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昨夜のカレー、明日のパン
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昨夜のカレー、明日のパンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 181~181 10/10ページ
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木皿泉さんは「すいか」をはじめとしたドラマなどの脚本を書いている脚本家のご夫婦ユニットです。 とはいえ、この本は脚本ではなく小説。 若くして夫を病気で亡くしたテツコさん(27歳)と亡夫の父で今も同居中のギフ(義父)、そして二人をとりまく人たちの連作短編集です。 テツコさんとギフは夫(息子)が亡くなった後も同居生活を続けています。 この二人には血のつながりがなく、(だからなのかもしれませんが)お互いのことを一定の距離を置いて見守っていて、ちょっとした時にはすっと横から手を差し伸べて支えてくれるような優しさがあります。 その優しさは、2人の近所の住人や一樹の従弟にも時に「コトバ」として差し出されます。 その「コトバ」が素敵で、ほんわかあったかい気持ちになってきます。 「すいか」ほどキャラが濃い人は出てきませんが、個々の短編の主人公は、それぞれに個性的で無器用でちょっとだけおバカで失敗もする様子が、作者によって、少しのおかしみとたくさんの愛おしさを重ねて描かれています。 私は、「すいか」が大好きで毎年、夏になると繰り返しDVDを見てしまうのですが、この本も折に触れて読み返したい本になりました。 | ||||
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