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悪女イブ
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悪女イブの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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世を捨てたような不敵なプライドを持つ娼婦イブの魅力に虜となった劇作家クライブの転落が濃密に描かれるが中盤から同様なパターンが繰り返されやや冗長であった。イブは魔性の女ではあるがドライで劣等感も強く悪女というイメージは無い。むしろ主人公クライブの方が諸悪の根源となっておりその無鉄砲で不実な言動の繰り返しにはうんざりしてしまう。 人物描写は現実感があり各人の個性がわかりやすく描き分けられている。特に聡明で才能も豊かなキャロルは「誠実で高潔な女性」(p41)でクライブの全てを受け入れて愛するという男性の理想像として描かれておりイブとは好対照である。イブについては前半は謎めいているが後半からはその実像が明らかになっていく。明のキャロル、暗のイブの間でクライブの心が揺れ動いていく様が見事である。脇役としてはクライブの召使ラッセルがいい味を出している。またハリウッドの大物ゴールドも迫力がありサスペンスを盛り上げている。 ただミステリとして見た場合は冗長感がありもう少しメリハリが欲しいところであった。 | ||||
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創元さんのチェイス著作群のネーミング・センスはイカしているものが多く自分も好きだけど、この作品に関してはどうかと。読後の印象をチェイスの狙い通りに誘導する上で難があるように思われます。星3つはタイトル難を割り引いて(作品の出来には星4つ)。とにかく原題を頭において読むべし、です。 | ||||
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