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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 121~140 7/8ページ
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読み易く、可愛いストーリーだったのですが... 絶世の美男美女兄弟とか、人間臭い超人間的なキャラクターに、絶対的で破壊的な家族愛、全体に漂う狂気。 家族、セックス、暴力、美・酷・奇の使い方が、あまりにもジョン・アービング的では? 途中からそればっかりが気になって、展開の一つ一つに「やっぱりそう来たか」と感じてしまい、素直に読み進めなくってしまいました。 それならそれで、「歪な家族愛」を通して何か大きなメッセージが伝わってくるかな、と期待を何度か持ちましたが、ファンタスティックな展開とショックバリューに酔いしれて毎回終わってしまうのも、歯がゆい。 重いテーマをさらりと人物描写的に取り入れる、ってところは面白いと思うのですが、『感動』を売り出しているため、反対に安っぽく感じてしまう。 涙大安売りのマーケティングで損してる感はありますが、心に残る一冊ではなかったです。 | ||||
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とにかく半分読むまでが辛い。 読みやすい会話的な文章なのに、(これから"何か"が起こることを予感させる)暗いファインダー越しに日常がかかれてあるので、何だか読むのが辛い。 また、レズ、ホモ、セックス等々簡単に刺激を起こさせるものを話に入れないと持たないなら、「書くな」と言いたい。 作者にしたらそれらについて言いたいことがあるんだろうけど、冗長的に読まされる方は堪らない。 ラストは良いので、もっとエピソードを絞って話を短くしてくれたなら文句無しに評価は高かったと思う。 (ラストの方のある一文だけは唐突だけど。) | ||||
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簡潔にいうと家族が困難を乗り越え成長していくお話。登場人物については、人間くささがにじみでていて良かったと思う。一番最初にでてくる主人公と最後に改めて出てくる主人公の印象が、彼の子供のころのお話によって印象が違う風に受けました。 ほんわか心温まるお話だと思います。 | ||||
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一人っ子のあたしは、小さな頃からの沢山のエピソードを読めば読むほど “兄弟”というものが羨ましくてしょうがなくなりました。 妹・ミキには終盤ただただ胸を締め付けられ、 どれだけ苦しんだのだろうと思うと涙が出ました。 その時の僕・薫のやるせなさも悲しくなります。 この家族は不幸を何度も経験したでしょうが、それでも幸せだと思います。 それはこの家族だからこそ得られた幸せなのではないでしょうか。 そしてやはり犬・さくらの存在は強大です。彼女がいなかったらばらばらになっていたかもしれない。 とにかくさくら可愛いです(笑)思わず微笑んでしまうくらい。 | ||||
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家族がそれぞれの難しい問題を一人で抱え込み でも、犬のさくらや家族への思いやりでちょっとずつ繋がっている様な そんな微妙な関係の家族のお話です。 消して幸せいっぱいになれるようなお話ではありません。 でも、こんなにも大変なことがあっても 最後には笑い合えるような家族っていいなって思います。 結局一番幸せなのはさくら、かな・・・ | ||||
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コンキチ :飼い犬サクラと大学生の僕、父さん、母さん、 妹のミキ。あるちっぽけな家族に起こった ひとつの奇蹟が、ある美しいひとつの曲を 強く、やさしく立ち上げる。 美しい文章でしたね、特別な才能を持っていると 感じました。 性、不慮の事故、自殺、キッチンドリンカー 過食、ゲイ書きたいことがありすぎてまとまりに 欠けたのが残念でした。 ナターシャ :表現力が並外れていますね、コンキチさん同様 美しい文章だと感じました、少女漫画のように 気恥ずかしさは残りますが中学生ぐらいの 女の子が読んだらこの本に恋をしてしまう のではないでしょうか、今後に期待したい 作家さんですね! コンキチ :中盤からは悲惨な側面が滲み出て幸福な家族が 崩壊していきますが、そこからがこの本の 読ませどころでもあります、この家族が どのように再生していくかを若い人に感じて 欲しいそんな感想です、お買い得ですよ! | ||||
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絵に描いたような温かで幸せな家庭が音をたてて崩れていく様子が痛々しい。 家族の事を思い合う純粋な人達が築いている家庭だからこそ、壊れるのも簡単。 前半の幸せな部分は、心温まりながら微笑ましく読み進められたが、 後半の辛い部分は、人間のもろくて弱い部分を突きつけられ、泣きながら読んだ。 それでもラストは壊れかけた家族に温かい空気が舞い込んだ感じがして、落ち着いた。 頭に描きやすい文体でとても読みやすいが、読み終わりがもやもやした。 | ||||
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不思議な作品。読んでいる間は先に先にと頁をめくりたくなるのだけれど、読み終わった後のつかみどころがとても曖昧で、「感動」と自覚できるようなものが残らず、自分で何かを考えるきっかけもつかめない。現実感のないストーリーにリアリティを持たせるための工夫もしてあるのだが、やはり登場人物の誰にも共感・感情移入をできないせいだろうか?作中人物を通して作者の考えが伝わってくるとも言いがたい。強いていえば、人生は山あり谷あり、幸せそうに見えても誰しも腹の中に苦難は抱えているとかそういったことか?? でも読んでる時間は充足して過ごせます。エンターテイメントとして。 | ||||
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なんだか苦しくてだけどしあわせ。 これは好き嫌いが別れるかも知れないなあ、と思いました。 いろいろな要素がつめこまれていて、簡単にいうのは難しい。 けれど、しあわせな場所がだれかのてによってゆがめられて、 それがとほうもなく大きく広がってしまって、 最後にはなにもかもが修復できないくらい壊れてしまうこと、 そういうことがありうるんだなあ、とおもった。 そのキイとなるのがミキなわけだけど。 だけど、修復不可能に思えても、やっぱりひとつひとつ ゆっくりとまた積み重ねてくことができるんだって。 絶望で終わらないで、暖かい方向へ向かっていくのがよかった。 ハッピーエンドっていうときれいごとかもしれないけど、 やっぱり悲しみとかつめたいだけで終わりたくない。 だけど劇的なハッピーなんて突然訪れるもんじゃない。 そういう加減っていうのかな、それがすごく上手で、 なんだか安心した。 | ||||
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読み終わった後すごくだるくなりました。 なんだかわからないけど疲れました。 現実ではこんなにいろんな事は起こらないかもしれないけど、妙にリアルでした。 お兄ちゃんのお葬式でのミキの行動はおかしいです。 ちっちゃい子でもしないような事だけど、でもミキはほんとにおかしくなってしまったんだと思いました。 西加奈子さんの文の書き方が好きです、私は。 表現が分かりにくいって人もいるみたいですけど。 重い内容なのに、ああいうリズムで。 だからって全然軽く思えないし、あのリズムが余計に重く感じました。 この本を読んで、犬が年をとっていく事とか、ギブアップした事とか、ずーっと続くものなんかないんだな、と感じました。 | ||||
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平和だった僕の家庭。 物静かだけれど頼りがいのある父親。きれいで優しい母。 人気者でかっこいい兄。綺麗な妹。 普通の僕。 家族みんなの宝物、犬のさくら。 それなのに、あの日から家族は狂い始めた。 歯車がかみ合わなくて、ばらばらになってしまったー。 良かった、と言われて読んでみたのですが、 なんていうか、もう一生懸命義務感で頑張って読んだ感じです。 三分の一ほど読んだところで、疲れてしまいました。 容姿の描写が多すぎる。 しかも、主人公の周りはみんな綺麗だったりかっこよかったり。 ちょっとうんざりです。 妹"ミキ"が異常すぎませんか? お葬式の場面では絶句しました。そして、それを放っておく家族にも。 家族というと、家族みんなも異常。 記憶力も良すぎ。 手紙において、自分の名前や相手の名前を片仮名で書くのが、一般的に 相当親しい間柄なのでしょうか。 私は違うので、違和感がありました。 名前の漢字にも、立派に意味があると思っているので、 大切な人になるほど、おろそかにしたくないし、されたくない。 とにかく、いろんなことを詰め込みすぎて、全てが中途半端な気がしました。 性の問題、家族の事故、家族の自殺、キッチンドリンカー、父親の家出etc... | ||||
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たとえば、兄が自殺した家族がどういう思いをしながらその先生きていくのか。 家族それぞれが持つ“自分のせいだ”という罪の意識、恐ろしい程の懊悩とそこから逃れられない苦しみ。 たとえば、事故で足を失い顔に疵を持ち、とても好きだった恋の相手からも捨て去られる悲しみ。 事故のせいだと考えてしまいたがる自分の情けなさ、自分への怒りと自分への絶望。 たとえば、父親が失踪して残された家族はどういう思いでその先の人生を作って行くのか。作ったつもりでも崩れる不安定感。 たとえば、アル中に陥った人の苦悩、その家族全員のそれぞれの苦悩、そこから這い出そうともがく苦しさ。 ・ ・ ・ これら数々のお話の中の僅か一つでも、自分の問題として行き当たった人なら、 この作り物のお話には全く魅力を感じないでしょう。 傍から他人事として見ている人だけにしか楽しめないお話です。 最後の落ちは、単なるカタルシスを作る為に「犬」を使っただけの、陳腐な結末です。 泣くどころか、バカバカしく腹立たしくなりました。 犬は人間の飾りでも持ち物でもないのですから、この扱いは犬に対しても失礼です。 人生は、こんな、「泣かせようとして作ったお話」のような簡単なものではありませんよ、と 作者に言いたいです。 季節の考証も、作者はもとより編集者にももう少し勉強して欲しいところです。 | ||||
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みなさん評価が厳しいようで…あまり文芸作品に崇高な意識を持ち込むと、ただでさえ活字離れが進んでいるのに、ますます遠い世界になってしまいますよ。 さて、本作品はドラマの原作(脚本)というイメージで読めば、なかなか楽しめるものだと思います。たしかにいろいろな出来事を詰め込みすぎ(ゲイ、レズ、障害、自殺、アル中、ブラコン)だし、人物の設定がスクリーンの中の人物のようで、現実感に乏しいかもしれませんが、テレビドラマだと思えば、すんなりと世界に入っていけると思います。また、各テーマが散らばっているので通勤で読む身としては毎日少しずつ読めるので助かります。内容もずしりと重くないのが逆にいいです。 現実味のない状況(出来事)を、「ま、いっか」という感覚で次々と受容していく主人公の軽さ、ゆるさに、むしろ潔さを感じます。この表層感はアリだと思います。実際、涙が出る人はあまりいないと思いますが、普通に最後まで楽しめる作品だと思います。犬の「さくら」ちゃんもかわいいですよ。 | ||||
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遅まきながら読みました。 読後の印象から言うと、何だかこの本に恋をしてしまったような感じです。 造りすぎ、との意見もあるけど、魅力的な登場人物。 その人たちがいつまでも幸せであって欲しい、とそう願わずにはいられないのに、人生って簡単じゃないんだよな。 前半では輝かしい希望や満ち足りた幸せでいっぱいだったのに、後半ではあんまりにも切ない絶望が待っていて読むのが苦しかった。 最後には一筋の希望が見えたけど、結局絶望と希望を繰り返して人間は生きるっていうから、私は好きだな。 なんだかこの本を読んで以来、寝ても醒めても気になって仕方ないです。 物語は完結しているので、その先の彼らは想像するしかないんだけど、振り返った言葉たちがあんまり胸に刺さるので、恋したようにいつも手に取ってしまう、そんな本です。 | ||||
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中身がない。 ストーリー的にはたくさんの「困難っぽい」要素を面白おかしく盛り込んでいるのだが、 読み終わって感じるのは「中身がない」ということだけ。 どの要素も一つとして充分に熟考されても表現されてもいない。 作者は現実の困難を殆ど何も知らずに、28歳までのほほんと生きて来たのではないかと思う。 正直言って腹立たしい。 | ||||
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この本を読む前、ある方の長編エッセイを読み、偉く感動し、涙し、読み終えてからもう2週間余りが過ぎようとするのに、まだ心惹かれる思いがしています。 ところが、この本はなんだか現実離れしていて全然感情移入出来ず、文の言い回しもワンパターン。またその癖のある文体はどうも作者が背伸びして作品を美しく見せようという感じがしていて、正直読んでいて嫌気がさしました。本全体を通して「いかにも作り話」という感じで一杯です。 もっと素直に、等身大の自分の言葉で本を書けば良いのに…。残念です! | ||||
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この本は 読んだ瞬間に 感動がこみ上げてくるって言う感じではなく じわじわと 感動がこみ上げてくると言う感じの本でした。 ストレートな家族愛と言うよりは こんな家族愛の表現の仕方もあるよなあと 思う作品でした うまくは 表現できないのですが・・・・ | ||||
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ひとつの本にいろいろなこと、 障害者になった兄のこととか、 レズビアンのこととか、 アルコール依存・過食のこと、 どれも重いテーマでそれらを一気に詰め込みすぎていると思う。 逆に平和だった頃の家族風景の描写の方が長く丁寧に書かれていて、 そちらの方がこころ温まる感動があった。 買って損しちゃったな。 | ||||
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帯の言葉のいい加減さというものを、この本ほど感じさせられたことはなかった。 所詮は、今時のお涙頂戴物に簡単に乗って流されて行く「本を読まない世代」に受けるように、と書かれた営業の言葉。 あまり本を読まない人や、深く物事を考えずに表層だけで生きている人には、「考えさせられる」本になるのらしい。 情けない現代の読書事情を痛感したという点でのみ勉強になった。 | ||||
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さる女性に二度薦められて読む気になった。僕が「犬」をキーワードにした作品を読んでいるから、と薦められたのだ。 読んだ感想。「さくら」は可愛いけれど、さすが著者も犬が好きだなあと関心はしたけれど、犬好きの僕の心には響かなかった。 ただ、泣き虫の僕にはずしんと来た。 帯には「ただの感動じゃないらしい」難しいなあ。ただの感動ではないけれど、なんだか反発するところがあったりするし。。。 こんな家族実在したら怖いよお。 が、反発の主原因。 あまりにも美しすぎる家族ゆえに反発を覚えているのだが、それはひねくれてしまった僕のこと。間違いなく感動できるだろう。 | ||||
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