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六人の赤ずきんは今夜食べられる
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六人の赤ずきんは今夜食べられるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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生き残りを目指して頑張る系のお話ですが、黒幕やトリックなどは容易に想像がつきます。 ただ普通に面白かったです。 | ||||
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メリハリのある展開と緊迫感のある文章がとても魅力的で、惹き込まれるようにしてぐいぐい読み進めてしまった。 これは面白い!!と思ったものの、 「×rkうmrおォォォォォォッッッ!!!!!」 終盤のこの一文で一気に興ざめです。 言葉にならない悲鳴なら地の文で描写すればいいのに、ネットスラングじみた悲鳴にしたせいでこれまで積み上げてきた世界観や雰囲気が台無し。アホか。 | ||||
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いかんせん頭に入りにくいです。たぶん二回読まないと理解できません。一人目の赤ずきんが死ぬのですが、展開がまあまあ急性なのと、キャラを覚えきれていないせいで、あれ? 誰だっけ? となることは必定です。するとそこから先の話が腑に落ちにくい……。とはいえ二回目読むと面白かったです。なので時間がある人にはオススメです。 | ||||
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ライトノベルならではの綺麗なイラストや可愛いキャラクターと共に、本格的なサスペンス、パニックホラー、上質なミステリーを一度に楽しめる贅沢な作品です。 ダークメルヘンな作風が好きな方は特に刺さると思います。 各要素の良かったところを書いていきます。 ○キャラクター 六人の赤ずきんは表紙を見る通り可愛らしいですが、誰もがただ可愛いだけでなく、ひとクセあり、個性的です。可愛いと撫でていると、ガブリと噛みつかれるような猫のようです。 あとがきによると、イラストレーターのシソさんがキャラクターデザインもほぼやっているとのこと。すごいです。 主人公の猟師。カッコいいです。 昨今ありがちな無敵で最強のキャラではありませんが、泥臭く、人間臭く、身勝手なところや色々な欲望も持っていて、だからこそ、それを抱えながらも赤ずきんたちのためひた向きに戦う姿がいっそう際立ちます。 敵であるモンスター、ジェヴォーダンの獣の造形も恐ろしく、驚異的で迫力があります。 とにかくメインキャラクターはみんな魅力的で、現実離れしているのにリアルな手触りを感じます。 ○設定 ある意味では、この設定こそが本作の根幹であり、一番キャッチーな部分だと思います。 ひとつ重大なネタバレをしていますので(といっても序盤に明かされることではありますが)、気になる方は飛ばしてください。 六人の幼い少女たち、「赤ずきん」。 彼女たちは年に一度現れる恐るべき狼、ジェヴォーダンの獣から命を狙われています。すでに多くの赤ずきんがジェヴォーダンの獣の手によって命を落としました。 主人公である猟師は過去の贖罪のため、赤ずきんを護ろうとします。 赤ずきんたちはそれぞれが特殊な「秘薬」を持っています。 狼に対抗する力を持たない猟師たちは、その秘薬と知恵を駆使して、狼と戦わなければなりません。 ただし。「赤ずきんの中に一人だけ、裏切者の『魔女』がいる」のです。 六人の赤ずきん・異形の獣・逃れられない運命・秘薬・さらに裏切者の魔女と、ワクワクする要素がてんこ盛りです。 この設定だけで、「どんな物語になるんだろう?」、「どんなラストが待っているの?」と気になりませんか? 私は設定だけで引き込まれました。 ○ストーリー 謎が謎を呼ぶシナリオですが、良いタイミングで小さな謎が明かされていくので、テンポよくカタルシスを味わえます。 また謎が明かされるたびに新たな謎が出てくるので、ページをめくる指が止まらなくなります。 とにかく先が気になる展開と、多くの要素をまとめ上げる構成力が素晴らしいです。 時に恐ろしく、時に悲しく、時に優しいストーリーはこちらの感情を揺さぶり、しっかり練られた世界設定とあいまってものすごい没入感を誘います。 読後感は個人個人で違うと思いますが、私は本当に夢を見た後のような喪失感と、それでいながら確かに胸に残る充実感を覚えました。 人並みに本は読む方ですが、こんな満足感はなかなか味わえるものじゃありません。 ○その他 上述の要素以外にも個人的に好きだったのが多用される比喩表現で、少し風変りな比喩がよく登場します。 これがまた、世界の温度や猟師の心境に影響し、物語の厚みを増している気がします。 改行が多く臨場感溢れる文体ですが、その比喩のおかげで、ある種、詩的な印象にもなっています。 ただひとつ、惜しむらくはライトノベルという性質ゆえか、ミステリー好きな人の目には留まりづらいような気がします。 もちろん冒頭に書いたようにライトノベルにはライトノベルの良さがあるのですが、特に本格ミステリーと呼ばれるジャンルが好きな方はあまり手に取る機会が無いのではと思います。 本格ミステリーという言葉については色々な意見があると思いますが、新本格の第一人者である綾辻行人氏の「本格とは雰囲気である」という最近の発言に沿うなら、特殊なクローズドサークルものであり、疑心暗鬼に駆られる人狼ものであり、古い伝承や巷説に基づいた物語である本作は、まさしく本格派のミステリーだと思います。(よりロジカルなミステリーを好む方は、本作を上質なサスペンスとしてお楽しみください) 私もよく行くサイトでたまたまこの作品のレビューを見て興味が湧いたのですが、そうでなければおそらく手に取っていなかったでしょう。 だから、もっともっとミステリー好きな方にも読んでもらいたいと思います。 長々と書いてしまいましたが、それくらい人にすすめたくなる本でした。 ハラハラドキドキな読書体験が、その魅力的な悪夢が、自分の中のひとつの宝物になったように思います。 レビュー兼感想ですが、著者様の次回作への期待を込めたエールとしても書かせていただきました。 なおもし本作を読まれて著者様のファンになられたら、小説家になろうのサイトにもいくつか作品を上げられているようなので、ぜひ検索して読んでみてください。 私はまだ読んでいません。今からワクワクしています。 | ||||
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六人の赤ずきんと猟師、 そして怪物との生き残りをかけた戦い 。 猟師と怪物の知恵を使った駆け引きがたまらない 。 作中で一番怖かったのは怪物を倒してその正体がわかったその瞬間かも知れない 一 巻 完 結 で あ る ため続編には期待できないがその分完成度は高い 。 h w p s x | ||||
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後半のバトル?はすこし読み飛ばしたが、全般的によい感じの作品だった。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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人物描写は弱かったかなと思うが読みごたえはあったし、そのあたりは単品作品ならではだったかな。 ただ文字媒体としてより漫画で読みたいかなといった印象。 後だしに感じる部分もあるが…。 今後日和らなければ期待してもいいかなくらいには思った。 | ||||
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普通のミステリーとして楽しめました。序盤に蒔いた伏線の回収も見事ですし、これといった矛盾も感じられなかった。 ただ1つ不満を挙げるとするとあまり描写が頭の中に入って来ませんでした。私の読解力と想像力が足りないのか、もしくはパニックホラー物なのであえて精彩を欠いた描写にしたのか。映像が浮かびにくいかなと感じました。 | ||||
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第12回小学館ライトノベル大賞「優秀賞」受賞作品 物語は猟師である「私」の一人称で進められる。 「私」はかつて騎兵隊の立場にありながら名利の欲に溺れて罪の無い村を滅ぼし、女子供を手に掛けた事への罪の意識に囚われている。 その後猟師となった「私」は「一つ所に長居しない」という猟師の掟に従い村から村へと転々と渡り歩く生活をしていたが、 とある村で怪物の様に大きく凶暴で狡賢い狼「ジェヴォーダンの獣」が出るという話を聞かされる。 それなら猟師である自分の出番だろうという「私」に対して村長はその獣は男は襲わず 一年に一度現れては少女だけを、それも魔女の末裔である「赤ずきん」という秘薬の作り手だけを殺すのだという。 かつて女子供を手に掛けた事に対する贖罪の意識がこみ上げた来た「私」は村に残っている六人の「赤ずきん」の少女と 村はずれにある「魔女の塔」と呼ばれる建物に籠城して一晩「ジェヴォーダンの獣」の魔の手から逃れる戦いを挑む事にするが…… ……んー、何だか小説を読ませて貰ったというよりも他人が一人称視点のゲームをクリアする動画を延々見せられたという感じ。 「恐るべき『ジェヴォーダンの獣』から少女を守って一晩戦い抜け!」という主人公(プレーヤー)に与えられるミッションが明確で 使えるアイテムの効果も含めてルールも明確、動き回れるフィールドはかっちりと固定されており、 途中でヒントが与えられて細かく、そして明確なクリア条件が設定されていくあたりがますますゲームっぽいというか。 ストーリー自体は破綻している訳じゃないのだけど、予め定められたレールの上を踏み外すことなく一本道を歩いている様に単調。 「主人公が恐るべき獣とその生みの親である魔女から『赤ずきん』たちを守り通す」というラインから一歩も外に出ない。 ここで例えば「赤ずきん」たちであったり、敵である「ジェヴォーダンの獣」なり「魔女」なりとの感情豊かなやり取りがあれば ドラマとして楽しむ事も出来たのだろうけど、この作品においてはそこが最大の弱点。 とにかくこの作品登場人物の造形がひどく薄っぺらい。 最初から主人公プラス6人の「赤ずきん」という結構大所帯のパーティーで動く割にはキャラクターの描き分けがさっぱりなのである。 口調こそ台詞がひらがなだけで書かれている「赤ずきん」や最初から胡散臭いキャラとして思わせぶりな事ばかり言う「赤ずきん」など 多少の工夫はされているのだけど、作中でその台詞ほどに描き分けがなされているわけでもなく「赤ずきん」の役どころは 最初から最後まで主人公が使うアイテムである秘薬の製造係兼保護対象兼「この中の一人が魔女」という容疑者以上になってない。 この赤ずきんたちがそれぞれに主人公に対して憧れたり、恋が芽生えたり、あるいは主人公に対する嫌悪感を剥き出しにしたり 疑心暗鬼の状況で殺意を抱いたりと様々な感情を芽生えさせ、その感情に従って行動を起こせば多少なりとも話が膨らんだのだろうが、 最後までストーリーの流れに変化を産むような「感情の芽生え」やキャラクターとしての特徴を際立たせる様な行動を起こさず仕舞い。 これで読者に対しどうやって登場人物に見分けを付けろと作者は考えたのだろうか? そして困った事に主人公であり語り手である「私」自体がさっぱり動かない。 この主人公与えられたミッションをこなす以外にほぼ能動的な行動を起こさないのである。 かつて女子供を手に掛けた贖罪の意識から「赤ずきん」を理不尽な運命から守ろうとするのは分かるし、そこまでは良い。 だが、一旦話が始まった後は「どうやって眼前の脅威に立ち向かい、赤ずきんを守り、魔女の正体を見破るか」という 自分自身に与えられたミッションの枠外に思考の幅が一歩も出ないのである。 これでどうして主人公に魅力を感じられるだろうか? 一人称という主人公の感情の動きが伝わり易い表現方法を選びながら少しも主人公に「人間臭さ」が感じられなかった。 こんなのは主人公と呼ばす「ミッションクリアマシーン」とでも称すべきでは? 小説ってもっと主人公をはじめとする登場人物に豊かな感情やストーリーを動かしていく行動力を持たせて ガンガン動かしていかないと「人間ドラマ」としての魅力が生まれてこないと思うのだが。 動画サイトにアップされている他人がゲームを攻略する動画を見て「他人がゲームをプレイする動画を見て何がどう面白いのだろう?」と 以前からひどく疑問を感じていたのだが、まさにその不可解さを小説を通じて見せ付けられた様な一冊だった。 「他人のゲームのプレイ動画」とやらを見て楽しめる方であれば楽しめたのだろうけど、 そんなものに何の感動があるのか分からない人間としては「楽しみどころ」がさっぱり掴めないまま終わった作品。 | ||||
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村を襲う謎の獣と狙われる赤ずきん,さらには不思議な秘薬に一人の猟師の過去など, ややもすれば説明になりがちな中,サッと本編の籠城戦へと入る序盤がまず好印象です. その戦いも,秘薬が中心とはいえ,舞台を利用した組み合わせや駆け引きが面白く, 一方で,少女ら赤ずきんを巡る歴史や,そこから裏切り者の存在が浮かび上がるなど, 恐怖と絶望,そこに疑心暗鬼が加わる様子は,もう少し混乱が見たかったところですが, クローズドサークルのミステリにも似た雰囲気で,『犯人捜し』にも意識が向けられます. また,『第二ラウンド』となる終盤は,一度,緊張が途切れたせいかややダレ気味で, いささかゴチャついてしまう部分もありましたが,ミステリの古典的なトリックを交え, 想定外の結果が決着と解決に導いていく流れは,うまくまとめられているように思います. ただ,イラストについては物足りず,特に相手を仕留める場面やラストはもうちょっと…. | ||||
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最後までハラハラワクワクできる作品でした。 物語をざっくり解説すると、赤い月の夜だけ、 赤ずきんを襲うとんでもなく賢く強い狼から、 赤ずきん達を守ろうとする猟師さんと赤ずきん達の一夜の物語となっております。 赤ずきんという童話をモチーフにしており、 表紙のキャラも見た目可愛いですが、 中身はパニックホラー系の内容となっております。 そして、ただのパニックホラーではなく、 真相を解明する、ミステリーのような、サスペンスのような要素も入っているので、 敵に追い詰められながらも真相に近づいていくのが、ハラハラワクワクして楽しかったです。 このお話の世界観や設定も、ストーリーと上手く噛み合っていて、最後まで読んだ時になるほどなぁと思いました。 少し寝る前に読もうかと思って本を開きましたが、先が気になって、一気に最後まで読んでしまいました。 寝るタイミングを逃してしまい、内容を忘れない内にレビューを書こうと思い、現在朝の3時頃です(笑) あまり書くとネタバレになってしまいそうですので、レビューはここまでにします。 お粗末なレビューだとは思いますが、気になった方がいたら是非お手にとってみて下さい。 最後に一言。 この世で一番恐ろしいのは、怪物ではなく、人間ですね・・・。 | ||||
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