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漁港の肉子ちゃん
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漁港の肉子ちゃんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全181件 1~20 1/10ページ
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まず書名が嫌だ。気分が悪くなり、気が滅入る。 あらすじを読むと、さらに滅入って、嫌な気分になった。 | ||||
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少女の心理、女の心理、漁港の人たちの優しさと、物語としてバランスが取れていてアニメ映画になるのも納得できる。しかし出てくる人たちがみんな結局いい人たちで、予定調和的で先が読めてしまう。あとがきや解説を読むと、作者もいい人、編集者もいい人、読者も漁港の人たちもみんないい人、それは事実なのだろうけれど、何だか内輪で盛り上がっているように感じて冷めた気持ちになってしまった。少女の内面的な成長と、体の成長を描いているが、それも少し平面的でありきたりに感じた。川上未映子の『乳と卵』は、同じく少女体の成長について描かれていたが、もっとずっと繊細に描かれていたと思う。そういうところにこの作品は深く立ち入っていないから、アニメ映画になれたのかもしれないが。 | ||||
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表紙のデザインが良くて購入しましたが、内容も面白いです!! | ||||
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アマプラで映画を観てからの原作へ。西さんは心の襞を描くのが上手い。何日もかけて読んだ。肉子ちゃんとキクりんの関係性が良い。キクりんがいじらしい、そして肉子ちゃんが愛おしい。 | ||||
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出てくる人物がみんなクセ強で面白い。 笑って泣ける温かい世界。 | ||||
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おもろい | ||||
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本作は私にとって再読でありました。 きっかけは近くの市民ホールでやっていた映画の再上映です(因みに700円!)。 映画があるのは知っていましたが、見たことはありませんでした。ならば見た後に再読しようと思い、手に取りました。 ・・・ そうですね。印象は、西さんの作品らしい、静かな騒がしさ、とでも言いましょうか。 ・・・ 物語は、主人公の子供の見須子喜久子(みすじきくこ)、彼女の眼を通して描かれます。小学五年生の女の子が、北陸の田舎の港町での生活を慎ましやかに表現します。性格は母親とは真逆。頭の回転もよく、器量よしで静かなタイプ。でも運動もできちゃう。母親を冷静・冷徹に観察し、口には出さないものの突っ込みまくっています。その突込みの声がどこか作品全体に冷静さを与えているような印象です。 一方騒がしさというのは、主人公たる母親ですね。その名も見須子菊子(みすじきくこ)と、読みだけみると子供と同姓同名という。既に「なんでやねん」て読者に突っ込みを期待するような展開。このおばちゃん、これまた大阪出身のこてこて関西弁で、ちょっと頭が弱くて、体形も相当ふと目で、見た目も器量よしとは言えない。まあ悪目立ちする感じです。それでいつの間にかついた愛称が「肉子」。 この親子、どこからどう見ても似ていないのです。で、ここまでで勘の良い方は概ね方向性が読めるのでしょう。ぼんやりいうと、終盤に向けて親子関係の真実がつまびらかになる、というものです。 ・・・ さて、ここで改めてタイトルを確認して頂きたいんです。「漁港の肉子ちゃん」。ストーリの視点は子供からのものですが、それでもタイトルはその母親の愛称(「肉子」)なのです。私は、西さんがここに何らかの思いを込めたのかなって考えてしまいました。 デブでブスでしかもアホ、でも飛びぬけて明るくて、人が良い肉子ちゃん。逆境にもめげないし、他人のことを悪く言わない。そんな人の良さの価値を問うている気がします。 会社とかでは違いますよね。真逆。「いい人なんだけど・・・」という枕詞は、仕事できないんじゃおのれボケこの給与泥棒、と言い換えてもまあ7割くらいは意味が通じると思います。性格悪くて仕事ができる人と、性格良いけど仕事ができない人だと、前者が可愛がられ出世すると思います。つまり、人の良さは必ずしも業務上の価値として認められるわけではないと。 でも家族ならどうでしょう。むしろこの「人の良さ」を家族こそが認め受け入れることが大事なのかなあと。丁度、喜久子が菊子を受け入れたように。 というのはですね、つい先ほども80を超える母親と喧嘩したのですよ(しょうもない話ですが、鍋の洗い方について)。うちの母親はお嬢様育ちで、買い物大好き、物溜めまくる、壊れてなくても新しいもの買いたがる(因みに古いのも捨てない)、そのくせ整理とかド下手、散らかしっぱなし。だけどめちゃくちゃ外面いいし、頑固で自分の考えを曲げない、という超めんどくさい人なのです。私の家内も「お母さんとは絶対一緒に暮らせない」と頭を抱えるくらい。 随分前、もうかれこれ20年くらい前に父親に、独自ロジックが半端ない母親の面倒臭さを指摘していたんですよ、よくもまあ結婚していられるね、と(失礼な話です)。すると父親、ぽつりと絞り出したのは「あれは悪気は一切ないんだよ」と。 父親は、母親の人の良さ・裏表(悪意)のなさを見て、それ以外の欠点を吞み込んでいるように見えました。 本作を読んだら、そんな父親との会話を思い出しました。 人を見れば、悪いところは簡単に見つかる。家族だからこそ、悪いところではなくて良いところを見てあげないといけないのかなあと。母親だけでなく、嫁や子供たちに対してもそうですね。まあ簡単ではありませんが。 ・・・ あと、映画(アニメ)もありますが、断然小説を推します。 小説では喜久子は第六感があったり、見えないものが見えたり、虫や生き物の喋りも感じ取ってしまうちょっと不思議な感じの子として描かれています。でも映画ではこのあたりの描写は弱い。また小説ではマキさんとか金子さんとか、癖強めの面白いキャラは省かれていました。映画はですね、全般的に小説の内容を端折って尺に収めた、というイメージを抱きました。 ・・・ ということで久しぶりの西作品でした。 港町でのうるさくて静かなお話です。一般受けする感じではないのですが、私はこの西さんの醸す雰囲気が好きでついつい読んでしまいます。 因みにですが、私と母の喧嘩の原因。焼き芋焼き鍋にこびりついたサツマイモの蜜です(!)。母親「そんなのを洗い流したら水道が詰まるからやめてくれ」、私「それくらいじゃ詰まらない、さっさと洗わせてくれ」。 くだらないですよね。さていずれが正しいか。でも今は正否は問うまいよ。明日私が頭を下げますよ。 | ||||
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久しぶりに読み返しました。 本当に大好きな小説です。 西加奈子さんの小説は、「その人がそのままでいること」について様々な切り口で訴えかけてきてくれます。 あとがきの解説にもある通り。 肉子ちゃんになりたく…は、ちょっとないけれど、肉子ちゃんの近くにいれたらいいのにと思ってしまいます。こんな神様、いてもいいよね。 | ||||
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小学生の女の子特有のグループ化の内容が結構 細かく出てきて、肉子ちゃんよりもそっちの方が印象的な作品でした。 最後はホッコリしました。 | ||||
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映画を観ておもしろかったので購入しました。西加奈子さんはサラバ!しか読んだことなかったですが、これを読んでさらに他も読もうと思いました。 往復3時間の電車で3分の2読み終わり、残りを家で読んだのですが、家で良かったです。最後の方泣きっぱなしでした。でもとても朗らかで明るいお話です。主人公の小学校5年生の女の子の語り口で進んでいきますが、私のその頃〜中学生くらいのときに考えていた、学校というあの箱の世界への反抗心や、息苦しさ、早く大人になりたい、ひとりで生きていきたいと思っていた気持ちと同じで、より感情移入していたのもあるかもしれません。 映画のときには分からなかったみう目線のストーリーも読めて良かったです。 | ||||
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娘と育ての母と実の母と女の人達の物語。女性にしか書けないでしょうね。 | ||||
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キクりんの思春期の成長がメインかと思って読んでいたけど、いろいろややこしく考えるよりも、肉子ちゃんのように目の前の楽しみや大切な人を大切にすることで、道が開けてくることもあるなと感じた一冊。 | ||||
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背表紙が破れてました。どんな扱いしてんだ。出品者の評価は★、でも、本は素晴らしいので★★★★★。 | ||||
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肉子ちゃんは、普通より大変な身の上なのですが、一つも文句を言わずに(思わずに?)、むしろ楽しんで生活しているように見えます。健気で、馬鹿で、可愛い。そんな肉子ちゃんに元気をもらえます。 | ||||
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なかなか良かったです、 明石家さんまプロデュースで題名は知っていましたが内容は知るべくもなく、 入院中の9月にテレビ放送がありました、 なかなか良いやんと、文庫本を手に取りました、 前半は淡々と、そして後半はほろりとする、後味の良い物語でした! | ||||
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肉子ちゃんの呆れるほどの天真爛漫さはまず笑いを誘い、最後は胸をうちます。 | ||||
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受け入れやすい文章で、安定の読みやすさ。本当にきれいなものとはこういうものだな…と思い知らされるお話でした。 | ||||
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西さんの作品にしては読み終わった後、爽やかな気持ちになります。とても読みやすいです。 暗くなるところもないので、明るい気持ちになりたい方にはオススメです。 | ||||
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タイトルがきにいりました。 最初から、笑いながら読んでいます❗ | ||||
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心温まるストーリーに、作者のやさしさが 伝わりました。 そして 私も「肉子ちゃん」が好きです。 虜になりました。 | ||||
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