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ペインレス
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ペインレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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性に興味あるけど 医学的な 身体的な 難解なかっな 文章を 読みほどいていく スリル?に 読む事を やめられない | ||||
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濃密な未知の世界 文章の難解さを かぎわけながら 読むのを やめられなかった | ||||
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生物は痛みを感じることで危険を察知し、身を守るすべを発達させてきた。 その痛みを感じない人がいたとしたら・・・。 というのが、本書のテーマである。 心に痛みを感じない女性が主人公で、彼女は人類の発展形、つまり新種であるかもしれない。 そして、事故によって体に痛みを感じない男が現れる。 この二人を軸に、痛みにかかわる、ある意味では荒唐無稽のストーリーが展開されていく。 重いし、これでもかというほどにくどい。 が、この作家の常として、途中で投げ出すことができない。 結局最後まで読み切ってしまった。 が、読後感は悪くない。 それが、この作家の本を読み続けている理由かもしれない。 もっとも『ムーンナイト・ダイバー』も買ってあるのだが、続けて読むのはよそうとは思うのではあるw そういえば、何年か前に森岡正博『無痛文明論』を買ってあったことを思い出した。 次はこれを読もうか・・・。 | ||||
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主人公が美人でいかれてるので面白く読みやすい。内容がうすいけど。 | ||||
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心の痛みを感じない。その描写を周りを囲む人々を観察する視点、天童さん流に巧みに表現されており、主人公に寄り添う事が出来ました。 私自身も、日々、心の痛む現実を逃避したくなる衝動に駆られます。生きていれば避けられない。痛みの存在を改めてこの作品から受け取り、その意味を自分の中で再定義しました。 痛みという視点に的を絞り、長編小説へ展開する鋭い観察力はおもしろく、また圧巻でした。 読んで良かった一冊です。 | ||||
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痛みのない世界を通じて痛みを知っていく。 フィジカルな痛みとメンタルな痛み。 フィジカルな痛みがない世界とメンタルに痛みがない世界。 医学的にフィジカルな痛みを無くす方法はある。 然しながら、フィジカルな痛みが無ければ、危険が伴う。 痛み止めの薬を飲むと、胃が痛まなくなるので、自らが胃を悪くしてしまう。 現代社会はメンタルな痛みを無くしているケースは散見する。 無関心に他人の痛みが分からない陰湿ないじめやネットの風評被害など。 フィジカルにもメンタルにも痛みは身に染みて辛い。 辛いけど、生きていくためには必要な防御だと力説している。 痛みを哲学としてとらえ、痛みの本質に迫っていく。 不協和音が響く中で、様々なアプローチより、痛みについて論じていく。 | ||||
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フィジカルとメンタルなアプローチから痛みを科学していきます。 医者の観点から論理的に痛みを分析していく。 そのながれは、ゆるぎなく、緻密に、克明に。 突き詰めていく痛み解明のプロセスにぐいと引き寄せられていく。 そして、このものがたりはなぜ生まれたのかという核心へと。 スリリングに痛みが絡み合いながら、甘美な世界が広がっていく。 巧みな筆さばきで描かれていく。 医学的でありつつ、哲学的で、心理学的なエッセンスが含まれている。 「痛み」は生きものには生きるべきものとして必要であると力説。 それは、「よろこび」のひとつとして必要なもの。 痛みに拒絶反応するが、本当に痛みがなければ、生命維持の危険信号。 では、こころの痛みとは。 | ||||
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上巻は一週間、下巻は4時間で一気に読んでしまいました。 構想20年の力作と聞いていたので、なるべくゆっくり味わって読みたかったのですが、あまりにも面白くて、読み進むうちにスピードが上がり、ついには止まらなくなってしまったのです。ああ、面白かった。 そして読了後に首の痛みを覚えました。私は一ヵ月ほど前に首の頸椎ヘルニアを発症し、医者から読書はなるべくしないように言われています。 でも、そんな状態だからこそ、この作品を読みたかった。 痛みがこころに及ぼす影響を、常とは違う感覚で、ひしひしと受け入れざるを得ない今だからこそ、この作品に深く入れる。 そう思ったのです。 この奥には、痛みをあなたから失わせる星がある。 物語の冒頭、美貌の主人公がこう言います。その台詞だけで私は痺れました。読み進むうち、星とは星状神経節のことだとわかるわけですが、 この自分のからだにも、そんな星があるのだと思うと、痛みも甘美に思えてきます。 それが科学と文学の違いではないかとさえ、感じたのです。 からだの痛みと心の痛み。 この二つは別ものですが、この二つを同時に抱えているのが人間です。 しかし、この作品の中で、それはあえて二つに分けられ、別々に考察されていきます。 からだの痛みのない男と、心の痛みのないヒロイン、という二人を通して。 痛みとは一体何なのか。 作品の中で度々問い直されます。 痛みとは、私達を痛めつけ、怯えさせるもの。 けれど、一方で、私達を守ってくれるものでもある。 痛みがあるからこそ、私達はそこで止まり、引き返すこともできる。 からだに痛みがないということは、からだを守ることができないということ。 では、心に痛みがないということには、どんな危険があるのか。 しばらく時間を置いて、記憶を薄れさせてから、もう一度この作品を読みたいと思います。 その時こそはゆっくり。けれどやはり、ページを繰るのをやめられない、そんな予感がします。 | ||||
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上巻を読み終えその日のうちに、下巻を買いに本屋へ行った。久々の天童荒太骨太の作品の予感。。今回は痛みのお話。ただ痛みといっても個人の痛みから国家の痛みまで世界が広がる。天童荒太らしく内容も濃く、今旬のサイコパスも扱っている。今後ストーリーがどう展開して行くのか楽しみである。 | ||||
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