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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 41~60 3/8ページ
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大好きな兄が死んでしまう前後の話。 主人公が中学生時代の時の性に関する話が違和感がありました。 また、各登場人物がどことなく、好感を持てるが、作者の他の作品と比べると妙に軽薄な感じがしました。 いっきに読めばそれなりに楽しめ泣けそうになるが。 設定に違和感があるので、面白いと言い切れない。 | ||||
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ギルバートブ・レイクの家族には共感できたけど、 さくらの家族には共感できなかった | ||||
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さくらは犬の名前。どこにでもあるような両親と3人の子供の日常を犬も交えて描く物語。子供のときから魅力的な兄と、変だけど美人の妹と、若い時は美男美女で今は見る影もない両親。幼稚園、小学校、中高と過去の良い思い出や、悲しい事故の記憶を思い出して、しんみりする何てことのないストーリーでした。現実味がないという人もいるかもしれませんが、私は良い意味で感動しました。 | ||||
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去年、実家の愛犬を亡くしました。 サクラや薫くんと同じように、私が小5のときに 大阪の南から北へ引っ越した後で、環境の変化に全く対応できなかった私の元へやってきたのがその子でした。 だから個人的な感想になってしまって恐縮です。 私は家を出てしまってあまり会えなかったので、 亡くなったと聞いていままで泣けなかったのですが、 「さくら」を読んで愛犬の行動やしぐさをまざまざと思い出してしまい、 一緒に見てきた家族の間で起こった嫌なことや辛いことも思い出され、 読んだ後も涙が止まりません。 明日仕事に行けるかしら笑。 一気に読んでしまいました。そして、泣かせてくれてありがとうございます。 泣いて少しスッキリした気がします。 | ||||
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生きてるって、健康って尊いなと感じました。良くも悪くも、現実感は無いです。犬のサクラが可愛かったので犬好きの方におすすめです。 | ||||
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最初から最後まで違和感あり過ぎで読むのがしんどかったです。 まず、子供の頃から一緒に育った妹にそんなに何度も何度も、ほぼ見る度ぐらいに「美しい、美人だ」とかいう感情って抱くもんなんでしょうか? お葬式の日に失禁とかも、兄の死を知った瞬間とかならまだわかりますが現実味に欠けます。 多くの方が書いてらっしゃるように中学生で、しかも表向きは品行方正な秀才達がセックスしまくるところも本当にぞっとします。実際にそんな中学生がいたら狂気です。 あと、兄のセックスを、さも見ていたかのような表現もよくわかりません。 妹が兄を好きになる設定、、よくあるのかもしれませんがここまでくると常軌を逸しています。両親の愛情をまともに受けて育った子のやることではないです。それとも内面までは及ばない程度の上っ面だけの愛情で育てられたという事なんでしょうか? 存在感の薄いお父さんの逃避行も物語をひっぱるための手段にしか思えません。 本当に読むのに疲れる作品でした。生理的に無理なレベルです。 | ||||
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読んだ後に本当に後味が悪い本は初めてでした。感性が違うとしか言いようがないです。 | ||||
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浮世離れした雰囲気のある主人公と、彼を取り巻く奇妙な家族には興味をそそられます。 ですが、まるでスポーツ紙に連載されている官能小説のごとく 英語で言うところの代名詞を現在分詞で修飾する表現が繰り返し使われており、とても気持ちが悪く感じてしまいます。 「それ」という文字が見えるだけで身構えてしまいます。 とくに代名詞に頼る必要のない文章では、こういった言い回しはとてもくどく違和感を感じさせますね。 センセーショナルな内容を描く場合、クリーンな文章でなければかなりチープな仕上がりになるということを勉強させていただきました。 ありがとうございました。 | ||||
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読むきっかけになったのは、私自身、ファンである、女優・小泉今日子さんの近著『小泉今日子書評集』で、この本が紹介されていたからです。彼女の書評を読んでみて、キョンキョンファンという事を抜きにしても、個人的に共感する部分があったので、手に取ってみました。 「 僕は二十歳になって、東京の大学に入った。 その時の僕は、今の自分より先にあることを考えなかった。(中略)僕の頭の中は貼り付けられた記憶の断片で、まるでピカソの絵みたいだったし、キラキラと光ったり黒く沈んだりしているところが、どこか荘厳な教会のステンドグラスみたいだった。(中略)僕の頭の中には、未来なんてなかった。 」(pp.350-351) まるで、作品の中に、もう一人の自分を見た様な気がしました。事の性質上、ここで詳しくは述べられませんが、未成年の頃から家族の問題で悩み、挙句の果てに、本来、自分の進路を決めねばならぬ時に、未来に絶望して決められぬ自分を、同じく家族の問題で悩む主人公の長谷川薫に重ねて読んでいました。 故に、長谷川一家の再生とは何ぞや?と関心がありました。 読了後、感じたモノは、「さくら」の意味について。長谷川一家が飼っている犬の名前が作品のタイトルにもなっていますが、ここには、もう一つ、一家離散した家族の再生を、四季の春に譬えてあると同時に、一家の新たな旅立ちを示唆している意味合いも含まれている様な気がしてなりません。 | ||||
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兄と妹と自分の3人の子供が、幼少期から、青年期に至るまで成長する姿を描く家族日記のような作品。 この長谷川家は、子供の成長とともに、様々な事件が起き、家族関係は変形する。丸からやがて歪なものへ。 この家族が特殊な問題を抱えていると考えられがちだが、どんな家族でも、子供がグレたというような深刻な問題から、テレビが壊れたという些細な問題まで、家庭には問題が山積している。そんな家族の情景に、いつもどおりに家族と接してくれる無垢な犬が安心感を与える。 途中4分の3までは、冗長だが、文中の大きな事件をきっかけに、話が急展開し引き込まれた。パステルカラーの封筒が舞い散る中、泣きながら妹を殴る美しいシーンがとても印象深い。 | ||||
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当たり前のようだった幸せが崩れて、ある大晦日の夜に家族は再生する。 春夏秋冬、長谷川家の穏やかな生活がただただ綴られていくが、そこには子供時代への懐かしさもあり、 否、共感できない部分もあるかもしれない。 でもこういう家族がいてもいいよね。愛しあえるって、素晴らしい。 残念ながらうちはそうじゃないけど。 | ||||
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優しい文体、優しく、穏やかに流れていく季節を感じながら読みすすめていくと、とんでもない 冬がやってきました。 極寒の冬。あまりにも優しい風景だったので、その厳しさが際立ちます。 厳しすぎて、苦しかったけど、でも、きっと、一つの家庭の中にはこんな冬が一つは巡ってくる。 でも、わがままだけど、自分とこはやだ。きっと耐えられない。 思わず、そばにいた子供を抱きしめたくなりました。 優しい文章なのに、穏やかな雰囲気を持つのに、とても厳しい目を持っている作家さんだなと思いました。 西さんのメッセージにあるように、すぐには優しい気持ちにはなれず、しばらく怖くて震えました。 でも、大事にしたいという気持ちは強まりました。 最後のさくらを車に乗せて走るシーン。あそこは少し救われました。 | ||||
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次男が幼少の時から大人になるまで永遠と続く話。 どうでもいい出来事にダラダラと長い描写が続く。「こんな描写、面白いでしょ?」とばかりの作者の書きぶりが鼻につく感じ。 全ての登場人間に感情移入出来ない。時間を無駄にした気分しか残らない珍しい本でした。 | ||||
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犬好きの人は、読んだら感動します。猫派の私でも、さりげなく家族に寄り添うサクラに大変親しみを感じました。 | ||||
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どうして!?といった内容。どうしてこんな悲しい展開にするんだろう、どうしてこうならなきゃいけないんだろうって言う涙が止まらなかったです。どんどん重くなっていって、一気に読まないと辛くなりました。ある身を引き裂くような辛さから家族の立ち直り…というところですが、過去の過ちをなにも悪くない人の犠牲によって成り立たせてる感じが、もうただ辛かったです。 | ||||
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西氏の直木賞受賞、のニュースに、その前の作品を読んでみたくて、表紙のデザイン、帯にもひかれ、手に取った。 あとがきに、作者が、この本が売れて人生を変えてしまう一冊になった、とあったので、期待が大きかった。 だが、読みすすめるうちに、たしかに、表現は、パステル画のように美しいのだけれど 内容がとにかく苦痛でたまらなくなっていった。 ここの多くのレビューにあるように、苦々しい読後感になり、なぜ売れたのか、よりも なぜこの本を売りだそうと宣伝した人々がいたのか、それが少し恐ろしく思えた。 安易な設定が目につく。作者は人生のみずみずしい時期に執筆したので、それも仕方ないと思う。 だが、この本を売ろうとした人々も、それを指摘せずにこのまま問題なし、と考えたことになる。 たとえば、 兄の交通事故は自爆ではなく、猛スピードのタクシーにひかれている。 人を乗せることを生業とする者が事故をおこすと、プライベートで運転していた場合より更に大きなダメージを人生に負うのはいうまでもない。 そうした加害者の苦しみや加害者とのやり取りは一切ない。書かないなら、安易に「タクシー」にせずに、転落などの事故にしてほしかった。 私は、身近に、病気や事故で中途障害者となった人とその家族を見ているが、みんな、死にたくなる気持ちと向かい合っている。 人生の途中でなりたかった自分をあきらめ、障害をおって生き方が変わる、家族も変わる、絶望の淵から何とか立ち直ろうと 苦しみながら、手を伸ばしている。そういうとき生の意味に気づき、人生観が変わっていく。 そういう人生観をかえるために、強くなろうとして、病床で小説を読んでいる人もいるのに この作家は、あっけなく「この体でまた年をこすのが辛い」と兄を自殺させ、それをファンタジーのように描写した。 自殺はそんなに簡単に成功しないが、不自由な体でも自殺を完遂できた、それだけ動ける人であるなら、なぜ生きないのか、と 問いかける人は、この話にはでてこない。死んでも当然、のような扱いである。 美しくない、セクシーでない身体、下半身がつかいものにならない身体では、生きていてはいけないのか。 障害をもった人と家族がそれでも生きようとしている現実はあちこちにある、 それを「一抜けた」とばかりにまとめた軽々しさが、空恐ろしい。 まだ若い作者が、そういう視点であってもしかたがないのかもしれない。だが、 この本に関しては、命や性の扱いが希薄であり、こういうものを大々的に売り出してほしくなかった。 売れたのは、内容より先に、売ろうとして前評判を作った大人たちがいて 売れるようなキャッチを作り、装丁をほどこし、帯をつくって売り込んだ人たちがいたからだ。 そして。主人公や兄弟のさかんな性交渉の話がでてくるが、唖然とするのは10代前半、中学生であることだ。 中学生の女の子の両親がそれを認めて避妊具を男の子にプレゼントする。 目を引く材料がほしいのかもしれない。でもこれは一般的ではない。性交渉は、ハグのような気軽なものではなく、粘膜の接触であり かんたんなコミュニケーションととらえてては危険である。性感染症の知識を一生懸命医療職がひろめようとしていても こういう小説を売りたい人たちがいるかぎり、性体験を中学生から頻繁にもつのが普通でかっこいい、と勘違いしてしまう少年少女がでて 子宮頸がんのウイルスが蔓延してもしかたないな、と思った。プラトニックラブなどという言葉は、完全に死語にされようとしている。 ・・・・・文学という名を借りて、心の毒物を流されたような気さえした。個人的に誰がどういう小説を書くのは自由だが 多くの人に流布すべきものかどうか、そこに出版社の良識がかかっていると思う。 ・・・・・・読まなければよかったと後悔している。同じような感想のレビュアーがここで何人か見受けられたのが救いである。 | ||||
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若い作家さんの本は普段あまり読まないけど、西加奈子さんに出会ってはまってしまいました。 さくらは、話のおちがまとまっていてスッキリ読み終えられる訳ではないけれど、ページのあちこちに散りばめられた文にはっとさせられます。そして読んだあときっとその人なりの、何かが心に残るはず! 奇抜な登場人物ばかりに見えるけど、誰しもが1度は抱いたことのあるような感情だったり、「いるいるそんな人」って人を西さんがとびきりユーモアを加えながら描いていて私はすごく好きです。 色んな本があるなかで、この小説が伝えたいことはコレです!って単純明快な話ばかりじゃなくて、読んだあとに、自分なりにこうなんじゃないか、あぁなんじゃないかと考えさせてくれる一冊だと思います。 | ||||
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発刊後間もなく購入(単行本)したのでもう数年前のことです。読み進むにつれ湧き上がる苛立ちと 書籍を閉じて感じる本書の厚さ、つまり残りページを目測し苦痛でありながらも、ともかく勿体無いし、 最後まで読めば或いは・・・という思いでした。が、結局 ”帯” と "タイトル" にしてやられた!という 感想しか残りませんでした。 内容については多くの方が述べておられるので触れませんが、今その”帯”を何年か振りで眺めています。 売らんがために、もうあらゆる言葉を塗りたくっている感すら受けますが、やはり行き過ぎでは? ま、おかげ様で以降帯とタイトルにそそのかされる過ちだけは繰り返さないで生きておりますが・・・・ いやはや何とも。 | ||||
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心に残る作品です。 図書館で借りて読んだことがあったのですが、友人にプレゼントするために今回購入しました。 | ||||
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とにかく自由。ジェットコースターに乗って小説世界を駆け抜けたような脱力感と、ふわりとした哀しみがあとに残りました。少し甘いかな、全体に長すぎではとも感じましたが、大阪を舞台にした家族の物語は唯一無二、インパクト大の忘れられない作品です。 | ||||
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