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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 1~20 1/8ページ
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期待通りでした | ||||
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サクラのおしゃべりは、犬の気持ちがわかる「僕」が解釈しているのかと途中まで思っていたけど、どうやら「僕」の認識する世界では犬が人間の言葉を話すらしい(途中で喋れなくなる時期もある)。しかもそれを不自然とも捉えていない。そこの部分だけファンタジー。 | ||||
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例えの描写が多すぎてなんの場面かわからなくなる いらない描写が多いし、破天荒すぎる妹に終始イライラする。 疑問をながさず滔々と性教育する母には感心したが、中学生から性に溺れる兄弟には全く伝わってなかった模様。 交通事故で家族が不幸になったのに、さくらを病院に連れてくとき暴走運転する父親。 理解できない。 なにもかも共感できなかった。 | ||||
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西さんの初期の作品。 私は、どちらかというと氏の近年の作品から遡るように読んでいったためか、読み口は少し違和感を感じました。ん?なんか主人公の「僕」が標準語? 少し手持無沙汰な、それでいて分析的で自省的で、まあ一言でいうとちょっとめんどいやつ? ちょいと村上春樹流?な雰囲気を感じました。 ・・・ ただ、読み進めると、やはりいつもの西ワールド。 作品じゅうを極彩色に彩る関西弁は、相変わらず心地よい。特に主人公「僕」の妹で美形かつ暴力的な美貴の関西弁がいい笑 優しい素敵な比喩も随所に。幼い美貴に父と母のセックスの話を優しく説く母の言葉が一番刺さりました。もう西さんの才能以外の何物でもありません。キャラと相まって、言葉の力を感じます。でも、仮に同じ言葉を私の口から娘に伝えても、単なるエロおやじ。言葉とはその人物に相応しい形で発話されてこそ、相手に伝わるのかもしれませんね。 ・・・ さて本作、冒頭に述べられる三兄弟の長兄の亡くなった後の、実家へ帰る「僕」の話であることが述べられます。作中はおおむね過去の回想で、なぜ今こうであるかの説明、もう少し言うと、この家族の悲劇がなぜ起こったのかがややユーモラスに述べられます。 じゃあ、題名のさくらって何?というと、「僕」の実家で飼われている冴えない雑種。この家族の悲しいところも楽しいところもすべてに寄り添ってきた犬は、ある意味、この家族の象徴的存在です。 「僕」の兄が死を選び、それをきっかけに瓦解していく家族でしたが、さくらの体調不良をきっかけに、俄かに結束を取り戻していきます。 ・・・ で、読んでいて涙目になりましたが、家族を作るってことは、実に多くのドラマを生むことであります。たとえば子どもが生まれるってことは正に一大イベント。 作中では「僕」とその兄が、妹の美貴が生まれて、どっちが立ちションを教えるかで小競り合いをしたりとか、そういう話をほのぼのと展開しています。 あるいはその美貴が初めてたっとときの瞬間。実は「僕」だけが見ていたとか。 そういう実に細かい、ある意味家族以外にはどうでもいい話。これらは、逆に家族の大切な思い出話。 初めての子供が生まれたときとか、嫁にプロポースしたときのこととか、これで話まとまらんかったら離婚だというときの険悪ムードとか、バタバタと過去のことを思い出しました。 ・・・ ということで、西さんのやさしいやさしい、そして同時に悲しい、家族のお話でした。もちろんそこには関西文化というか関西弁のノリの良さとおもしろみもデフォルトで入っており、最後に読者をほっこりさせてくれる仕上がりになっていると思います。 単純な私は、読後なんだかやさしい気持ちになりました。もっと妻を愛したいな、と臆面もなく思いました(ただし口には出さない笑)。そう、本作は同時に愛の話でもあるのです。この核心部分は是非読んでいただきたく。 ということで本作、家族系のお話の好きな方(瀬尾まい子さんとかお好みの方)、これから結婚を考えているかた、動物がすきな方、関西弁の口ぶりが好きな方はおすすめです。中高生くらいに子どもにも読んでみてほしいなあ。 | ||||
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家族や恋や、人が成長していく過程でみる景色や事件をサラッと描きつつも、言葉にできないような悲しみや苦しみ憎しみをしっかり着地させる。読む側からすれば、受け止めるにはあまりにも苦しい場面があったりするが、気づけば無我夢中で一気読みしてしまいました。本当に素晴らしい作品です。出会えてよかった。 | ||||
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初めて愛しあった時に出来たという子供は中学生からセックスに溺れ、兄を奪った自動車の運転は自分達はメチャクチャ。伏線なんて全くなく内容に矛盾だらけ。こんなのに感情移入できるわけない。さくらなんてまるで存在感ないし。この人は何が書きたいの?小学生相手のレディースコミック?家の本棚に入れずメルカリ行き2冊目の西加奈子作品となり、もう二度とこの人の本には手を出さないだろうな。 | ||||
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マイノリティーに対する人の反応や受け止め方が、成長と共に変化する様子を非常によく描いていて、とても引き込まれます。見た目や障害、性的嗜好など、表層的なことで他人との接し方が左右されがちな人間を描く一方、その対極として、さくらという犬の家族への愛は普遍的に心が温まる、そんなメッセージ性を感じた作品です。 | ||||
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しおり代わりに何ページも沢山折れた後がありました。 書き込みこそありませんでしたが、使用感が半端なかったです。 | ||||
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どこにでもある普通の家庭。淡々と続いていた日常生活があることをきっかけに、音もなく崩壊していき、家族も散っていく。さくらは家族の中心ではないが、大事な家族の一員であることは間違いない。いったんは崩壊した家族がさくらと、さくらを取り巻く家族によって再生される。どのページを開いても、そこには、普通の、どこにでもある出来事が描かれているだけ。でも、読み手はハラハラ、ドキドキしながら一気に読み進んでいく。西加奈子の描く小さな世界は、柔らかい光と優しい声と人のぬくもりに包まれており、読み終えた後には必ず「読んで良かった。楽しかった。また読みたい。」と思わせてくれる。 | ||||
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口コミが極端に分かれる作品ですが、私は人が弱く不完全な存在であることを前提とした人間愛にあふれた作品だと思いました。 この家族に起こったことは私に起こることかもしれない。 そんなときももしサクラがいて、元気に幸せにずっと変わらず尻尾を振っていてくれたら、もしかしたら乗り越えていけるかもと思いました。 私にもかつてサクラのような存在のワンちゃんがいたから。 最初は文庫本で読んで号泣し、ずっと手元に置いて繰り返し読みたいと思い、単行本を購入しました。 | ||||
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私は犬大好きで、読書も好きな人間です。 私はそう思いませんでしたが、この本の説明書きを読んで(これは犬が中心の話なんだ)と勘違いする人がいてもおかしくありません。そのせいでレビューが荒れてるように思います。 小説としてはとても読み応えがありました。ただ胸糞悪さというか悲しい気持ちになる人も多い内容だと思います。その覚悟で読まないといけません。犬が出てくるホワホワした話ではありません。 | ||||
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私は小説を読むのがとても遅くて、興に乗るまでは、なかなか読み進められません。パラパラと読み始めて、一気に読んでしまったなどという経験はほとんどないのですが、この本は何気なく読み始めて、かなりの量を一気に読み進められたので、小説の書き方がとても上手なのだと思います。ですが、内容はあまり好きではありませんでした。美貴に何一つ惹かれるものがなくて、外見の美しさを際立たせるために、それ以外の部分を全てマイナスにしているような人物。語り手の次男だけは、さほどの容姿ではないようですが、両親も兄も妹も非常に外見が美しいことばかりが出てきてちょっと食傷気味。私は外見が美しいということの価値はかなり評価する方ですが、この話においてはその事が、気持ちよく作用していなくて、不快でした。なぜ美貴はこんなに嫌な人物なのか?人物造形に説得力がないし、スーパースターなお兄ちゃんといい、どの人物も結構極端で、机上のストーリーを面白く展開させるためだけにこねくり回している感がありました。小説というものは、「奇をてらったことを書いて驚かせて衝撃を与える」そういうものなのかなと最近思うことが多くて(話題になる本などを読むとだいたいこのパターンで、嫌な気分になることもたびたび)、だとすると私は小説好きではないのでしょう。 | ||||
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性の話しか印象に残らず気分が悪い 色々と気に入らない | ||||
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買おうか買うまいか少しでも悩んでる人 悪い事は言わないので絶対買わない方が良いです とにかく美貴が不快!!誰もが羨む自慢の家族なんでしょ?いったいどうしたらあんな風になるのか 一挙手一投足が気持ち悪くて気持ち悪くてムカついてありえない そして顔をしかめたくなる性描写 存在意義が謎のさくら なんなら居なくても困らなホンマ?を本まって書くのなんなの?上げ出したらキリがないから☆1のレビューも参考にして欲しい 人生の貴重な時間 更に大切なお金 どうか無駄にしないでください | ||||
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手術も何もしないで車椅子に乗ることになってますが、 いくら何でも省略しすぎでしょう。 何度も手術して、顔の整形もして何とか車いす生活でしょう、普通は。 千原ジュニアのバイク事故でも顔がグチャグチャになって大変だったんですから。 あまりに物語の中身が軽すぎるしウソが多い。僕は許せず読むことはできなかった。 | ||||
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映画も封切りされるとか聞きました。たいしたこともない40ペ-ジぐらいの話を装飾してだらだらと書くこの方の文体が好きになれませんでした。もう西さんの作品は読みません。 | ||||
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すぐ届きました。 | ||||
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こんなに泣きながら笑った本は初めてです。 西加奈子、最高! | ||||
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もし20歳で読んでいたら、もっと感動していたかもな本です。犬の話として期待するとちょっと外れるかも。甘酸っぱくて切ない兄と弟と妹の物語。性教育?な部分も多い。感受性豊かな若い人にはお勧めします。 | ||||
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2020年に映画化されることが決まった西加奈子さんの小説です。兄の死から家族がバラバラになりながらも、「さくら」という老犬と共にその家族みんなが前に進んでいくというお話。 前半では、家族のあたたまる幸せな情景が目に浮かび、読んでいて心地よいきもちになると同時に、後半になるにつれ、何かの歯車が狂ったように家族がバラバラになっていくと、読んでいて複雑で悲しい気持ちになりました。当たり前のことなんていつかは当たり前じゃなくなるんだとか、私の日々の生活の中でも忘れちゃいけないことを教えてくれる作品だと思います。この作品を通して家族との時間をもっと大事にしたいとも思いました。 タイトルのように目の前にあるしあわせについて改めて考えるきっかけとなるので、おすすめです。 | ||||
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