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昨夜のカレー、明日のパン
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昨夜のカレー、明日のパンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 81~100 5/10ページ
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人の繋がりが、絶妙でした。すんなり読めて、暖かくなる良い本でした。 | ||||
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NHKの7話完結のドラマを観てから 小説を読みました。 そして分かったことは、この作品は TV+本を読んで初めて完結するということ。 小説には、一樹の母、夕子(三保純さん演じた)の話もあり、 料理研究家であり、ドラマの料理を監修されたの高山なおみさんがご自身の著書にも引用した、 季節と家族の幸せを象徴したとても印象深い、素敵な文章があります。 小説にはTVドラマでは観られない、夕子さんや一樹が生き生きと描かれていて ドラマでは、朝子さん(片桐はいりさん演じた)の恋愛も描かれていて 小説とTVドラマがお互いスピンオフのような感覚に陥ります。 原作、脚本が木皿泉ならではの素晴らしさです。 でも、やはりTVドラマの最終話が逸品かと。 一樹さながらの露天商の青年と、テツコが出会い、 「あたし、幸せになっていいのかな」という問いに対する 青年の答えが本当に泣ける。 これはどうぞ、実際にDVDでご覧下さい。 | ||||
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登場人物が皆、天然でふわふわっとしているのはまだしも、人の生死に絡めた話には用いて欲しくないですね。 死の床にいる幼馴染の見舞いに、ケーキ4個。 どれだけ非常識なんでしょうか。 ドラマ「すいか」は嫌いではなかったけれど、あれは完全に俳優の方たち、映像に助られただけでしょう。 この元脚本家の夫婦は、社会というもの、文字の持つ力をなめてるんだろうなと思いました。 | ||||
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日常にあるようで無い、かなり劇的なストーリーを背負った人物が淡々と描かれています。起承転結のない面白さというのか?それで?という話なのに妙に面白く一気に読みました。 | ||||
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普通にありそうな毎日のやりとりの中に愛情と淋しさと悲しみと前向きにいきようとする、登場人物の気持ちがじんわり心に沁みます | ||||
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お昼休みにのんびり読もうと思い買ってみました。 恥ずかしながら、作者のことも「すいか」の事も全く知らずに、題名と表装のイラストと紹介文だけで選んだのですが、とっても気に入りました。 なくなった一樹の周囲の人のエピソードが短編になっているのが、お昼の休憩に読む身にはとても読みやすかったです。 残されたお嫁さんと父親の関係も、程よい距離感の関係で、それが気に入りました。 多分、時々読み返したくなる本だと思います。 | ||||
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すごく良い!という強い感動こそありませんでしたが、心が温まる良い作品でした。 日々ある「生きる」「暮らす」ということについて考えさせられました。 ああ、心の奥の小さな糸の絡まりみたいなものがほどけたような気がします。 | ||||
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読後感はとてもいいが、好みの話ではなかった。 少し都合のいい展開が散見する。 | ||||
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話の内容自体は割と好きだったのに、知性のあまり感じられない文章と良く分からないカタカナ表記(例:「〜だったンだね」)のせいで残念な気持ちになりました。読書の最中、「置いてゆく」とか「そうゆう」「生きてゆきます」といった表現の多さにイライラしてしまいました。会話文ならまだしも、割と良く書かれている文節にそういった表現を見つけると、一気に学生のブログのような感じになってしまい、期待以下の作品となってしまいました。文学好きの友達にはとても奨められません。どうしてこんなにレビュー評価が良いのが正直不思議です。 | ||||
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悲しくて切ないのになんだかクスっと笑えるあったかくておもしろいお話。木皿泉のファンなら必読です。また忘れたころに読み返したら感じ方が違うんだろうなあと何度も読みたくなる本ですので購読がお勧めです。(立ち読みや借りないで笑) | ||||
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つながりのある短編が時系列に関係なく並べられているのですが、気の向くままに話を語っているようで、違和感がありません。木皿さんの作品は初めて読みました。この本はドラマを観たことがあり、仲里依紗さんがテツコ役で、確か幽霊がいたような、ギフ役はだれだったかな。。。ぐらいしか記憶がありません。仲里依紗さんが可愛いかったのを覚えています。そんなこんなで読んでみましたが、面白かったです。脚本家だけに話の転がし方が上手です。死んでしまった人を中心軸に小さくころころ、曲がりながらころころ、ちょっと斜めにころっというように。文章も私の肌に合うものだったのでよかったです。 | ||||
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夫婦でのユニット製作と後から知って(あとがきに重松清さんが書いてた)なるほどなぁと思いました。 一章ずつ話題が違うのに、登場人物が繋がっている。 こういうの、私は好みです。 また他の本も読みたいと思いました。 | ||||
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文庫になって、鞄にポイっと入るので。いつでも、恋しくなったら読めるのです! ストーリーを知っているので、パラパラパラっと開いたところの回を読んで。今の自分に沁みることばを探すのも楽しいです。 迷ったり、心細くなったら開く本です。 ありがとう木皿さん! | ||||
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NHKのドラマ「富士ファミリー」で木皿泉さんのことを知りました。 どうしようもないことも受け止めて、それでも毎日生きていこうよという温かな視点が好きで木皿さんの作品に興味をもちました。 この短編集に含まれる9つの話は登場人物がそれぞれの立場、視点で、それぞれの過去や今と繋がりながら話が進みます。 今のままを維持するのは簡単。 でも、このままではいけないよね。 状況を変えるのって勇気がいるよね。 ちょっと生きづらさを感じながら、毎日を過ごしている人が今を変えるために突飛な行動に出てしまったり。でも、その中でも、その人が大事にしている部分は変わらなくて。 人の変わりたいけど変われないとか、ふっと変わるきっかけとか面白かったです。 印象的だったのはパワースポット。 パワースポットに行こうと言っていた3人が最終的には自分たちでパワースポットを作ろうと考えるなんて、毎日を変えるちょっとしたきっかけはこんなことかなと思いました。 ほっこり心が温まる本です。 | ||||
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最後まで緩く進み、これといった盛り上がりもなく読み終えました。 そのわりに登場人物は皆異常で、墓荒し、失踪などなどを繰り返します。 特に28歳の大人が、この主人公のように幼稚な言動、行動をしたら完全に縁を切りたいですね。イカれてます。 緩い雰囲気と、異常行動のギャップにばかりに目がいってしまいました。 つまらなくはないと思いますが、ここまで高い評価となるの程の作品とは思えません。 | ||||
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何気ない日常を描く物語。 私は、油断をして、静かに泣いていた。 些細な事で挫折するけれど、些細なことで立ち直れる。 ソーシャルネットワーク全盛の時代に、生死を共に生きていく大切さを痛感した。 寺山一樹を中心として、テツコとギフの視点や生活の日常を 主に描いた繋がりのある短編集。 その中心となる一樹は、若くして病死にしている。 そんな彼が気づかせた幸せの形がここにある。 舞台は、平屋の古い建物。 庭には銀杏の木。 静かな時間。 縁側で銀杏の木の季節の移り変わりを見ているように、 穏やかに、ほっこり、心落ち着く気分になる物語。 平和な現代の日本、穏やかに見える中にも、各々の悪戦苦闘の日々がある。 些細なことで傷つき、閉塞感を感じることもあるだろう。 そんな時にこそ、ようやく気づく。 支えてくれる人がいることに。 『世の中、あなたが思っているほど怖くないよ。大丈夫。』 そして、気づく。 『誰かと生死を共にしたかったんだ。』 ソーシャルネットワーク全盛の時代に 会って、共に生活して生きることの温かみの大切さを、改めて感じた。 テツコが魔法のカードの力に気づいて、振り切れる気持ちのように。 「男子会」が、特に好きだ。 お人好し同士の、ギフも岩井さんたちが、 ギフの詐欺事件を機会に繋がり、波長合い、テツコさんに対して口裏わせていくさまが愉快。 そして、家族だからこそ、言えることと、言えないことがあることを、気づかせる。 幸せ感の余韻にひたる。 何度もでも読みかえしたい。 生きている幸福感! 昨夜のカレーや明日のパンの匂いから始まるときめき。 この気持ちを共有したくなった。 | ||||
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ドラマ再放送を視聴しての購入です。 夫を亡くしてからも、義父との同居を続けるテツコ。 周りからは奇妙な関係と思われるが、本人同士はそうでもないらしい。 本音を言い合う一方、遠慮もしつつ適度な距離をもつ二人。 周りの人達との距離も程よい。 そんな中、小さい事件が起こっては小さなドタバタの末に解決して収まって行く。 ちょっとコミカルな人物描写もさることながら、 食べ物で心情を連想させる上手さも木皿作品ならではだと思う。 あと、人は必ず死ぬという事実が根底にあることも。 けれども重くはなく、誰もが通る道として、どこか淡々と描かれる。 久しぶりに、読後、良い気分に浸れる本に巡り合えた。 | ||||
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死を迎えつつも、大きなイチョウの木がある庭を毎日眺められることに静かな喜びを感じる母親。 少し時間がたち、だれもがじゃけんに扱い始めた遺品の自動車や空き缶に執心する従兄弟。 ひとのモノに対するちょっとした感情に、ひととひととのきもちの交流がやさしく描かれています。 少々登場人物の性格付けが単純に過ぎるようにもおもうけど、他人を受け入れることの喜びが気持ちよく心にひびきます。 | ||||
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両方の人に見てほしい。 暮らしていくことを温かいと思えるようになる不思議な本。 ぜひ | ||||
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淡々と続く日常生活と登場人物の心理の描写。主人公は「ムムム」なのか、「テツコ」なのか、「ギフ」なのか、「虎尾」なのか、「一樹」なのか?それぞれの立場から、物語が進展します。 「誰が主人公なのだろうか?」と読み進めていくと、いやいやこれは「家」が主人公なのだということに気づいてきます。もっと正確に言うと「家へのテツコとギフのそれぞれの思いが主題」の話なのだということに気づきます。二人の家への思いを周囲の人物がたどっていきます。ただ、そんなことはどうでもよくなります。どうでもよくなるのは、作者の言葉の力によります。言葉の使い方がうまいです。 ストーリーはそれぞれの登場人物を主として淡々と続きますが、そのトーンは「物悲しい」。物悲しさが、いやではない。心にジーンと滲みてきます。 力量があると思ったら、小説こそ初めてだそうですが、様々なドラマを作って来た放送作家だということがわかりました。若い人かと思っていたら、木皿泉さんとは、一人の作家ではなく夫婦共作の作家名なのだそうで、1952年生まれの旦那と1957年生まれの妻の共作。なーるほど、私と同世代。だから私たちには寂しくも、懐かしい日常が描かれているのですね。いい作家ですね。 | ||||
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