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W県警の悲劇
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W県警の悲劇の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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| この小説は、女性を重視しているのかどうか? 一見、通常の女性蔑視は見られない。セクハラ警部を辞職に追い込むあたりは、なるほどと感心してしまう。 しかし、何かおかしい。 父親の真の姿を知って娘の行う行為は、理解できる。しかし、婚約者の裏切りに対する彼女の行為は、正常性の閾値の低下した犯罪者の予感を感じる。 最後の結末は、これも女性への敵意ではないかと感じる。優秀な監察官がこのようなことをするだろうか? また、その制裁を行う女性に共感を持てるだろうか? どちらも異様としか言いようがない。 ただ、探し物の得意な「彼女」への愛情あふれる記述には、少し驚かされた。警察小説でこのような無垢な恋愛に出会うとは、初めての経験だった。 内容は面白く、読みやすいが、決して女性を重視しているわけではなく、むしろ異常性を描いている点に注意したい。やはり何か女性嫌悪があるような気がした。 | ||||
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| 以下の内容には【ネタバレ】が含まれる可能性があります 全六編の連作短編集で,一つ目の真相や黒さに,その後への期待が膨らんだのですが, 二,三つ目と同じ『仕掛け』が続き,しかも狙いが見え見えで,一気に気分は萎え萎え. 以降も,『どんでん返し』ありきの構成,演出が目立ち,事件や物語が薄く感じられます. また,最後の編にしても,ここまで来て…と,その物語自体は悪くなかったものの, そこへと導く流れや人物に都合の良さが覗き,それまでを束ねる見せ場になるはずが, 「またか」の思いが先に来てしまい,収まりの悪い幕引きとなっているように映ります. 短編ながら,どの編も起伏がしっかりとあり,読みやすいのは良かったと思いますが, 似たような事件や,早々と漂うマンネリ感など,連作としては物足りなさが残りました. | ||||
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| 本書も新聞広告に惹かれて手にしたものだ、懲りない性格なのだ。 つまるところ、なかなか宣伝文句通りのお楽しみにまでは至らないということだ、今だに。 本書は表紙や宣伝帯コピーからはかなり下品な印象を受けたし、タイトルも際どい。 僕の直感では「Wの悲劇」への 何らかの関りがあるのかな?という予断があった。 「Wの悲劇」はと言えばどうしても薬師丸ひろ子さんのシネマが僕には強烈であり、 もしそうであれば本作は「女性の強さ」がテーマであるだろうと云うくらいの予想はあった。 本書は短編6作、それもかなり密接度の高い連作形式として一つの主張が感じ取れる、 それはやっぱり「女性の社会的差別打破」だった。 今(2021年2月5日)まさしく「森五輪実行委員長」の女性差別発言が 世界を巡りまわっているなかで読み終えたのは何かの因縁だろうか。 宣伝コピーにもあるように「ネタバレ絶対厳禁」であるし、ネタバレする悪意も持ち合わせていないが、要するに叙述的トリック尽くしだ。 というと、それを意識して読み進むことになるが、それでもこのトリックにはまってしまうだろう、恐らくは。 ということでこれ以上深くレビューすることもできないのだが、いわゆる県警物語であり、読者を欺くトリックが目玉であり、伏流として女性応援、差別打破が仕掛けられている。 と言って横山秀夫さんの県警小説とはまるで違う、タイトルだけで誤解しないようにしたい (表紙のイラストからしてそんなこともないとは思うけどね)。 偽りのない感想として…「女性は怖い」だった。 | ||||
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| ラストのどんでん返しと種明かしだけが評価できる凡作。短編集だから最後まで読めた。 | ||||
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