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サラバ!
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サラバ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 241~256 13/13ページ
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最高に面白かった。可笑しくて、でもとてもリアル。お話の世界より、本当の人生の方が、よっぽど変だしドラマチックだと思っていた私の考えを壊した作品。いままでに読んだ中で、一番現実味があって面白かった。老眼でも読みたいと思った作品。 | ||||
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すごく読みたかったので、早く手元に届いよかったです。内容も! | ||||
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自分勝手な人たちの話 お母さんは自分の事しか頭にない お姉さんは自分の存在の事しか頭にない お父さんは自分の罪悪感に縛られている 主人公は自分の世間体にしか興味がない 須玖と鴻上は命の大切さを知ろうとしない 最後はみんな自分の人生の答え(信じるもの)を見出す どんどん物語に引き込まれて あっという間に読み終えてしまった メッセージ性のある作品なので読み終えた後は 心に何かしら残る作品です 下巻はそれぞれのキャラクターが軽く書かれており なんか拍子抜けした部分もありました 鴻上と須玖の付き合っています発言はびっくりしました 歩の気持ちを少しも考えていなさすぎて 子供の名前も歩にしたのにもびっくり 3人が仲がいいのは分かるけど幼馴染とかではないんだし お姉さんの自己肯定感が強くなって 自尊心が大きくなったのはいいのですが 悟りすぎていてちょっと愛着がわきませんでした 心の大きな変化は分かりますけど、あれでは仏陀とかそんな 神がかりな存在です 下巻は無理やり感がありましたが 文章力が凄くて面白かったです | ||||
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んー、上巻を読んで、「読むのをやめよう」と何度も挫折しかけた。 「長いものにはまかれろ」、「臭いものには蓋」的な主人公の生き方に 全く共感できないし、姉は精神が病んでるし。表現は、上から目線だし。 歩の周りの人間はあまりにも変人ばかりで、 更に、歩はそれを見下している。その歩に辟易した。 下巻を読もうと思ったのは、ほんと最後の1行。 あれっ? 「やっぱりちょっと気になる・・・」的な感じで読み始めた。 後は一気に最後までという感じ。 ことなかれ主義の歩はやっぱり行き詰まってしまう。 そして、自分を天上人のように思っていた歩がついに壊れていく。 後半は哲学的な感じで、考えさせられた。 ヤコブとの再会は良かったけど、ちょっと綺麗ごと的にまとめられた感がある。 ただ、やはり姉の変容ぶりは納得がいかない。 あれほど酷い幼少期、少女期を過ごして、あんな風に立派になるはずがない。 解脱にも甚だしい。 須玖と鴻上の二人の関係も納得いかない。 ただ、劇的な展開はないけど、じんわり考えさせる。 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ」 印象的な言葉だ。ストーリーも登場人物も好きじゃないけど、 読者の記憶に残るってことは、それが「直木賞」という評価なのだろうと思う。 | ||||
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なぜ小説を書くのか?この問いに作家生活10年の著者が渾身の力で答えたのが「サラバ」である。「 読み終えたらぱあっと青空が広がる小説」と直木賞選考委員の林真理子氏は評したが、まったく同感だ。これは生きる力が湧いてくる小説なのである。 「左足から僕は生まれた」から始る主人公・歩の半生が描かれている。歩は自分を抑えて周りの大人の意向に合わせる、はなはだ自己主張の乏しい子供であった。逆に4歳年上の姉の貴子は強烈な自意識の持ち主で、親や周囲と常に衝突を繰り返し、奇行に走った。仲のよかったやさしい父と美しい母が離婚に至って一家は離散する。歩は大学卒業後にライターとして活躍していたが、ある出来事がきっかけで生きる気力を失ってしまう。イランのホメイニ師の革命、エジプトの政権崩壊、そして日本の2度の大震災。テヘラン、カイロ、大阪、東京に住み、激動する世界を背景に歩は大人になった。これは作者が育った時代であり、私たちが生きてきた時代でもある。しかし、歩は、友人にも家族にも時代にも世界にも受け身で接してきた結果として、自分を見失ってしまったのだ。 「幹」を獲得した姉から「あなたの信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」と言われて、歩は何もない自分に気づき、再生への道を歩みはじめる。人を救うものは、カネでもなければ成功でもなく、宗教ですらない。それは信じられる人との出会いである。自分の信じるものを見つけてそれに賭けることが人生を切り開く力となる。「信じるものをみつけなさい」著者が上下巻730ページを費やして伝えたいことはこんなにもシンプルだった。 一人の男の37年を描いた大河小説である。家庭内の確執と離散と和解がある。イスラム教、コプト教、仏教、加えて新興宗教らしきものも出てくる。場所が次々と移り、時代が進む。予期せぬ出来事が次々に起こる波乱万丈の物語だ。ストーリーに若干の不自然さはあるが、主題の大きさに比べるとそれは小さな瑕疵に過ぎない。私は、著者の気迫に打たれ心地よく説得された。そして、「信じるものは何か」と自らに問いかけたのだった。本書は、スケールの大きな、生き方を問う小説である。人生を肯定する力強い小説の誕生をよろこびたい。 | ||||
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この本は、上巻のダイナミズムもすごいけど、私は後半を強く強くリコメンドします。 主人公も、お姉さんも、ボロボロの人たちがそれでも輝いているのが美しくて、本当に嗚咽しながら読みました。 こんなふうに、自分の中に救いがあることを教えてくれる本は今までありませんでした。 西さんじゃないけれど、出会えたことに感謝します。 | ||||
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作者の海外経験や社会情勢が隋書に巧く織り込まれ人間の成長に求められるものが前向きなストーリー展開で繰り出されている 物語自体がシームレスストーリーの様で読み手を最後に驚かせる手法も巧みな作風でもいある 非常に面白く スケールの大きい内容で読後感は満腹 | ||||
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まだ読み終えていません。 出足面白いです。 時間なくなかなか読めません。 早く読みたいのですが・・・・ | ||||
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村上春樹?どう考えても、村上春樹を思い出す。そんな作品でした。最後のつめがいまいちでした。 | ||||
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すぐ送付されたが、初版でなく再版のものだった。 事前にわかるように表示してほしい。 | ||||
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テヘランで生まれた日本人である著者だからこそお書きになった作品。わたしに言葉を紡ぐ才能があれば書きたかったことを下巻でヤコブに言わせている。唯一の神を持たない私にはわかる。一神教を信じる人にこの感覚は通じるだろうか。本当にヤコブのような人がいれば通じるだろうな。 自分を信じる。親兄弟でなく、だれかの目を気にするのではなく、自分が大切だと思うものを信じる。本当にそれができればいいね。誰が裏切っても自分は自分を裏切らない。そうすれば自分は人にやさしくなれるのだろうか。人は違うからこそ助け合わなくちゃいけない。尊い言葉。 | ||||
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今や人気の西加奈子さんの作品がすぐに手に入り!読書がますます好きになりました。 | ||||
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姉の最後の方の言葉「前を向いて歩き続けて」に、胸が痛くなった。私も、主人公の様に、自分と向き合わず、傷付く事を避けて生きてきたタイプなので、姉の言葉がつらい。上巻はジェットコースターみたいに興奮したのに、下巻は、もったりして、読むのが疲れた。 | ||||
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<ネタバレあり> 一部ネタバレがありますので、ご注意ください。 全体を通じて、非常におもしろく、一読の価値はあるでしょう。 ただ、上巻が少年時代の輝かしいキラキラとした世界観でおもしろいので、 上巻で終わらせておくというのもいいでしょう。 下巻はしんどいです。(宗教、荒廃、外人、死、離別、老化、、、) 以下に下巻に関して、個人的に嫌いだった点、白けた点を列挙します。 ・最後の姉の説教が腹立ちました。「何様?」と感じました。本を読み終えて、貴子の最後の説教がなかったら、もう少し気持ちよかったのに、と残念です。 ・高校時代の親友の高校時代のある出来事からの凋落と、ある特殊な職業になっていたことに全くリアリティを感じませんでした。おそらく上巻の終わりを彼の凋落を「引き」にしてしまったため、無理やりねじ込んだ物語です。ある特殊な職業に関しては、彼は絶対にその職業にならないタイプです。 ・高校時代の彼と久しぶりに偶然出会うところまでは、職業柄ありえますが、その彼と飲んでいるところに、大学時代の後輩(女)と偶然出会うのはリアリティに欠けます。その後、「彼」と「後輩」は結婚します。その報告を主人公にするのですが、感謝の気持ちを何度も述べます。鬱陶しいくらい何度も。最後に、子供を産みますが、その子に、主人公の名前をつけます。そこもリアリティに欠けます。 ・全体を通して、関西弁です。関西人の私はどうしても関西弁の入った文学を読むと違和感を感じます。 (博多弁とか東北訛りは気にならないのですがなぜでしょう。関西弁の歌にも違和感を感じます。) 小説なんだから、リアリティとか言うなよ、と言われればそれまでですが、 良い小説は、作り話やありえない話の中にも、読み手を白けさせないリアリティがあります。 | ||||
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なるほど回想録ねー と言ってもがっかりはしないです。私は大満足です、が、人を選ぶかも? 「下」は大学生~30代半ばまで。 見栄よく、就職せずとも、なんとなくどうにかなる、かつ自分的に勝ち組な人生を送ってきた「歩」 そんななか、「上」で母と姉から逃げ、自分を消してきた歩が、消してきたことで出会う人生初めての大打撃 引きこもったり過去を旅したり、で髪も薄くなった最後の最後にやっと自分で歩き始める自分探し小説です。 あれっ?こう書くと安っぽいですが、ヘレンケラーとかナポレオンとかではない、1人の日本人なので、当然です。 姉の大変身には「えーっ」と歩の気持ちになって思いましたが、それも人生ではありえること 海が割れたりしない、あくまでも等身大の、大きな大きな小説でした。 | ||||
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尻すぼみの印象でした。 全ての体験が活き活きと新鮮に感じられる幼少期が「上巻」で、安定と停滞に入る中年期が「下巻」ですから仕方ないですが。 「回想録」はどうしてもそうなる事は分かってますが、キレイにまとめ過ぎて小粒になっちゃったな。という感じでした。 | ||||
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