悪女イブ
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ユペール様主演の映画の原作で買いましたら | ||||
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何をきっかけに買ったか覚えていないけど、面白かった。 なんとも納得感のある説得力のある物語だった、わたしには。 書名に悪女とあるが、馬鹿男の話でもある。 悪女も馬鹿男もそれ単体では存在するのは難しく、他者との関係で確立されるのではないか。 まあ、その話はいいか。 彼女・彼がそれぞれ、“悪”女なのか、“馬鹿”男なのかは、読み手の判断と思う。 でも、わたしには彼女は魅力的、その字の通りに惹きつける力を感じた。 そして、彼には主体性のなさ、さまざまな依存、現実からの逃避など、わたし自身の馬鹿さを見せつけられた。 といった感想だと暗いイメージになってしまうけどそんな感じは少なく、これからどうなっていくんだろう(、ドツボに嵌まるのは間違いけど)という物語展開なので、後ろめたい過去のない人にはストーリーだけで楽しめるかもしれない。 ま、好みにもよるんだろうけど、昔の映画を観たら思いのほかハラハラドキドキしてしまったといった読後感。 作家である主人公が興行筋から与えられたテーマと本作の主題のシンクロとか、舞台となっているハリウッドと映画的な表現・展開との重なりとか、物語の作りも面白いなあと思った。 結構、嵌まりましたよ。 | ||||
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世を捨てたような不敵なプライドを持つ娼婦イブの魅力に虜となった劇作家クライブの転落が濃密に描かれるが中盤から同様なパターンが繰り返されやや冗長であった。イブは魔性の女ではあるがドライで劣等感も強く悪女というイメージは無い。むしろ主人公クライブの方が諸悪の根源となっておりその無鉄砲で不実な言動の繰り返しにはうんざりしてしまう。 人物描写は現実感があり各人の個性がわかりやすく描き分けられている。特に聡明で才能も豊かなキャロルは「誠実で高潔な女性」(p41)でクライブの全てを受け入れて愛するという男性の理想像として描かれておりイブとは好対照である。イブについては前半は謎めいているが後半からはその実像が明らかになっていく。明のキャロル、暗のイブの間でクライブの心が揺れ動いていく様が見事である。脇役としてはクライブの召使ラッセルがいい味を出している。またハリウッドの大物ゴールドも迫力がありサスペンスを盛り上げている。 ただミステリとして見た場合は冗長感がありもう少しメリハリが欲しいところであった。 | ||||
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大変古い時代設定なのであるが、面白かった。 映画の『イブのすべて』はジャンヌ・モローの魅力のみで成り立っているが、最近の映画『EVA』は現代に置き換えて成功している。 | ||||
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創元さんのチェイス著作群のネーミング・センスはイカしているものが多く自分も好きだけど、この作品に関してはどうかと。読後の印象をチェイスの狙い通りに誘導する上で難があるように思われます。星3つはタイトル難を割り引いて(作品の出来には星4つ)。とにかく原題を頭において読むべし、です。 | ||||
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