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サラバ!
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サラバ!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.94pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 201~220 11/13ページ
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上下巻合わせて700ページ強の長編小説。序盤の印象はあまり良くなかったが上巻の中盤以降、そして下巻に突入してから終盤まで物語が濃くなり引き寄せられていく。ひさしぶりにあっという間に読めた長編。 | ||||
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商品説明通りで満足しています。またお願いしたいと思います。後1単語(必須) | ||||
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上下通して読みました。概要を書くと、 プライドが高く自意識過剰なナルシストが、からっぽのまま成長し、仕事がなくなり、ハゲてきた事で、すがるものがなくなり、何を信じればわからなくなったが、エジプトの川の畔でみた何かに全てをなすりつけ、結局からっぽのまま終わる物語。 主人公は、一見まともそうに書かれているが、一番まともでないのはコイツ自身であることに全く気がついていない。(下敷きにしたのは、太宰の人間失格か?) 姉の奇行は結局、自分の拠り所がどこにあるのか?必死にもがき続けた結果、自分自身が虚ろであることに気がついて、落ち着いた。だが、主人公は? 容姿に自身があり、友人から得た教養でなんとも言えないペラい文章を書くことで、なんちゃってクリエイターになり、自分のランクなら、これくらいの女と付き合えるだろうとたかをくくり、挙句捨てられ、本当に好きだった女性に告白が出来なく、自分の仕事が減ったのも、他者のせいにしまくる人間のことを何というか? 答えは”ヘタレ”である。 姉はそんな”ヘタレ”にこう言う ”自分の信じられるものをみつけなさい ”と。 では、そんなヘタレが実際問題見つけられるのだろうか? コレは物語だから見つけられた”事”にしてるが、現実ではどうだろうか? 結局己の偏狭な根性が、自分に都合のいい解釈をして、反対意見は封殺し、議論もせず、謝罪もせず、唯々扇動し、責任取れない情報を垂れ流すだけではないのか? (どっかの誰かさんに似ている???) 色々書きましたが、 親友との再開は笑ったので、星2つ。 | ||||
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ひさしぶりに小説を読んだな、という感じ。 これがもし世の中で受けているのであれば、日本はやっぱり閉塞感があるし、でも人々には希望がある。 上巻の冒頭は少し退屈だったけど、下巻は怒涛の勢いでよかった。 | ||||
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上巻は面白くなかったけど、我慢して読んでたら、下巻は面白かったー。考えさせられることが多かった。 | ||||
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掛け値無しに面白い。 しかも舞台はワールドワイドで、テンポも良い! お父さんの気持ちが、最後に明らかになって来たり、僕のジレンマなどが上手く 落とし込めている。 | ||||
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ややネタバレかもしれませんが、主人公の没落の様子が面白い。現実的には30後半であんなことになったら、もう手遅れな気がしますが、上下通して、作品の世界にひきこまれっぱなしでした。この作者のほかの作品同様、団塊ジュニア世代だと、あーあったね〜という話もぽつぽつあり楽しいのではないかと思います。作品の設定で90年代の男子校に普通にカミングアウトしているゲイが二人もいるのはかなり違和感ありましたが、、当時、男子校でしたが、微塵もそんな事が出来るような時代でも雰囲気でもなかったです。登場人物の良い奴エピソードを盛り上げるためだけの創作としては盛り過ぎかなと。 | ||||
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「すごかった。西加奈子の全部がここにある。」又吉直樹。 「こんな作品を書かれた後、自分は何を書くべきか。途方に暮れた。」朝井リョウ。 帯の言葉イマイチとさえ思ってしまった。これが、小説家の言葉か? 読み終えて思うこと 二人とも圧倒されて、きっと言葉が出てこなかったんだな。 | ||||
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物語全体がスローテンポで(丁寧な主人公の自叙伝なので当然?)上下巻にまたがるこのボリュームは長い、との意見は多く見かけるが、語り口は軽妙で、ユーモアも交えた短いセンテンスタッチで進むので、私には無駄な長さは感じられなかった。 小説と言うのはどうしてもその裏側に作者本人を見てしまうし、イランやエジプトといった特殊な海外経験からして、この主人公が作者自身をかなりダブらせていることは避けられないのだが、作者のメッセージは、物語の最後に主人公の言葉としてはっきり書かれている。 「この物語の中で、あなたの信じるものを見つけてほしい」 「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけない」 何度も繰り返されるこの言葉こそがこの物語のテーマなのだが、ここまで作者の意図が真正面から告げられて終わると、それまでの物語の進行の中であちこちに感じてきたツッコミの部分も、まあ仕方ないか、と思わされてしまう。 人は誰でも唯一無二の存在で、自分が本当に信じられるものを「自分で」見つけることが出来た時、人は本当に強くなれる、という本作品のテーマは、確かに読者に改めて人生というものをもう一度考えてさせてくれる。 そのためには、姉の貴子の強烈過ぎる「やらかしキャラ」も、その後の信じがたい変貌ぶりも、どうしても必要な設定だったのだと思う。 作者がここまでストレートにこれが言いたくてこの物語を書きました、と伝え、読者がそれをしっかり受け止めて読み終える、というこの作品の力強さは、星5つを付けるに十分と評価したい。 また作中引用される文学や音楽、映画の作品名など、作者の知識の幅広さにも感心させられた。 | ||||
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綺麗な状態でした。梱包も綺麗でした。 サラバ、すぐ読んでしまいました。安定のおもしろさでした。 | ||||
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どんどん先が読みたくなるよう物語。 主人公は物分りが良く、ずっと上手くいく人生を送っていた。しかし、あるときから どんどんと自分の思い描くのとは違う方向に進んでいく。 原因は、「自ら為すことなく、人間関係を常に相手のせいにして、じっと何かを待つ」人生 だったから。それで上手く行くこともあるが、それで満足な人生だったと言えるだろうか。 姉は、主人公にバランスが大切だと見解を告げる。体の芯、体を貫く幹が しっかりしていなければならないと。 最後に姉の言葉を引用する。「あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ。」 | ||||
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少し奇妙な家族の物語なのかな、という印象を下巻であざやかに裏切られました。 主人公以外の主要な登場人物が、皆(理由があるにせよ)結構自分勝手です。 特にお姉さんの生き方は、自分探しというにはあまりに激しく、自分は好きでは ありませんが、それでも、自分の人生を生きなければ生きている意味はない、 ということは強く伝わってきました。 主人公の歩くんの弱さはとても人間らしく、彼が最後に笑うことができたのがよかったです。 | ||||
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この方の本はこれが初めてですが、面白かったです。 描写が丁寧で人物が目に見え、様子が浮かびますね。 | ||||
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今、生きてる自分は 生まれた瞬間から今、この瞬間までに経験したことや、色々な思い出によってできているんだなと思わせる作品でした。 この作品を読んで、自分は自分でしかないのだから、他人の評価や価値観などを気にすることがとても無意味なことだと改めて思いました。 読み終わったあとに、なんだか爽やかな気分になれる。 そんな作品です! | ||||
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著者のTVトークの方が文章よりよほどマシでした。期待した分 裏切られた感覚が強い。 | ||||
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我が家も 海外駐在の経験があり、身につまされるところが 多々ありました。 | ||||
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メディアで大々的に宣伝してたので、期待して読んでみた。 海外の風景描写や情勢などについては、興味深かったけど、 途中からけっこう展開は読めてしまったし、(ヤコブと再会し、サラバと言い合うなど。) もっとガーッと想像を超えてくるものがあると思ってたから、ガッカリした。 歩がすごいクズになって、姉がしっかりした大人になる逆転劇は面白いけど、 ムリヤリ感が否めない(主に姉)。最後の方、ちょっと駆け足だった気もする。 上&下にかけてまで読むほどの作品では無いなあと思った。 | ||||
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西加奈子さんの直木賞受賞作。 主人公は圷歩(あくつ あゆむ)という男の子。 父の仕事の関係で海外生活が長く、変わり者の姉がいたことで風変わりな少年時代を送るが、 あまりに特殊な環境で育ったせいか何事に対しても“受け身”で考えてしまうところがあります。 そんな歩が成長し、何かを為すことの重さや絶望を経験し、自分の足で歩き、自己を築いていこうとする再生の物語です。 おそらく、子供のころを海外で過ごした西さん自身の体験や感情も投影されているのでしょうね。 それにしても・・・・受け身体勢でありながらもそこそこ人生をうまく渡ってきた主人公の道がキラキラした道ではなく、 ななめにそれていくきっかけになる出来事がまさかあんなこととは・・・。 その物悲しさ・おかしみたるやww だけど、よーく考えてみると これこそが「人生」というものなんじゃなかな~としみじみ感じたことも事実です。 決してきれいなものでもないし、他人から見ればばかばかしいかもしれない。 でも、その人にとっては唯一のもの。こんなもので世の中ってできているんだと思います。 このくらいの長編だと、歴史物やミステリー物が多いような気がしますが、 これは一人の少年が大人になるまでをただスローテンポで綴っています。 だから余計に長く感じた人もいるのかもしれませんが、これは歩の人生の、取るに足らないようなエピソードも散りばめてるからこそのこの分量です。 人生なんて大半がどーでもいいような出来事でできてるわけだし、そういう意味で考えるとこの「無駄に長いかんじ」にも十分意味がある。 そして、ラストに近づくとわかることなのですが、実はこの小説、歩が「はじめて書いた小説」という設定でもあるのです。 だから、たどたどしく、無駄が多い。つまり、処女作だから決してうますぎてもいけないというわけ。 この文章の書き方はおそらくそのへんを計算されたものなのでしょう。 緊迫感があり、手に汗握るエンターテインメント作ではありませんが、最近の直木賞にしてはライトな感覚で読めました。 | ||||
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上巻の前半はかなり長いなぁという印象を受けましたが、後半から下巻にかけて展開が早くなってきて一気に読みました。 主人公の歩(あゆむ)は、順風満帆な人生を歩むのかと思い、あまり共感できないな、、、と思っていたのですが、年とともに減っていく髪の毛を前に苦悩するようになります。 あなたが信じるものを、誰かに決めさせてはいけないわ という、姉の一言が作品全体の大切なテーマになっているんだとおもいます。 自分の人生、人がどう思おうが正解ではなく納得できるものを探していけば生きやすいのではないか、と感じさせてくれる壮大な物語でした。 | ||||
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我が儘な姉や家族に振り回されながら強かに自分を押し込め周囲との協調を図る主人公•歩。そんな彼が物語の後半では堪っていた感情が吹き出し物語は終盤に向かいます。ハッピーエンドともアンハッピーエンドとも違うラストの一行に納得。 普段強かに自分の気持ちを隠している自分もいつかその感情が吹き出すことが無いか。そのような心配を持って生きている人も多いのではないでしょうか? 前半部分でかなり不可解な点や違和感を感じる点気になりながら未解決で話が進行する点が後半になるに連れて徐々に物事の全貌が見えていく内容になっています。 | ||||
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