大いなる眠り

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評判

大いなる眠りの評価:

3.95/5点 レビュー 62件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全137件 41〜60 3/7ページ
No.97
(5pt)

マーロウの男気が素敵すぎて

チャンドラーの作品を読むのは2冊目。おもしろいですね。マーロウの冷静でシュールな姿が素敵です。今回もミステリアスな内容になっていて、どうストーリーが展開されるのか楽しみながら読みました。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.96
(5pt)

マーロウの男気が素敵すぎて

チャンドラーの作品を読むのは2冊目。おもしろいですね。マーロウの冷静でシュールな姿が素敵です。今回もミステリアスな内容になっていて、どうストーリーが展開されるのか楽しみながら読みました。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.95
(5pt)

マーロウの男気が素敵すぎて

チャンドラーの作品を読むのは2冊目。おもしろいですね。マーロウの冷静でシュールな姿が素敵です。今回もミステリアスな内容になっていて、どうストーリーが展開されるのか楽しみながら読みました。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.94
(4pt)

ストーリーなんて関係ない

驚くことに、作中でいくつか起こる殺人のうち、未解決のまま本編が終わります。
「誰が犯人なのですか」と聞かれた作者は「知らない」と答えたそうです。
これは読者の想像に任せる、という意味ではなく、本当に何も考えてないのだと思います。
この作品に限らず、マーロウ物はチャンドラーが別で書いた短編をいくつもつなぎ合わせて書かれていることが影響しているそうです。

でもそんなの関係ねえ。

マーロウが抽斗からウイスキーを飲んだり、タフな振る舞いをするこの空気を吸いたくて何度でも読んでしまいます。自分にとって大切な感情を呼び覚ますために想い出の場所に立ち返るように。

ところでマーロウ物にでてくる「オールドフォレスター」はあまり出回ってないようで、私が立ち寄ったいくつかのバーではおいてませんでした。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.93
(4pt)

ストーリーなんて関係ない

驚くことに、作中でいくつか起こる殺人のうち、未解決のまま本編が終わります。
「誰が犯人なのですか」と聞かれた作者は「知らない」と答えたそうです。
これは読者の想像に任せる、という意味ではなく、本当に何も考えてないのだと思います。
この作品に限らず、マーロウ物はチャンドラーが別で書いた短編をいくつもつなぎ合わせて書かれていることが影響しているそうです。

でもそんなの関係ねえ。

マーロウが抽斗からウイスキーを飲んだり、タフな振る舞いをするこの空気を吸いたくて何度でも読んでしまいます。自分にとって大切な感情を呼び覚ますために想い出の場所に立ち返るように。

ところでマーロウ物にでてくる「オールドフォレスター」はあまり出回ってないようで、私が立ち寄ったいくつかのバーではおいてませんでした。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.92
(4pt)

ストーリーなんて関係ない

驚くことに、作中でいくつか起こる殺人のうち、未解決のまま本編が終わります。
「誰が犯人なのですか」と聞かれた作者は「知らない」と答えたそうです。
これは読者の想像に任せる、という意味ではなく、本当に何も考えてないのだと思います。
この作品に限らず、マーロウ物はチャンドラーが別で書いた短編をいくつもつなぎ合わせて書かれていることが影響しているそうです。

でもそんなの関係ねえ。

マーロウが抽斗からウイスキーを飲んだり、タフな振る舞いをするこの空気を吸いたくて何度でも読んでしまいます。自分にとって大切な感情を呼び覚ますために想い出の場所に立ち返るように。

ところでマーロウ物にでてくる「オールドフォレスター」はあまり出回ってないようで、私が立ち寄ったいくつかのバーではおいてませんでした。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.91
(5pt)

小説の楽しさを思い出させてくれた翻訳に感謝

推理小説や探偵諸説は好きなのですが、どうも翻訳モノは言い回しが独特なことが多く、読んでいてじれったく感じてしまい、若いころはともかく、年を取ってくるとあまり長続きしません。

そんな中、こちらの作品は有名な村上春樹の新訳版ということで、何気なく手に取ってみました。村上春樹の作品は読んだことがないので、どんなものかと最初はドキドキしておりました。しかし、読んでみるとやっぱり言い回しが気になってしまい、回りくどい喋り方にイライラすることに。やっぱりダメかと思ったのですが、なぜか先の展開が気になり始め、気が付くと二週間、毎日読んでいました。

仕事が終わって寝る前の、少しの時間に読んでいただけなのですが、読んでいない間はフィリップ・マーロウがいる世界を早く読みたくてウズウズしてしまう自分にビックリしました。本の中の世界に引っ張られているというか、不思議な感じでした。

チャンドラーの独特で、かつ、魅力的な世界観が確立しているとして高い評価を受けている本作ですが、それを追体験させてくれた翻訳に感謝しています。久々に小説で楽しい時間を過ごせました。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.90
(5pt)

小説の楽しさを思い出させてくれた翻訳に感謝

推理小説や探偵諸説は好きなのですが、どうも翻訳モノは言い回しが独特なことが多く、読んでいてじれったく感じてしまい、若いころはともかく、年を取ってくるとあまり長続きしません。

そんな中、こちらの作品は有名な村上春樹の新訳版ということで、何気なく手に取ってみました。村上春樹の作品は読んだことがないので、どんなものかと最初はドキドキしておりました。しかし、読んでみるとやっぱり言い回しが気になってしまい、回りくどい喋り方にイライラすることに。やっぱりダメかと思ったのですが、なぜか先の展開が気になり始め、気が付くと二週間、毎日読んでいました。

仕事が終わって寝る前の、少しの時間に読んでいただけなのですが、読んでいない間はフィリップ・マーロウがいる世界を早く読みたくてウズウズしてしまう自分にビックリしました。本の中の世界に引っ張られているというか、不思議な感じでした。

チャンドラーの独特で、かつ、魅力的な世界観が確立しているとして高い評価を受けている本作ですが、それを追体験させてくれた翻訳に感謝しています。久々に小説で楽しい時間を過ごせました。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.89
(5pt)

小説の楽しさを思い出させてくれた翻訳に感謝

推理小説や探偵諸説は好きなのですが、どうも翻訳モノは言い回しが独特なことが多く、読んでいてじれったく感じてしまい、若いころはともかく、年を取ってくるとあまり長続きしません。

そんな中、こちらの作品は有名な村上春樹の新訳版ということで、何気なく手に取ってみました。村上春樹の作品は読んだことがないので、どんなものかと最初はドキドキしておりました。しかし、読んでみるとやっぱり言い回しが気になってしまい、回りくどい喋り方にイライラすることに。やっぱりダメかと思ったのですが、なぜか先の展開が気になり始め、気が付くと二週間、毎日読んでいました。

仕事が終わって寝る前の、少しの時間に読んでいただけなのですが、読んでいない間はフィリップ・マーロウがいる世界を早く読みたくてウズウズしてしまう自分にビックリしました。本の中の世界に引っ張られているというか、不思議な感じでした。

チャンドラーの独特で、かつ、魅力的な世界観が確立しているとして高い評価を受けている本作ですが、それを追体験させてくれた翻訳に感謝しています。久々に小説で楽しい時間を過ごせました。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.88
(3pt)

文体は魅力的

村上春樹はもちろん、カシオ・イシグロ他たくさんの作家がレイモンド・チャンドラーの大ファンだという。いったい魅力は何なんだろう。つまるところ文体の力というしかないのか。情景描写・行動描写・会話の奥深さ、機知にとんだ比喩があり、主人公のマーロウの行動そのままに物語が進み、次々にいわくありげな人物が出てくる。そういう文体の吸引力に魅力が凝縮されているに違いない。事件自体は糞だし、しょうむないやつも盛りだくさんだ。現実世界もこんなふうに乾ききったものと言いたいんだろうし、それでこそハードボイルドと言われるゆえんかもしれない。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.87
(3pt)

文体は魅力的

村上春樹はもちろん、カシオ・イシグロ他たくさんの作家がレイモンド・チャンドラーの大ファンだという。いったい魅力は何なんだろう。つまるところ文体の力というしかないのか。情景描写・行動描写・会話の奥深さ、機知にとんだ比喩があり、主人公のマーロウの行動そのままに物語が進み、次々にいわくありげな人物が出てくる。そういう文体の吸引力に魅力が凝縮されているに違いない。事件自体は糞だし、しょうむないやつも盛りだくさんだ。現実世界もこんなふうに乾ききったものと言いたいんだろうし、それでこそハードボイルドと言われるゆえんかもしれない。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.86
(3pt)

文体は魅力的

村上春樹はもちろん、カシオ・イシグロ他たくさんの作家がレイモンド・チャンドラーの大ファンだという。いったい魅力は何なんだろう。つまるところ文体の力というしかないのか。情景描写・行動描写・会話の奥深さ、機知にとんだ比喩があり、主人公のマーロウの行動そのままに物語が進み、次々にいわくありげな人物が出てくる。そういう文体の吸引力に魅力が凝縮されているに違いない。事件自体は糞だし、しょうむないやつも盛りだくさんだ。現実世界もこんなふうに乾ききったものと言いたいんだろうし、それでこそハードボイルドと言われるゆえんかもしれない。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.85
(3pt)

戦前のアメリカを舞台にしたハードボイルド小説

ずっとレイモンド・チャンドラーという名前は知っていて、ついにこの方の著作を初めて読みました。
主人公のマーロウは特別体術に優れているとか銃の名手とかいうわけではなく、度胸と機転でその場その場をしのいでいくのがハードボイルド・テイストなのかなと思いました。探偵としての倫理を守る、どこか一本芯の通ったようなスタイルが渋いなと感じました。
戦前アメリカの法制度とその裏のやりとりの雰囲気が伝わってくるようで面白かったです。公権力と裏の権力の比率はある程度大げさに書かれているかもしれませんが、当時読んだ人が納得できる程度にはあっているのかなと思いました。
登場人物の中では、ちびの情報屋のハリー・ジョーンズが最も男気のある人物であるように思いました。

翻訳については村上春樹氏の翻訳は避けたかったのですが、前の翻訳者のバージョンが容易に手に入らなかったので仕方なくこのバージョンを購入しました。翻訳ツールでも使ったかのような直訳で、後書きでは「原文を活かすためにあえてそうした」と書いていてひどい話だなと思いました。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.84
(3pt)

戦前のアメリカを舞台にしたハードボイルド小説

ずっとレイモンド・チャンドラーという名前は知っていて、ついにこの方の著作を初めて読みました。
主人公のマーロウは特別体術に優れているとか銃の名手とかいうわけではなく、度胸と機転でその場その場をしのいでいくのがハードボイルド・テイストなのかなと思いました。探偵としての倫理を守る、どこか一本芯の通ったようなスタイルが渋いなと感じました。
戦前アメリカの法制度とその裏のやりとりの雰囲気が伝わってくるようで面白かったです。公権力と裏の権力の比率はある程度大げさに書かれているかもしれませんが、当時読んだ人が納得できる程度にはあっているのかなと思いました。
登場人物の中では、ちびの情報屋のハリー・ジョーンズが最も男気のある人物であるように思いました。

翻訳については村上春樹氏の翻訳は避けたかったのですが、前の翻訳者のバージョンが容易に手に入らなかったので仕方なくこのバージョンを購入しました。翻訳ツールでも使ったかのような直訳で、後書きでは「原文を活かすためにあえてそうした」と書いていてひどい話だなと思いました。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.83
(3pt)

戦前のアメリカを舞台にしたハードボイルド小説

ずっとレイモンド・チャンドラーという名前は知っていて、ついにこの方の著作を初めて読みました。
主人公のマーロウは特別体術に優れているとか銃の名手とかいうわけではなく、度胸と機転でその場その場をしのいでいくのがハードボイルド・テイストなのかなと思いました。探偵としての倫理を守る、どこか一本芯の通ったようなスタイルが渋いなと感じました。
戦前アメリカの法制度とその裏のやりとりの雰囲気が伝わってくるようで面白かったです。公権力と裏の権力の比率はある程度大げさに書かれているかもしれませんが、当時読んだ人が納得できる程度にはあっているのかなと思いました。
登場人物の中では、ちびの情報屋のハリー・ジョーンズが最も男気のある人物であるように思いました。

翻訳については村上春樹氏の翻訳は避けたかったのですが、前の翻訳者のバージョンが容易に手に入らなかったので仕方なくこのバージョンを購入しました。翻訳ツールでも使ったかのような直訳で、後書きでは「原文を活かすためにあえてそうした」と書いていてひどい話だなと思いました。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.82
(5pt)

想定どおりの品質。でも良い。

好きなものを期待どおりに味わいながら、でもスリルを楽しめる。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.81
(5pt)

想定どおりの品質。でも良い。

好きなものを期待どおりに味わいながら、でもスリルを楽しめる。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.80
(5pt)

想定どおりの品質。でも良い。

好きなものを期待どおりに味わいながら、でもスリルを楽しめる。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.79
(4pt)

人物描写は見事だが謎解きミステリとしては今一つ

双葉氏の旧訳を十代の頃読んだ時はどこがいいのかわからなかった。同じ旧約を今回再読して名作と言われる所以がようやく理解できた。現実性に富んだ人物描写が見事で特に大金持ちのスターンウッド老将軍の二人の娘、姉のヴィヴィアンと妹のカーメンの強烈な個性が鮮やかに描き分けられている。ただ登場人物はチンピラやペテン師が多く人間的魅力のある人物があまりいない。強いて挙げれば終盤に登場する「銀鬘(シルバー・ウイグ)」くらいであろうか。ただ彼女も善良な常識人でしかなく他の偽悪的な人物たちの中ではそれが目立つだけという感もある。

物語は前半が3つの殺人事件の解明、後半はヴィヴィアンの失踪した夫リーガンの行方を追うという展開で生き生きとした会話やスリリングなアクションの中で名探偵マーロウが鮮やかに真相を解明していく。

ただ、前半は事件としては通俗で格調は低く真相が判明しても特に感心するものはなかった。後半は凶悪な殺人鬼との対決となるがこれも事件としては結果的には本筋とは直接関係が無いためやや興ざめであった。

前半の最後で事件の新聞記事をマーロウが読むシーンがあるがこれはマーロウが解明した真相とは若干異なっておりこのへんも皮肉がよくきいている。終盤でマーロウがスターンウッド将軍に語るセリフ「僕はシャーロック・ホームズでもファイロ・ヴァンスでもない」(p253)には驚いたがこれも本格物への皮肉であろうか。またラストにタイトルの「大いなる眠り」という言葉が出て来るが、これも人間の死という尊厳なるものをネタにしてヒーローを気取る従来の名探偵たちへの痛烈な批判となっているのではなかろうか。

なお、中島河太郎氏の解説が非常に参考になった。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.78
(4pt)

人物描写は見事だが謎解きミステリとしては今一つ

双葉氏の旧訳を十代の頃読んだ時はどこがいいのかわからなかった。同じ旧約を今回再読して名作と言われる所以がようやく理解できた。現実性に富んだ人物描写が見事で特に大金持ちのスターンウッド老将軍の二人の娘、姉のヴィヴィアンと妹のカーメンの強烈な個性が鮮やかに描き分けられている。ただ登場人物はチンピラやペテン師が多く人間的魅力のある人物があまりいない。強いて挙げれば終盤に登場する「銀鬘(シルバー・ウイグ)」くらいであろうか。ただ彼女も善良な常識人でしかなく他の偽悪的な人物たちの中ではそれが目立つだけという感もある。

物語は前半が3つの殺人事件の解明、後半はヴィヴィアンの失踪した夫リーガンの行方を追うという展開で生き生きとした会話やスリリングなアクションの中で名探偵マーロウが鮮やかに真相を解明していく。

ただ、前半は事件としては通俗で格調は低く真相が判明しても特に感心するものはなかった。後半は凶悪な殺人鬼との対決となるがこれも事件としては結果的には本筋とは直接関係が無いためやや興ざめであった。

前半の最後で事件の新聞記事をマーロウが読むシーンがあるがこれはマーロウが解明した真相とは若干異なっておりこのへんも皮肉がよくきいている。終盤でマーロウがスターンウッド将軍に語るセリフ「僕はシャーロック・ホームズでもファイロ・ヴァンスでもない」(p253)には驚いたがこれも本格物への皮肉であろうか。またラストにタイトルの「大いなる眠り」という言葉が出て来るが、これも人間の死という尊厳なるものをネタにしてヒーローを気取る従来の名探偵たちへの痛烈な批判となっているのではなかろうか。

なお、中島河太郎氏の解説が非常に参考になった。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420