さくら



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初公開日(参考)2005年02月
分類

長編小説

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さくら (小学館文庫)

2007年12月04日 さくら (小学館文庫)

ヒーローだった兄ちゃんは、二十歳四か月で死んだ。超美形の妹・美貴は、内に篭もった。母は肥満化し、酒に溺れた。僕も実家を離れ、東京の大学に入った。あとは、見つけてきたときに尻尾にピンク色の花びらをつけていたことから「サクラ」と名付けられた十二歳の老犬が一匹だけ。そんな一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、実家に帰った。「年末、家に帰ります。おとうさん」。僕の手には、スーパーのチラシの裏に薄い鉛筆文字で書かれた家出した父からの手紙が握られていた―。二十六万部突破のロングセラー、待望の文庫化。(「BOOK」データベースより)




書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

さくらの総合評価:6.31/10点レビュー 159件。Cランク


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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(2pt)

さくらの感想

読むのが非常に辛かった

mick
M6JVTZ3L
No.1:
(8pt)

家族が運命を受け入れるまで(非ミステリー)

西加奈子の初めてのベストセラー小説。家族と一匹の犬が、それぞれの運命に翻弄され、いつしかそれを受け入れていくドラマを素朴に、しかもシリアスに、なおかつユーモラスに描いた青春小説である。
物語全体もさることながら、一つひとつのエピソードが自由なタッチで軽やかに描かれているのが魅力的である。

iisan
927253Y1
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.157:
(4pt)

期待通りでした

期待通りでした
さくらAmazon書評・レビュー:さくらより
4093861471
No.156:
(4pt)

大感動というわけではないけど、しみじみよい。

サクラのおしゃべりは、犬の気持ちがわかる「僕」が解釈しているのかと途中まで思っていたけど、どうやら「僕」の認識する世界では犬が人間の言葉を話すらしい(途中で喋れなくなる時期もある)。しかもそれを不自然とも捉えていない。そこの部分だけファンタジー。
さくらAmazon書評・レビュー:さくらより
4093861471
No.155:
(1pt)

〜みたいの描写が多すぎる

例えの描写が多すぎてなんの場面かわからなくなる
いらない描写が多いし、破天荒すぎる妹に終始イライラする。

疑問をながさず滔々と性教育する母には感心したが、中学生から性に溺れる兄弟には全く伝わってなかった模様。

交通事故で家族が不幸になったのに、さくらを病院に連れてくとき暴走運転する父親。

理解できない。

なにもかも共感できなかった。
さくらAmazon書評・レビュー:さくらより
4093861471
No.154:
(4pt)

悲しいファミリ―ヒストリー、でも未来は暗いだけではない |『さくら』西加奈子

西さんの初期の作品。

私は、どちらかというと氏の近年の作品から遡るように読んでいったためか、読み口は少し違和感を感じました。ん?なんか主人公の「僕」が標準語? 少し手持無沙汰な、それでいて分析的で自省的で、まあ一言でいうとちょっとめんどいやつ? ちょいと村上春樹流?な雰囲気を感じました。

・・・
ただ、読み進めると、やはりいつもの西ワールド。

作品じゅうを極彩色に彩る関西弁は、相変わらず心地よい。特に主人公「僕」の妹で美形かつ暴力的な美貴の関西弁がいい笑

優しい素敵な比喩も随所に。幼い美貴に父と母のセックスの話を優しく説く母の言葉が一番刺さりました。もう西さんの才能以外の何物でもありません。キャラと相まって、言葉の力を感じます。でも、仮に同じ言葉を私の口から娘に伝えても、単なるエロおやじ。言葉とはその人物に相応しい形で発話されてこそ、相手に伝わるのかもしれませんね。

・・・
さて本作、冒頭に述べられる三兄弟の長兄の亡くなった後の、実家へ帰る「僕」の話であることが述べられます。作中はおおむね過去の回想で、なぜ今こうであるかの説明、もう少し言うと、この家族の悲劇がなぜ起こったのかがややユーモラスに述べられます。

じゃあ、題名のさくらって何?というと、「僕」の実家で飼われている冴えない雑種。この家族の悲しいところも楽しいところもすべてに寄り添ってきた犬は、ある意味、この家族の象徴的存在です。

「僕」の兄が死を選び、それをきっかけに瓦解していく家族でしたが、さくらの体調不良をきっかけに、俄かに結束を取り戻していきます。

・・・
で、読んでいて涙目になりましたが、家族を作るってことは、実に多くのドラマを生むことであります。たとえば子どもが生まれるってことは正に一大イベント。

作中では「僕」とその兄が、妹の美貴が生まれて、どっちが立ちションを教えるかで小競り合いをしたりとか、そういう話をほのぼのと展開しています。

あるいはその美貴が初めてたっとときの瞬間。実は「僕」だけが見ていたとか。

そういう実に細かい、ある意味家族以外にはどうでもいい話。これらは、逆に家族の大切な思い出話。
初めての子供が生まれたときとか、嫁にプロポースしたときのこととか、これで話まとまらんかったら離婚だというときの険悪ムードとか、バタバタと過去のことを思い出しました。

・・・
ということで、西さんのやさしいやさしい、そして同時に悲しい、家族のお話でした。もちろんそこには関西文化というか関西弁のノリの良さとおもしろみもデフォルトで入っており、最後に読者をほっこりさせてくれる仕上がりになっていると思います。

単純な私は、読後なんだかやさしい気持ちになりました。もっと妻を愛したいな、と臆面もなく思いました(ただし口には出さない笑)。そう、本作は同時に愛の話でもあるのです。この核心部分は是非読んでいただきたく。

ということで本作、家族系のお話の好きな方(瀬尾まい子さんとかお好みの方)、これから結婚を考えているかた、動物がすきな方、関西弁の口ぶりが好きな方はおすすめです。中高生くらいに子どもにも読んでみてほしいなあ。
さくらAmazon書評・レビュー:さくらより
4093861471
No.153:
(5pt)

愛とはなにかを語ってくれている

家族や恋や、人が成長していく過程でみる景色や事件をサラッと描きつつも、言葉にできないような悲しみや苦しみ憎しみをしっかり着地させる。読む側からすれば、受け止めるにはあまりにも苦しい場面があったりするが、気づけば無我夢中で一気読みしてしまいました。本当に素晴らしい作品です。出会えてよかった。
さくらAmazon書評・レビュー:さくらより
4093861471



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