■スポンサードリンク


W県警の悲劇



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
W県警の悲劇 (文芸書)

W県警の悲劇の評価: 4.00/5点 レビュー 19件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(4pt)

むずかしいなあ

面白いんですけど、3話目くらいからかな??
この本は普通の本じゃないというのがはっきりしてしまうので、前振りが白々しくなってしまって、ちょっと没入感が低下する感じが。

ただ、本としては面白いと思います。個人的に高く評価したいのは、女主人公の本にありがちな、「延々と愚痴」というパートがほとんどなかったことかな。
ミステリー的に意味が無いから書かなかったのかもしれませんが、あれがなかっただけでも凄く読みやすかった。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.13:
(5pt)

あの作品のオマージュ?!

W県警を舞台にした短編連続小説で、大胆などんでん返しと「そうきたか!」と唸らせる人物関係に翻弄されるように 魅せられつつ読み進んだ先に待つビターな終幕に、いい意味でヤラれました!
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.12:
(4pt)

地方警察の闇を暴く緊迫の社会派ミステリー

本書は警察という閉鎖的な組織の中で、真実を追求することの困難さがリアルに描かれており、読者は主人公と共に緊張感を共有する。

著者は、登場人物の心理描写に優れている。

主人公だけでなく、脇役たちの心の動きや背景も丁寧に描かれており、彼らの行動に対する理解が深まる。

特に印象的なのは、物語が単なる事件の解決にとどまらず、社会問題や組織の在り方についても深く掘り下げている点。

読後には、警察組織のあり方や、個々の正義感について考えさせられる。

本書は、ミステリーとしての面白さと社会派小説としての深みを兼ね備えた作品。

警察小説ファンのみならず、社会問題に関心のある読者にもおすすめできる一冊。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.11:
(4pt)

ドラマを先に見て【(ドラマの方の)ネタバレ注意】

先に本書が原作の芦名星さん主演の連ドラを見て興味を持って購入。
ドラマはオリジナルの2話含め、全8話。本作品の6作全て採用されている。また、内容は各話ゲスト女優が演じる女性警察官が関わる事件で、全話全て芦名さん演じる主人公の女性警視が登場する。
一方、本書では全を通じ話題には出てくるが、実際活躍するのは、最初と最後の作品。
ドラマを見て、またイヤミスと聞き覚悟して読んだが、陰惨な事件やブラックなエンディングにかかわらず、ドラマと違ってカラッとした印象。
ドラマでは演出にもよる部分が大きいが、どうしても主演の芦名さんに感情移入してしまうせいだろう。

最も面白かったのは「ガサ入れの朝」(ドラマでは「一途な女」)。やはり叙述トリックなので、ドラマの方は若干無理があったが、優希美青さんが乙女な千春役を上手に演じていた。想いを寄せる上司が鶴見慎吾さんで原作イメージよりダンディな感じだがなかなか合っていた。
また「破戒」(ドラマでは「禁忌の女」)は、ドラマ化で最も改変が多かった。原作では事件を担当する再雇用された女性警察官が、ドラマでは容疑者。床嶋さんが演じ、芦名さん演じる警視の元同期ではなく元先輩警官に変更されている。この話は先に見たせいもありドラマの方が印象的だった。一時は共に上を目指していた女性警察官同士が、ある時点で一方がキャリアを捨て家庭を選んだため決別したものの、事件をきっかけに正反対の立場で相対し、解決後は再び別々の道を進んでいく。二人の対照的な生き様が興味深かった。
あと、清さんについて触れないわけにはいかないだろう。ドラマでは佐藤仁美さんが演じインパクト最大の登場人物だったが、原作の方がさらにパワフル。彼女を主人公に続編を書いて欲しい。
ドラマに関しては、佐藤さんの怪演が気になるところだが、続編は望まない。話の筋に影響しないとしても、やはり芦名さんの不在が痛い。ご冥福をお祈りいたします。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.10:
(5pt)

面白かった

短編集でそれぞれ面白いですがきちんと回収される結末がさらによかったです。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.9:
(4pt)

ドラマの最終回はどうなるんだこれ

ドラマを観て面白かったんで、原作も読んでみました(ドラマは第7話で、まだ最終回には達してない段階)。
普通、ドラマや映画はある程度端折ってて、原作小説の方が細部にわたって深い内容ですよね。でも、これの場合は逆。
もし小説から読んでいたら、「無理矢理にブラックなどんでん返しを盛り込んでいるだけの、なんか薄っぺらい警察小説」という感想だったと思います。
最終話に達するまでは。

本作は短編連作小説なのですが、最終話のブラックどんでん返しがかなり凄いんですよ。いやー、これはまったくの予想外。ネタバレは書きませんが、ヒントは「なるほど、これはまさに連作だ!!!」という感じ。
しかしこれ、ドラマの最終回はどうなるんでしょう。ドラマは、原作を微妙に変えてます。例えば第一話、「第一話の当事者の恋人」の扱いが、ドラマと原作とでは違ってます。原作まんまで行って欲しいなー。絶対に観ないと!

というわけで、「ドラマを第7話まで観た段階で小説を読んだ」という前提ありきで星四つ、小説単体だけで読んでたら星三つということで、ギリギリ四つ星評価とさせていただきたいと思います。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.8:
(4pt)

ブラックでいい。

背中に冷水を浴びせられたような感触。ゾクッとしました。
短編連作が次の物語への期待を盛り上げてくれる。
この作家らしく楽しめました。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.7:
(4pt)

どんでん返しが好きな方に

W県警を舞台にした短編集全6編。大体の物語が女性を主人公に据えられ、何れもラストにひと捻りある仕上がりになっていて、ミステリー好きには溜まらないと思います。しかも、最終話は最初の話に絡んでいるという凝ったつくりになっています。

如何にも読み手を騙そうとしているものや、予想通りの結末のものもありますが、毒が利いていて見事なラストに唸らされた「私の戦い」や、物語の構成に作者の技巧が光る「消えた少女」の2編が個人的には秀逸かと思います。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.6:
(4pt)

どんでん返しが面白い

表紙をよく見ると、髑髏が浮かび上がってくる。それが暗示するがごとく、W県警には、これからずっとずうっと悲劇が続いていくことだろう。正義を自認する者は、悪魔と紙一重であるのだ。いったい何を言ってるんだと思うでしょ。どんでん返しばかりの6つの短編を読めば、それが分かる。6つの短編の主人公はそれぞれ違うが、お互いに関りがいろんな意味である。その中の皆が仰ぎ見る松永菜穂子警視が最後に来るんだろうなあと思っていたら、その通りだった。警視から警視正になって、めでたしめでたしだったけど⋯。ところで、5話「破戒」で、神に対して犯した罪を俗世の法律による罪に肩代わりさせるというのは、どうなのだろう?ちょっと無理があると思うけどなあ。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.5:
(5pt)

どんでん返し

同じ女性として男社会の職場で働いていた身として、共感できるところがおおくあった。
セクシャルハラスメントの意趣返しなどは爽快だった。
最終章で、え?というどんでん返しがあり、ストーリーの筋立ては巧いな〜と感心した。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.4:
(5pt)

ひねった落とし方の作品がいい

タイトルはもしかすると夏樹静子の「Wの悲劇」からとったものでしょうか。
作品の内容は、警察官が登場する本格推理小説です。連作短編集となっています。
帯にある通り、どの作品にもどんでん返しがしかけてあり、退屈することはありません。
個人的に一番よかったのは、おそらく著者自身としてはそれほど評価が高くないであろう「私の戦い」です。
(なぜ評価がそれほど高くないと考えたかというと、短編集のまん中に配置されているからです。)
ほかの作品が、どんでん返しの手法として「ひっくり返し」ているのに対し、この作品は「ひねっている」感じがして、しかも、そのひねりが鮮やかに決まっているからです。
みごとだと思います。
この1作で、星5つをつけました。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.3:
(5pt)

読みやすく、一気読み

それぞれ主人公は違うものの、W県警内で起こる事件の連作短編集。全作に女性初の警視正という女性が絡んでいます。
最初の『洞の奥』を読んだときは、ありきたりなミステリだなとは思いましたが、全体を通してみれば、それぞれ女性が主人公で感情移入しやすかったというのもありますが、叙述ミステリもあったりといろいろとバラエティーに富んでいて、最後まで飽きずに一気読みしていました。面白かったです。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.2:
(4pt)

ツイストが効いている

舞台を共有したミステリの連作集です。
各エピソード終盤に意外な真実やどんでん返しがあり読み物として単純に飽きること無く読めました。
ただ同じ舞台を共有しながらキャラクタの書き込みが薄かったと感じます。キャラクタの濃い狂言回しがいても良いのでは?と思いました。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526
No.1:
(5pt)

身構えてたのに…

「騙されまい」と身構えてたのに、語り口の巧さにガード崩されて、まんまと何度も騙されてしまったことよ。
W県警の悲劇 (文芸書)Amazon書評・レビュー:W県警の悲劇 (文芸書)より
4198647526

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!