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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 141~157 8/8ページ
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さる女性に二度薦められて読む気になった。僕が「犬」をキーワードにした作品を読んでいるから、と薦められたのだ。 読んだ感想。「さくら」は可愛いけれど、さすが著者も犬が好きだなあと関心はしたけれど、犬好きの僕の心には響かなかった。ただ、泣き虫の僕にはずしんと来た。 帯には「ただの感動じゃないらしい」 難しいなあ。ただの感動ではないけれど、なんだか反発するところがあったりするし。。。 こんな家族実在したら怖いよお。 が、反発の主原因。 とはいえ、多くの人に支持されるのに納得。 作中では、二人の性同一性障害の人物が設定されている。 彼らとの関係を、ごく自然に普通の人間関係と捉える家族たちが、 最後に発する言葉の群れにはこころが啓かされる。 あまりにも美しすぎる家族ゆえに反発を覚えているのだが、それはひねくれてしまった僕のこと。 間違いなく感動できるだろう。 | ||||
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~はじめて読み終わった本をすぐに捨てました。 そんな体験をしたのは、この本が初めてです。 それは「つまらなかった」とか「嫌いだ」とか そういう類の感情ではなく 「持っていたくない」 という気持ちから来るものでした。 僕は3人兄弟の真ん中、妹と兄を持つ関西方面の家庭で育ったので 主人公に必要以上に感情移入してしまったのかもしれません~~。 クライマックスの家族が明るい方向へ歩き出す車内の大泣きと微笑みが、 どこか不気味なリアル感があり、狂気へ陥る一歩手前の感覚を想像してしまい、 家族がひとつになるというよりは、 父も母も妹も主人公も実は全員同じ登場人物で、 すべては孤独な主人公ひとりの妄想だったなんて オチが来るんじゃないかと思わせるような・・・ あとがきも~~含めて「すべてを受け入れて明るく生きる」という ポジティブシンキングに、逆に信念を持てなくなったような感覚でした。 幸せの形はこうあるべきとか、こうでなければならないとか そういうものではなくて、もっとゴミ臭くて、汚くて、ヌドロッとして 明るく生きたって良いことなんて無いかもしれない。 泣きながら生きててもいつか良いことがあるか~~もしれない。 何がいつ起こるかわからない。 でも、悪いことなんて何も起こって欲しくない。 本当は幸せでいたい。悲しみたくなんてない。 苦しみたくなんてない。 それらをいつだって受けとめるよ。 だからそれ以上リアルに言わないでくれ。 そんな事を考えながら、僕はこの本を ゴミ箱の一番奥深くに沈めてしまいました。~ | ||||
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読めば読む程この本の世界に引きずり込まれるかんじでした。 思春期の頃の淡いかんじと、キャラの濃い家族が織り成す物語は読み心地が良くて好きです。 とにかく、読み終わっても心に何か温かいものが残りました。 大切な人には読んでもらいたい一冊、というかんじです。 | ||||
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仲のいい両親。美形で優秀で自慢の兄。その兄に恋していた妹。家族の歴史と共に歩いてきた老犬「サクラ」。「家族」という暖かい日溜まりに浸っていることに安心しきっていた次男の僕。何も問題はなかった。 暖かな家族を襲った兄の交通事故。自慢の兄は下半身不随。美形の顔は無惨な傷跡を残し,子供たちは避けて通る。そして兄は「ギブアップ」の言葉を残し自殺。 勤勉な父はいたたまれず家族を捨て行方不明。美人の妹はその変わった性格もあって同性愛の噂が広まる。向日葵のようだった母はアルコール依存症。そして家族はバラバラになる。 飼い犬のサクラだけがいつもと同じにしっぽを振っている毎日。そんな家族がやがて再生の道を歩き出すまでの物語。 家族とは,愛とは,生きるとは何か・・・暗く重い話になりそうだけど22歳の次男の目で見て肌で感じた若者の言葉や表現で描かれているので読み手に負担無く簡単に読める。 感動して涙を流すような作品ではないけど,読み終えた後,ほのかに心地よい。 それは「サザエさん」を家族全員で鍋を食べながら見終えた後のように。 | ||||
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ネットでオススメしている方が居たので, なんとなく読んでみました。 話は・・・最初は、話の筋がよく分からないなぁという 感じでしたが、話がわかってくると 読みやすくて、時間があれば必ず読む感じでした。 涙は、ちょっと潤んだくらい。 だけど、読み終わったあとのため息。 そのため息は、表紙に書いてあった通り、 「幸せのため息」なのだと思いました。 なんだか心に残りました。なにかを感じさせられました。 そのなにかとは、難しくて、どんな言葉でも表せられない、 本当にそういう感じでした。 正直にいうと、「この本をみてはじめて泣いた」という ように、そこまで泣けませんでした。 もっと泣ける本が他にはある。 けれどただ感動物ではなくて、読者を考えさせるみたいな本、 奥が深くて好きです。 これは何度も読み返そうと思います、これからも。 | ||||
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帯に書いてあった、担当編集者の言葉を読んでなんとなく買ったのですが、とても好きな本でした。 続きをどんどん読みたいけれど、読み終わるのがもったいなくて何度もしおりを挟んで休憩をするのだけど、やっぱり気になってすぐ開いてしまう…そういう本でした。 苦手とか特に普通の感想という人も多いかもしれませんが、私はとてもいい作品に出会えたと思ってます。 自分の大切な人に読んでもらいたい、と思いました。 | ||||
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私はこれを読んで、ただなんとなく、涙が出ました。 私が未熟だからでしょうが、とりあえず涙が出ました。 また次の日、犬の散歩をしている人を見ただけで、涙が浮かんできました。 理由はわかりません。そういう、本なんだと思います。 でもあの宣伝はやりすぎだと思います。あれが無ければ☆五つにしたかもしれません。 | ||||
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ほのぼのとした家族物語は好きでは無いが、何となく帯に魅かれて読んでみました。 主人公次男の気持ちや考え方、人気者の長男の結末や その兄を溺愛する末っ子長女のオカシナ言動は、 今を生きる現代の子供とゆう感じがしてすごく共感でき、 また家族の素晴らしさ、生きる事の大切さ等を 押し付けがましく書かれているのではなく読み終えた時に「なんとな~く切なくなってじんわりゆっくり何か心に残るものがある。」 とゆう感じでした。 汚い言葉使いもするし、ミキみたいな変わった子も身近に居る、 昔「フェラーリ」みたいな人を馬鹿にしたことだってある私には 思い出すところが沢山あって、忙しないこの時代仕事の合間に読むのではなく、 ゆっくり出来る時間の中でまたゆっくり読み直したいと思う本でした。 | ||||
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読み終わってまず思うのは「いい本だ」。明日も明後日もその先も、ずっとこの本は自分の手元にあって、気が向いた時にぺらっとめくってまた読むことができる。何回でも読むことができる。それがとても幸せだ。 帯の文句の真似になるけれど、まっすぐな話。あまりにもストレートに家族の話、恋の話、忘れていたような子供時代の思い出。これだけ真っ向正面から人間の明るい部分、優しい部分を書かれると読んでるほうが興ざめなんてことになりそうなのに、いやいやどうして、なりません。本を読みながら一人で吹き出すこと○十回、思わず微笑んでしまうこと○十回、不覚にも泣かされること○十回、登場人物を愛しいなと思うことは数え切れず。 多分少しも鼻につくところがないのは、作者の容赦ない書きっぷりのせいなのでしょう。宇宙一だった幸せだった家族が崩れる時、登場人物たちに対して一片の情けもない。しかも登場人物たちも、不幸に酔ったり誰かに痛みをなすりつけようとしない。ただただ静かに、一人で苦しんでいく。だからこそ、ラストの再生が本当に美しい。やっぱり真っ向正面からのストレートに人間の光の部分を書いているのに、ちょっとひねくれているつもりだった自分が、それをすんなり受け入れてしまった。パワーのある本です。素直に感動してしまいたくなる、春一番みたいなパワーのある、とても愛しい本です。 | ||||
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サクラという犬と家族の物語。私も昔犬を飼っていたことがあるので、犬に対する作者の愛情は感じるのですが、なんか物語として描き切れていない感じでした。 ところどころに素敵なお話もあるのですが、全体としてはちょっと私の感性とは違っていました。 | ||||
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読んだ後、切なさと哀しみとも違う何か温かいものを感じることができた。 ただ、前半は退屈させられる。最後に繋がる伏線になっているようだが、もっとも知りたいところ、主人公の僕以外の視点の描写がイマイチで兄の自殺までの心の葛藤や、妹の恋心はどのように昇華されたのか・・などが曖昧になっていて残念な気がする。 さらに、文章的にも修飾語が過剰気味で、多少読みづらかった。 だが、読み終えてしまえば読後感は悪くないので、当たり前の日常の中で忘れてしまいそうなささやかな幸せを思い出したい時に読んでみるのはいいと思う。 | ||||
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久しぶりに涙で文字が読めなかった。 俺が単純なのか? 平凡な家族の愛の物語。 中高生に読ませたい。 すごく良い性教育にもなると思う。 ただ、前半はちょっとだるい展開が続くかな? | ||||
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「さくら」という犬が登場すると言うので楽しみにしていたものの、読んで激しくがっかりした。マンガを文章にしたような、という表現が一番しっくりくるだろう。 登場人物も(犬さえも)きちんと描ききれておらず、「さくら」をめぐる最後の一家のドタバタオチには思わず苦笑い。感動できない私の感性がおかしいのかと悩んだ。いや、質の高い小説ならばちゃんと感動するのだ、私だって。 | ||||
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とても心温まるストーリーです。 イライラしていたり、落ち込んでいたり・・・今自分を失いかけている人におすすめです。 この本を読むことで穏やかな気分になります。 | ||||
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大人が読むには取り止めがない上に現実離れしすぎてるし 子供が読むには性描写が美しく感じられない。 登場人物を超美男美女と位置づけながら 凄い醜いものを各所に織り交ぜ 均整をとってるのか?と思うのだが ちぐはぐで 読み終わったときにすがすがしさがない。 最後のくだりは 強引にちりぢりになってりまった家族の和を取り戻すのだが 「愛」で締めくくろうとしてるのに無理を感じる。 ただ 兄に恋してしまった妹が次兄にその胸のうちを明かすシーンは 良かったと思う。 唯一ジーンときた。 | ||||
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う~ん;; ストーリーそのものは、正直、イマ風なテーマをパッチワークのように継ぎはぎしただけという印象です。 一番気になったのは、読んでいて、語り手である主人公を「男」だと思えなかったこと。 私には、どうしようもなく「感受性の強すぎるオンナノコ」にしか思えませんですた;; 語り手である主人公の向こうに、あまりに作者が透けて見えてしまうがために、 語り手が「男の子」である必然性が、そもそも見えて来ないんだなー。 他のレビュアーさんも指摘されている通り、 この作品が「少女マンガ」の域を抜け切れていない理由は、 ストーリーの陳腐さに加えて、その辺りにも原因があるのではなかろうか;; ただ、文体や比喩表現は、(良くも悪くも女性作家らしい)キラリと光る感性が所々窺えましたがね。 ・・・ま、まだ二作目なので、ドンドン書いて、チカラをつけていかれるとヨロシイかと。 とりあえず、今度この方の作品を読む機会があれば、三人称語りの話を読みたいものです。 一人称の話は、もう、いいよ。 | ||||
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文芸書として読むと大きく期待を裏切られる。 まずストーリー。少女漫画にありがちな喧嘩好きなボーイッシュな女の子、菊池寛ばりの「父帰る」、レズ、ホモ、交通事故、自殺…とまったく亜流の展開。そして、笑いのアクセントに「うんこ」「ゲロ」などを多用する始末。 加えて、リアリティにも欠ける。 例えば、犬が歩くとペタペタと肉球の音がする。とあるが、実際にはしない。するのは、蹴り上げるときの爪が地面にあたる音だ。 学校の2階から女の子が飛び降りて、喧嘩をするくだりなんかは、もう劇画としかいいようがない。 そして、作者の人間を見る目も気になった。 奇怪で醜く、奇声を発している男「フェラーリ」を、馬鹿にして遊びまわる子供達。こういう描写は社会的弱者を馬鹿にしていて、極めて不愉快。もちろん、これが事故でお化けみたいな顔になった兄への伏線であることはわかっているが、こんな安易な展開に弱者を使うことに憤りを感じる。 チープな感動を狙って、売れればOKというような類の小説だ。 | ||||
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