつかきっと、報いを受けるからな。 | ||||
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「京極堂」シリーズのスピンオフ・シリーズの「百鬼夜行」シリーズからも漏れていたエピソードを更に拾遺したという体裁の物語(と思っていた)。本作のヒロインは京極堂の妹の敦子。敦子に相談を持って来たのは「絡新婦の理」中の女子高校生の美由紀。折しも、刀剣による連続刺殺事件が起こっている最中、都内に転向した美由紀の先輩の片倉が斬り殺されてしまったという事件。片倉家の女性は代々<鬼>によって斬り殺される運命にあると言うのだが...。 実際に読んで見て当初の印象が間違っている事に気付いた。「京極堂」シリーズ中の脇役の心の奥を鋭く抉った心理小説とは程遠く、むしろ、プチ「京極堂」シリーズ(この後、「河童」、「天狗」と続く由)という形容が相応しい。しかし、勿論ながら、敦子に京極堂の様な"憑き物落とし"が出来る筈もなく、犯人(直ぐ分かる)を含む関係者の誰の心も救われない。しかも、明治から本作(「塗仏の宴」の頃)までの風俗習慣、関係者の人間関係、刀剣類の歴史を詳しく述べているだけで事件は自然に解決してしまって味気ない事この上ない。その中で、<鬼の妖刀>と自作「ヒトごろし」とを結び付けている辺りは商売上手という事か。 噂だが「京極堂」シリーズの待望の次作「鵺の碑」が出る由。それまでの時間稼ぎといった印象が強い。それにしてもチョット軽く流し過ぎているという感が否めなかった。 | ||||
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京極さんの作品、待ってました。いつも裏切らない面白さです。 | ||||
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進行役が京極堂でなくて敦子さんなので、とても常識的な運びですね。 そしてこの本の厚さを見よ!という感じで。妖怪の蘊蓄もまあなくはないけれど、京極堂の語りを除いて書けばこの厚さで済むんだな、というのが一番の感想でした。 話はとても面白かったです。一気に読みました、蘊蓄が少ないのを除いてもテンポよく引き込まれ。 | ||||
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なるほど、そうつながるかぁ。鬼と刀と呪われた家系との縦糸に、ジョロウグモの横糸が織り込まれた懐かしい昭和の織物です。ぜひ、ご堪能下さい。 | ||||
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京極堂のシリーズを「百鬼夜行」と呼ぶらしい。妖怪シリーズじゃなかったのか。いつの間に名前が変わったんだ。 本作はレギュラーメンバーはほぼ登場せず、中禅寺の妹・敦子が事件の謎に挑む。 斬り殺される呪いの家系がある。怯えていた女学生は、不吉な予測どおり通り魔に斬殺された。 その場で茫然としていた男が逮捕されたが、果たして真犯人なのか。 番外だけあって本編よりは軽めだが、しっかり妖怪シリーズらしい味わいだ。 呪いの成立する過程がいかにもこの世界らしく、唸らされた。浅草百美人の蘊蓄も面白かった。 ただ当事者が事件を起こした動機にいまひとつ説得力がないような気がする。 京極堂ファンは必読。単独で読んでも充分に楽しめる。 | ||||
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百鬼夜行シリーズ3ヶ月連続刊行の第一段。 次々と犠牲者を出す昭和の辻斬り事件の謎に京極堂の妹、中禅寺敦子と『絡新婦の理』に登場した女学生、呉美由紀が挑む作品。 シリーズファンとして待ちに待った作品だっただけに、あっという間に読みきってしまいました。その分厚さから長編作品は鈍器という異名もある長大な作品が今回は読みやすくなっております。しかしながら内容は濃密。 シリーズファンならずとも妖怪小説とミステリーの融合した本作は、初見でも他の作品を読みたくなる一冊。相変わらずこの作者の読ませ方は面白い。 | ||||
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京極堂シリーズの中で敦子ちゃんにあんまり共感が持てないというか、どちらかといえば苦手なキャラだったからでしょうか…。 途中までは内容も何世代にも渡る因縁を解き明かして…といった期待に心躍らせていたのですが、すみません。ちょっとあれ?って感じでした。 半分くらいで犯人がわかってしまった方も多かったのでは? でも、通勤に持ち歩ける貴重な京極本として、三部作全部読ませていただきます!! | ||||
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百鬼夜行新シリーズと聞いて喜びましたが、本の薄さ同様、内容が薄い! 京極本は厚くていいんです。蘊蓄あっていいんです。長広舌が醍醐味なんです。 それがせっかく中禅寺敦子を出しておきながら、女子高生呉美由紀に持っていかれてる じゃないですか。これじゃ他の軽~いミステリと変わらん。 でも懐かしかったので☆4コにしましたが。 スピンオフを出すなら、そして3ヶ月連続でこのクオリティを3冊出すなら、 他の方も言ってますが鵺を出してください。早く鵺。 | ||||
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事の真相は途中から予想してた通りで特に捻った部分もなく蘊蓄もなく読みやすかった。次巻が楽しみです。 | ||||
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本日届いたばかりで全く読んでませんが、 ずっと京極堂シリーズばかり続けて読んでいたので、 この「薄さ」を見て正直ホッとしてしまいました。 薄い分、遠回りせずに濃い内容なんじゃないか?と期待しております。 | ||||
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昔、よく読んだ。久しぶりだな。ご本家の三人は出てこないけど、懐かしい世界に触れられて、とても嬉しい。うーん、この感じ。戦後の世相もなぜか懐かしい。ほとんど会話や独白で、世界や推理が成り立っちゃうんだから、京極さん、もの凄い技巧だと、あらためて感じた。適当な長さなのも今の私にはありがたい。「三京祭り」の続巻にも期待大。 | ||||
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3連作の1冊だから?京極さんにしちゃ短。物足りなく感じてしまう。 | ||||
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久々の百鬼夜行シリーズ、のスピンオフ作品です。「『鵺の碑』はどうなっているんですかー???」と詰め寄りたいところを、「ままま、これで凌いでおいて下さい」という感じで出された小鉢的な作品です。これはこれで美味しいのですが、「鵺」書く気はあるのですかね?・・・待ちましょう。ビール片手に小鉢摘まんで益々お腹が空いて来るのですが・・・。 | ||||
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京極堂の妹、中禅寺敦子と絡新婦の理の呉美由紀が事件解明に挑む新シリーズ第一弾。 慎重で論理的な敦子と聡明でまっすぐな美由紀のコンビは好い組み合わせ。 今回のキーワードは鬼。 そして「ヒトごろし」との深く繫がっているので2冊読むと面白さが増します。 作中に「鵺の礎」のこともチラっと触れているので、この3部作の後にくるのでは? と期待も膨らみました。 | ||||
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京極先生お得意の、別の作品の登場人物がこちらでは鍵になってる・・・という形式の話です。 正直私は、推理小説であっても読み物として面白ければ、そのトリックが穴だらけでも気にならない方なのですが、うーん、これはどうなのかなあ・・・。 「面白いか、面白くないか」で言えば、「不完全燃焼」という感じですね。スピンオフなので仕様がないとは思いますが、それでも百鬼のように京極節が楽しめる訳ではなく、百器や今昔続百鬼のように痛快な訳でもない。まあ、主人公が真面目な中善寺敦子なので仕方がないのかもしれませんが、京極堂シリーズファンとしては「どうなの、これ・・・?」の読後感が半端ないです。 三京祭りとやらで、別々の出版社から三ヶ月掛けて毎月一冊づつ出るらしいですが、そしてそれを全部予約しましたが、このレベルを量産するならお願いですからお預けになってる「鵺の碑」を完成させて頂きたいです。 | ||||
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百鬼夜行シリーズ敦子ちゃんと美由紀ちゃん版です。やたらと分量が多くなりすぎた前作と異なり分量的にちょうど良いです。このシリーズで堂島大佐は出てこないのかな? | ||||
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