大いなる眠り

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評判

大いなる眠りの評価:

3.95/5点 レビュー 62件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全137件 21〜40 2/7ページ
No.117
(5pt)

ハードボイルド好きの方は必読です。

初めて村上春樹訳のチャンドラー作品を読みましたが、非常に読みやすいと感じました。
そして、若き日のフィリップマーロウという男に改めて惚れ込んでしまいました。
チャンドラーの他の作品と同様に、これからも何度も何度も読み返していこうと思っています。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.116
(5pt)

ハードボイルド好きの方は必読です。

初めて村上春樹訳のチャンドラー作品を読みましたが、非常に読みやすいと感じました。
そして、若き日のフィリップマーロウという男に改めて惚れ込んでしまいました。
チャンドラーの他の作品と同様に、これからも何度も何度も読み返していこうと思っています。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.115
(5pt)

オーディブル版は違う作品になってしまってます。

著者・訳者ともに素晴らしく、名作です。

本に対しては星をいくつも追加したい気持ちですが、問題はオーディブル版。何故ハードボイルドをあんな風に読むのか、制作したのは他の作品とは違う人なのか、それで良しと販売に進めたのか不思議でした。マーロウがまるで好青年みたいな話し方で別人になってしまって
聞くことができませんでした。
オーディブルではタイトルを聞かないと評価することができないみたいですが、聞くに堪えないもの。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.114
(5pt)

オーディブル版は違う作品になってしまってます。

著者・訳者ともに素晴らしく、名作です。

本に対しては星をいくつも追加したい気持ちですが、問題はオーディブル版。何故ハードボイルドをあんな風に読むのか、制作したのは他の作品とは違う人なのか、それで良しと販売に進めたのか不思議でした。マーロウがまるで好青年みたいな話し方で別人になってしまって
聞くことができませんでした。
オーディブルではタイトルを聞かないと評価することができないみたいですが、聞くに堪えないもの。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.113
(5pt)

オーディブル版は違う作品になってしまってます。

著者・訳者ともに素晴らしく、名作です。

本に対しては星をいくつも追加したい気持ちですが、問題はオーディブル版。何故ハードボイルドをあんな風に読むのか、制作したのは他の作品とは違う人なのか、それで良しと販売に進めたのか不思議でした。マーロウがまるで好青年みたいな話し方で別人になってしまって
聞くことができませんでした。
オーディブルではタイトルを聞かないと評価することができないみたいですが、聞くに堪えないもの。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.112
(1pt)

面白くなかった。その理由。

面白くなかった。その理由としては、気取った文章を書こうとし過ぎて読むのが面倒くさくなる。また、それを乗り越えてでも読みたいと思うほどストーリーや人物が魅力的ではない。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.111
(1pt)

面白くなかった。その理由。

面白くなかった。その理由としては、気取った文章を書こうとし過ぎて読むのが面倒くさくなる。また、それを乗り越えてでも読みたいと思うほどストーリーや人物が魅力的ではない。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.110
(1pt)

面白くなかった。その理由。

面白くなかった。その理由としては、気取った文章を書こうとし過ぎて読むのが面倒くさくなる。また、それを乗り越えてでも読みたいと思うほどストーリーや人物が魅力的ではない。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.109
(3pt)

ダメかね

紙がひどい。わら半紙かと思った。清水さん翻訳の「さらば愛しき…」は最高の手触りで、恍惚の読書を楽しめたが、流石に村上さんはギャラ高いのか、コストカットで、本当にページめくる手触り最悪
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.108
(3pt)

ダメかね

紙がひどい。わら半紙かと思った。清水さん翻訳の「さらば愛しき…」は最高の手触りで、恍惚の読書を楽しめたが、流石に村上さんはギャラ高いのか、コストカットで、本当にページめくる手触り最悪
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.107
(3pt)

ダメかね

紙がひどい。わら半紙かと思った。清水さん翻訳の「さらば愛しき…」は最高の手触りで、恍惚の読書を楽しめたが、流石に村上さんはギャラ高いのか、コストカットで、本当にページめくる手触り最悪
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.106
(4pt)

隠蔽の悲劇へのハードボイルド

財力と名声が故の隠蔽事件の複雑な絡み合いを、薄皮を剥ぐようにして暴いていく私立探偵フィリップ・マーロウの手並みは見事という他はありません。
一癖も二癖もある登場人物達と交わす、人生についての含蓄のある台詞の数々は、ハードボイルドの真骨頂でしょうか。
個人的には、事件に関わる女性達への粋な優しさが印象的でした。主人公、犯人、そして読者の「大いなる眠り」の為に。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.105
(4pt)

隠蔽の悲劇へのハードボイルド

財力と名声が故の隠蔽事件の複雑な絡み合いを、薄皮を剥ぐようにして暴いていく私立探偵フィリップ・マーロウの手並みは見事という他はありません。
一癖も二癖もある登場人物達と交わす、人生についての含蓄のある台詞の数々は、ハードボイルドの真骨頂でしょうか。
個人的には、事件に関わる女性達への粋な優しさが印象的でした。主人公、犯人、そして読者の「大いなる眠り」の為に。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.104
(4pt)

隠蔽の悲劇へのハードボイルド

財力と名声が故の隠蔽事件の複雑な絡み合いを、薄皮を剥ぐようにして暴いていく私立探偵フィリップ・マーロウの手並みは見事という他はありません。
一癖も二癖もある登場人物達と交わす、人生についての含蓄のある台詞の数々は、ハードボイルドの真骨頂でしょうか。
個人的には、事件に関わる女性達への粋な優しさが印象的でした。主人公、犯人、そして読者の「大いなる眠り」の為に。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.103
(5pt)

チャンドラーの世界を満喫

新訳でチャンドラーの名作がより良い表現でマーローの人物像が際立ち三作を何度も聴いています。ナレーションも素晴らしい。残念なのは長いお別れだけナレーターがあっておらず聴く気にならない。古屋敷さんの朗読での再版を切望します。
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.102
(5pt)

チャンドラーの世界を満喫

新訳でチャンドラーの名作がより良い表現でマーローの人物像が際立ち三作を何度も聴いています。ナレーションも素晴らしい。残念なのは長いお別れだけナレーターがあっておらず聴く気にならない。古屋敷さんの朗読での再版を切望します。
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.101
(5pt)

チャンドラーの世界を満喫

新訳でチャンドラーの名作がより良い表現でマーローの人物像が際立ち三作を何度も聴いています。ナレーションも素晴らしい。残念なのは長いお別れだけナレーターがあっておらず聴く気にならない。古屋敷さんの朗読での再版を切望します。
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018
No.100
(5pt)

金持ち老人の若き娘は狂ってる、病気だ

主人公で語り手の私立探偵マーロウは、元警官。

彼は自分を「私」と呼んで、ちょっと気取った一人称単数で語る探偵小説です。
この「私」という自称には、読者としてのワシは終始、違和感を感じましたでごわす。

かと言って、
<僕>では、育ちのよい坊ちゃんぽくて、大人になりきっていないようで、探偵なんかに似合わないし……
ひらがなの<わたし>では、なんとなくやわでオカマっぽいし……
<おいら>では、教養がなく、頭悪そうだし……
<自分>から<自分は>と呼ぶ人間では、
上役の忖度ばかりしている下級の軍人とか警官みたいであります。失礼、敬礼。
自分で自分の行動を決められない組織人っぽいし……

やっぱり<おれ>くらいってことになるのかな。

本書の書名『大いなる眠り』は、
<ザ・ビッグ・スリープ>と、カタカナのタイトルにしてほしかったでごわす。
『リトル・シスター』のように。

ビッグとかリトルは最早、日本語です。「大いなる」とか「ちっこい」とかの翻訳不要。
「小鳥くん(リトル・バード)」(262頁)は、ちょっと小馬鹿にした感じが出てて、
いい和訳だとは思いますが、
リトルは今や、カタカナが書ける小学生でも訳せそう。
幼稚園生だって、ぼくビッグ・バードちってるよ。

「彼女は君にはでかすぎる」(219頁)
「出ていってくれないか、スモール・サイズくん」(220頁)

こんな日本語の言外の深い意味だって、中学生でも分かるヤツには分かるよな。ですよね。
「スモール」も最早、日本語です。
「スモール・サイズくん」という「くん」付けのカタカナ書きで必要十分です。

「大いなる」という日本語は、「大」という文字が入っている割には、ビッグな感じがしません。
古臭い、黴臭い、加齢臭のする日本語ダッチューノ。やだ、古過ぎ。

ワシみたいな老人だって、『大いなる眠り』って何じゃい? って訊きたくなるもんな。
死のことか?
大便、小便じゃあ、あるまいし。眠りに大小はない。昼食後のチョイ寝は毎日するけどな。

歳をとれば、
「眠りは浅く、起きているとも眠っているとも見分けのつかんような、情けない代物」(13頁)になる。
睡眠時間だけ多くなるけど、眠った気が全然せえへん。多いなる眠り、なんちゃって。

情けないと言えば、昨日までグレート、グレートを頻発してた、どっかの大統領を思い出します。
大国小国をやたら強調する時代はやっと終わりました。
眠りについても、これからは、電気自動車の時代です。電気羊の眠りを考える時代です。

「死者は大いなる眠りの中にいるわけだ」(309頁)
「ほどなく彼もまた、ラスティー・リーガンと同じ、大いなる眠りに包まれるだろう」(310頁)

読書の好きな読者のワシも既に、一日24時間の半分(12時間)は、多いなる眠りに包まれ、
多いなる眠りの中にいる。じいちゃん、寝過ぎ、の孫の声が聞こえてくるけど。

「シカゴのオーバーコート(棺桶のこと)」(234頁)の中に片足、突っこんでいるわけだ。
ワシはもう半分、死んでいるのか。

本書に登場する老人ガイ・スターンウッド将軍なんて、「三分の二は死んでいる」(18頁)
「ただ時が来るのを待っている」(310頁)
「大いなる眠りに包まれる」日も近いだろう。

「それこそ時間に競争するみたいに」(308頁)
「まず妹をどこかの施設に入れることだ。二十四時間監視のついたところにね」(308頁)

「大いなる眠りに包まれる」までは、二十四時間毎に、無意識の浅い眠りがくり返される。
浅い眠りの中では、無意識の悪行も繰り返される。

恐いことです。
だけれども、「酒は助けにはならなかった」(310頁)

巻末の「訳者あとがき」は、力作です。
題して「警察にできなくて、フィリップ・マーロウにできること」

この「訳者あとがき」を読んで、読者のワシは、思い出しました。
行方不明になった子どもを、大勢の警察や消防団は何日かけても見つけられなかったのに、
スーパーヴォランティアのおじちゃんは、瞬く間に発見した話を。
「…くーん、どこだ?」
「ぼく、ここだよ」
大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4150704643
No.99
(5pt)

金持ち老人の若き娘は狂ってる、病気だ

主人公で語り手の私立探偵マーロウは、元警官。

彼は自分を「私」と呼んで、ちょっと気取った一人称単数で語る探偵小説です。
この「私」という自称には、読者としてのワシは終始、違和感を感じましたでごわす。

かと言って、
<僕>では、育ちのよい坊ちゃんぽくて、大人になりきっていないようで、探偵なんかに似合わないし……
ひらがなの<わたし>では、なんとなくやわでオカマっぽいし……
<おいら>では、教養がなく、頭悪そうだし……
<自分>から<自分は>と呼ぶ人間では、
上役の忖度ばかりしている下級の軍人とか警官みたいであります。失礼、敬礼。
自分で自分の行動を決められない組織人っぽいし……

やっぱり<おれ>くらいってことになるのかな。

本書の書名『大いなる眠り』は、
<ザ・ビッグ・スリープ>と、カタカナのタイトルにしてほしかったでごわす。
『リトル・シスター』のように。

ビッグとかリトルは最早、日本語です。「大いなる」とか「ちっこい」とかの翻訳不要。
「小鳥くん(リトル・バード)」(262頁)は、ちょっと小馬鹿にした感じが出てて、
いい和訳だとは思いますが、
リトルは今や、カタカナが書ける小学生でも訳せそう。
幼稚園生だって、ぼくビッグ・バードちってるよ。

「彼女は君にはでかすぎる」(219頁)
「出ていってくれないか、スモール・サイズくん」(220頁)

こんな日本語の言外の深い意味だって、中学生でも分かるヤツには分かるよな。ですよね。
「スモール」も最早、日本語です。
「スモール・サイズくん」という「くん」付けのカタカナ書きで必要十分です。

「大いなる」という日本語は、「大」という文字が入っている割には、ビッグな感じがしません。
古臭い、黴臭い、加齢臭のする日本語ダッチューノ。やだ、古過ぎ。

ワシみたいな老人だって、『大いなる眠り』って何じゃい? って訊きたくなるもんな。
死のことか?
大便、小便じゃあ、あるまいし。眠りに大小はない。昼食後のチョイ寝は毎日するけどな。

歳をとれば、
「眠りは浅く、起きているとも眠っているとも見分けのつかんような、情けない代物」(13頁)になる。
睡眠時間だけ多くなるけど、眠った気が全然せえへん。多いなる眠り、なんちゃって。

情けないと言えば、昨日までグレート、グレートを頻発してた、どっかの大統領を思い出します。
大国小国をやたら強調する時代はやっと終わりました。
眠りについても、これからは、電気自動車の時代です。電気羊の眠りを考える時代です。

「死者は大いなる眠りの中にいるわけだ」(309頁)
「ほどなく彼もまた、ラスティー・リーガンと同じ、大いなる眠りに包まれるだろう」(310頁)

読書の好きな読者のワシも既に、一日24時間の半分(12時間)は、多いなる眠りに包まれ、
多いなる眠りの中にいる。じいちゃん、寝過ぎ、の孫の声が聞こえてくるけど。

「シカゴのオーバーコート(棺桶のこと)」(234頁)の中に片足、突っこんでいるわけだ。
ワシはもう半分、死んでいるのか。

本書に登場する老人ガイ・スターンウッド将軍なんて、「三分の二は死んでいる」(18頁)
「ただ時が来るのを待っている」(310頁)
「大いなる眠りに包まれる」日も近いだろう。

「それこそ時間に競争するみたいに」(308頁)
「まず妹をどこかの施設に入れることだ。二十四時間監視のついたところにね」(308頁)

「大いなる眠りに包まれる」までは、二十四時間毎に、無意識の浅い眠りがくり返される。
浅い眠りの中では、無意識の悪行も繰り返される。

恐いことです。
だけれども、「酒は助けにはならなかった」(310頁)

巻末の「訳者あとがき」は、力作です。
題して「警察にできなくて、フィリップ・マーロウにできること」

この「訳者あとがき」を読んで、読者のワシは、思い出しました。
行方不明になった子どもを、大勢の警察や消防団は何日かけても見つけられなかったのに、
スーパーヴォランティアのおじちゃんは、瞬く間に発見した話を。
「…くーん、どこだ?」
「ぼく、ここだよ」
大いなる眠り Amazon書評・レビュー: 大いなる眠りより
4152093420
No.98
(5pt)

金持ち老人の若き娘は狂ってる、病気だ

主人公で語り手の私立探偵マーロウは、元警官。

彼は自分を「私」と呼んで、ちょっと気取った一人称単数で語る探偵小説です。
この「私」という自称には、読者としてのワシは終始、違和感を感じましたでごわす。

かと言って、
<僕>では、育ちのよい坊ちゃんぽくて、大人になりきっていないようで、探偵なんかに似合わないし……
ひらがなの<わたし>では、なんとなくやわでオカマっぽいし……
<おいら>では、教養がなく、頭悪そうだし……
<自分>から<自分は>と呼ぶ人間では、
上役の忖度ばかりしている下級の軍人とか警官みたいであります。失礼、敬礼。
自分で自分の行動を決められない組織人っぽいし……

やっぱり<おれ>くらいってことになるのかな。

本書の書名『大いなる眠り』は、
<ザ・ビッグ・スリープ>と、カタカナのタイトルにしてほしかったでごわす。
『リトル・シスター』のように。

ビッグとかリトルは最早、日本語です。「大いなる」とか「ちっこい」とかの翻訳不要。
「小鳥くん(リトル・バード)」(262頁)は、ちょっと小馬鹿にした感じが出てて、
いい和訳だとは思いますが、
リトルは今や、カタカナが書ける小学生でも訳せそう。
幼稚園生だって、ぼくビッグ・バードちってるよ。

「彼女は君にはでかすぎる」(219頁)
「出ていってくれないか、スモール・サイズくん」(220頁)

こんな日本語の言外の深い意味だって、中学生でも分かるヤツには分かるよな。ですよね。
「スモール」も最早、日本語です。
「スモール・サイズくん」という「くん」付けのカタカナ書きで必要十分です。

「大いなる」という日本語は、「大」という文字が入っている割には、ビッグな感じがしません。
古臭い、黴臭い、加齢臭のする日本語ダッチューノ。やだ、古過ぎ。

ワシみたいな老人だって、『大いなる眠り』って何じゃい? って訊きたくなるもんな。
死のことか?
大便、小便じゃあ、あるまいし。眠りに大小はない。昼食後のチョイ寝は毎日するけどな。

歳をとれば、
「眠りは浅く、起きているとも眠っているとも見分けのつかんような、情けない代物」(13頁)になる。
睡眠時間だけ多くなるけど、眠った気が全然せえへん。多いなる眠り、なんちゃって。

情けないと言えば、昨日までグレート、グレートを頻発してた、どっかの大統領を思い出します。
大国小国をやたら強調する時代はやっと終わりました。
眠りについても、これからは、電気自動車の時代です。電気羊の眠りを考える時代です。

「死者は大いなる眠りの中にいるわけだ」(309頁)
「ほどなく彼もまた、ラスティー・リーガンと同じ、大いなる眠りに包まれるだろう」(310頁)

読書の好きな読者のワシも既に、一日24時間の半分(12時間)は、多いなる眠りに包まれ、
多いなる眠りの中にいる。じいちゃん、寝過ぎ、の孫の声が聞こえてくるけど。

「シカゴのオーバーコート(棺桶のこと)」(234頁)の中に片足、突っこんでいるわけだ。
ワシはもう半分、死んでいるのか。

本書に登場する老人ガイ・スターンウッド将軍なんて、「三分の二は死んでいる」(18頁)
「ただ時が来るのを待っている」(310頁)
「大いなる眠りに包まれる」日も近いだろう。

「それこそ時間に競争するみたいに」(308頁)
「まず妹をどこかの施設に入れることだ。二十四時間監視のついたところにね」(308頁)

「大いなる眠りに包まれる」までは、二十四時間毎に、無意識の浅い眠りがくり返される。
浅い眠りの中では、無意識の悪行も繰り返される。

恐いことです。
だけれども、「酒は助けにはならなかった」(310頁)

巻末の「訳者あとがき」は、力作です。
題して「警察にできなくて、フィリップ・マーロウにできること」

この「訳者あとがき」を読んで、読者のワシは、思い出しました。
行方不明になった子どもを、大勢の警察や消防団は何日かけても見つけられなかったのに、
スーパーヴォランティアのおじちゃんは、瞬く間に発見した話を。
「…くーん、どこだ?」
「ぼく、ここだよ」
大いなる眠り (創元推理文庫 131-1) Amazon書評・レビュー: 大いなる眠り (創元推理文庫 131-1)より
4488131018