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(アンソロジー)
シャーロック・ホームズの災難
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【この小説が収録されている参考書籍】
シャーロック・ホームズの災難の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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こちらのお店で販売されている商品は、表示されている商品状態と実際の商品状態に大きな隔たりがあります。「良」等記載されていたとしても、実際にはかなり状態の悪い商品が届くと考えて頂いた方が良いと思います。こちらのお店で購入をして不快な思いをする方がひとりでも少なくなる事を祈ります。 | ||||
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パロディ・パスティーシュが小説や映画の一つのジャンルを形成するまでになった数少ない(欧米のファンがよく言う「唯一の」という形容には疑問も感じる。『三国志演義』や『千一夜物語』など似たような例は他にもあるだろう)作品の一つであるホームズシリーズ。自身も上巻にパスティーシュを一編書いている編者のエラリー=クイーンが、さまざまな著者たちの手になるホームズ物語のパロディ・パスティーシュを精選したアンソロジーである。 下巻はユーモア作家、研究者その他による作品を集めたものとなっている。上巻に比べ、内容はハチャメチャなお笑いものが多いが、中には(探偵の名前が「ソーラー=ポンズ」だったりするほかは)おふざけ抜きの本格的なパスティーシュもあり、変わったところでは、ホームズシリーズの挿絵画家として(おそらくシドニー=パジェットの次くらいに)有名なフレデリック=ドア=スティールの掌編なども含まれている。 上下巻を通じて、ギャグ自体はそれほど面白いものではない。作品の出来も玉石混淆、特に下巻は全体的に「石」が多めで、純粋に小説としての評価であれば星2つあたりが妥当なところかとも思う。ただ、通読して感じたのは、いかに多くの人々が多様な立場から、ホームズの物語をこよなく愛しているかということである。内容そのものを楽しむというより、むしろ、各界のファンによるホームズシリーズへのオマージュを集めた、一種のファンブックとして読むべき本かもしれない。 個人的に残念な点が一つ。ここまで集めるからには、ぜひともコナン・ドイル自身によるセルフパロディ「野外バザー」「ワトソンの推理修行」の2編も収録してほしかった。 | ||||
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