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六人の赤ずきんは今夜食べられる



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【この小説が収録されている参考書籍】
六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

六人の赤ずきんは今夜食べられるの評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

雰囲気は好き

面白かったです
さまざまな童話のモチーフをごった煮した世界観はとても魅力的でした
そこにミステリーとパニック要素を組み込んだ発想も斬新
無力な人間たちが強大な怪物に追い詰められるさまは真に迫っており、読みごたえ十分でした

しかしミステリー作品としてはいただけない。黒幕の用いたトリックがいささか無理筋で、黒幕をミスリードする描写も説得力に欠け、推理する楽しみはあまり期待できません
そもそも魔法のアイテムが登場するので、推理すること自体が作者さんの意図する点ではないのかもしれませんが、「このアイテムはこういうことができる」みたいな情報を事前に提示する公平さが必要だと思うのです
ところが、ふたを開けてみれば、「実はこのアイテムには隠された追加効果があったのです!
匂わせるような伏線のない後だし設定だけど 」だったので、そこは残念でした
六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)Amazon書評・レビュー:六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)より
4094517359
No.1:
(3pt)

ミステリ要素がいいスパイスに

村を襲う謎の獣と狙われる赤ずきん,さらには不思議な秘薬に一人の猟師の過去など,
ややもすれば説明になりがちな中,サッと本編の籠城戦へと入る序盤がまず好印象です.

その戦いも,秘薬が中心とはいえ,舞台を利用した組み合わせや駆け引きが面白く,
一方で,少女ら赤ずきんを巡る歴史や,そこから裏切り者の存在が浮かび上がるなど,
恐怖と絶望,そこに疑心暗鬼が加わる様子は,もう少し混乱が見たかったところですが,
クローズドサークルのミステリにも似た雰囲気で,『犯人捜し』にも意識が向けられます.

また,『第二ラウンド』となる終盤は,一度,緊張が途切れたせいかややダレ気味で,
いささかゴチャついてしまう部分もありましたが,ミステリの古典的なトリックを交え,
想定外の結果が決着と解決に導いていく流れは,うまくまとめられているように思います.

ただ,イラストについては物足りず,特に相手を仕留める場面やラストはもうちょっと….
六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)Amazon書評・レビュー:六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)より
4094517359

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