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さくら
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さくらの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全157件 21~40 2/8ページ
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西加奈子さんの他の作品が大好きで本作も読み始めましたが、後半からどうしても美貴のキャラクターを受け入れられなくなりました。 西さんの作品には美貴のようにエキセントリックでありながら魅力的なキャラクターがよく登場しますが、それでも美貴のしたことは到底許されることではない。 美貴の自分勝手で醜い行いによって人生のとても大切な部分を奪われた「兄ちゃんと矢嶋さん」のことを考えると、その後いくら美貴が苦しんでいようといいことを言っていようと素直に読み進められなかった。 その後の矢嶋さんの描写が一切なかったことから、矢嶋さんというキャラクター自体が「美貴の恋心を描くためのご都合主義的登場人物」にすら見えてくる。 その一連の美貴の行動が、ファンタジックに、さも美しい感情から行われたもののように描いてあるのも理解不能でした。 ただ、西さん独特のノスタルジックな表現や家族の変化、サクラの愛らしさの描写はよかったです。 | ||||
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美男・美女の両親、兄、妹。背だけは高い次男の主人公を入れた五人家族+犬のさくらの日々が描かれた作品。 主人公が帰省すると、家庭は、居心地が悪そうな父、美女のおもかげがななくなった母、死んでしまった兄、冷めきった妹、具合の悪いさくらで不穏な雰囲気。物語は、そこから家族とその周辺の過去を反芻し、現在へと繋がっていく。 あまりに残酷な出来事に乱れる家族の絆。終盤に語られるエピソードに胸が締めつけられることだろう。ラストは、ホロリときてしまった(兄弟妹が子供の頃の話が微笑ましかったのでなおさら)。 著者の初期の作品。言い回しがちょっとくどいかもしれないね。 | ||||
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刊行時に何の気なしに購入。今まで何度となく読み返しています。 自分と家族構成が一緒なのもハマった理由でのひとつで、自分の幼少期から思春期を丁寧に思い出させてくれる素敵な作品です。 主人公たちのまっすぐな愛情。それは家族愛であったり、愛犬サクラへの愛情であったり、兄弟愛であったり、また同性愛や生理的な愛情まで。この物語には主人公の長谷川家を巡るいろいろな愛の形が詰まっています。 その表現はまったくいやらしい感じが無く、繊細で優しくて、それでいてサッパリとしたストレートなもので、幼少期から今までの人生で自分の中に生まれたあらゆる感情を認めてくれるような、不思議な安心感があります。 ひとつひとつの描写が丁寧で、一発で著者のファンになりました。以来、西さんの本はかなり読ませてもらいましたが、私にとってはいまだにこの本が最高の一冊です。 | ||||
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1つの核家族の関係性の話、物語7合目くらいで不幸などんでん返しがあり、急に面白くなる所など、サラバと共通点が多いと思った。 泣いたなどの感想多いが、ミキがしでかした事の重大さに恐れ戦くばかりで、感動はできなかった。 事故にあったお兄ちゃんに矢嶋さんがいれば、生き延びれたかもしれないのに。美貴は支えにもなろうとしてなかったのに。 皆で号泣して、犬の包容力でなんとなくまとめて、流せることか?! 矢嶋さんにもきちんと報告しないの?彼女だって未だに苦しんでるかもしれないのに。 嫌いだ…、無垢だけど傲慢な女。 とはいえ、のめり込んで読んだので、面白かった。 | ||||
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胸糞悪い内容を仄々とした雰囲気に仕上げるのが上手い。衝撃的な内容が続きすぎで、怖い。 そして、実の兄の不幸を喜び、死んだ兄で自慰行為をして家族にその声を聞かせるという気持ちの悪い妹を、大して大事にもしてこなかった飼い犬の老衰がキッカケで許し、家族が再生していくというのも現実離れし過ぎている。 ただただ気持ちの悪い内容。 | ||||
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読み直したくて2回目の購入。 本は新刊のニオイが意外とツボ。。。 | ||||
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犬好きなので期待しすぎてました。 さくらが溺愛されるのを想像していたし、聞いていただけに、それ普通やでって感じでした。 特徴のある主人公では無い | ||||
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会社の社長にオススメされて購入! 凄く深い内容で感動しました。 是非、一度読んでみてください! | ||||
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崩壊家族を扱っているのと、暴力・自殺・近親相姦・同性愛・交通事故といった、ストーリーを転がすキーワードが同じなので、どうしてもジョン・アービングを思い出してしまう。日本版かな、と思えば気にならないけど。こちらが気に入った方は、ぜひ元ネタ(本歌)もお読みください。「ホテル・ニューハンプシャー」という作品です。 | ||||
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何とも不思議な世界観だった。 どこにでもある家族を描いているようで、1つ何か次元がずれている家族。 誰もが愛が強すぎて愛がうまく噛み合ってない、でも生きている。 キャラが立った家族のメンバが生き生きと描かれているようで何かうまく生きていない。さくらという犬がその穴を埋めているような。各メンバから見るとただのペットのように見えて、さくらが空気を緩和しているという意味でタイトルにしたのだろう。 実際の世の中と照らし合わせてしまうと、兄弟でそんなやりとりしないだろとか、その行動おかしいだろとか、突っ込みどころ多いですが、小説の中の世界観で楽しむと面白いです。 ただ帯にあった"人を幸せにしてしまう"とか"今すぐ付き合ってる人と結婚したくなった"とかは何か違うと思う。 | ||||
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さくら。 こんなにも家族に可愛がられて家族の中心的存在でいてなんて幸せな犬なのだろう。 そしてあんなにも優しい兄の死。兄は死を自ら選んだ。 だけど兄と同じように世界の隅に追いやられたフェラーリはあのあとどうなったのだろう。 奇声をあげパイプを振り回し、そして一体あのとき、なにを見つけたのだろう。 人は、フェラーリのようになったとき、その先に何を見るのだろう。 世界の隅に追いやられたとき、 人から見てはいけないものを見てしまったようなそんな存在になるとき、 自分だったらどうするか。 きっとフェラーリや兄のような人はいっぱいいるのだろう。 犬と違って、人間は残酷だ。 私達はそんな世界に生きている。 この家族は強い。きっと兄も乗り越える力はあっただろう。 でもギブアップした。 人間がみな、この犬のさくらのようだったら。 兄が可愛がっていたさくらのように、さくらの世界だったらよいのに。 | ||||
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最初は、主人公の主観の言葉遣いが独特で、テンポも掴みきれず、かなり読みにくかったです。この部分で離脱してしまう人もいるのではと思います。 しかし耐えて3分の1まで読むと、一気にスルスルと読めます。事実から出発して、回想で物語が展開していくのですが、家族のなにげない話をスリル満点に、独特の比喩表現たっぷりに描く作家の力に、一気に引き込まれました。 どんな家族にもドラマがある。 自分の家族におきたドラマを思い出したりしました。 | ||||
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全てにおいて完璧な兄と 暴力系と見せかけて実はヤンデレの超美少女妹、 一見地味だが何の努力も無しに何でも平均以上にこなしてしまう ラノベ主人公な次男を軸とした一家の物語。(近親愛要素あり) 犬のさくらはほんのささやかな癒やし要員。 本嫌いで本などめったに読まないがたまたま貰ったので 作者の事や内容も前情報など一切無しで読んだ。 読み進める程にイライラ、苦痛が増すばかりで ラストまであと4ページといった所で我慢出来ずに投げ出してしまった。 | ||||
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どの家族も色々な事情や問題を抱えているものかもしれませんが、それにしてもこの家族はそれぞれがアンバランスな人々です。そして長兄の死であっけなく崩壊してしまいます。 そもそも美しく貴いはずのこの妹のやったことは怖すぎます。こんな妹はそうどこにでもはいません。 なぜタクシーの暴走での事故にしたのでしょう。関西のタクシーは暴走するものなのでしょうか?安易さがもやもやしました。 人には弱さがあるそれを認めて助け合ってと投げかけているのでしょうか、多くの人は突飛な行動や本能のままの行動に理性でブレーキをかけ調和を心掛けて生きているのではないでしょうか。 美貴の行動がなんだかきれいにファンタジー的に収められているのが勘弁してほしいと思いました。 家出してた父親がだんだん気の毒になってきました 作者の言葉より、 「さくら」は、ある家族の物語です。 彼らは少し風変わりな五人と優しい一匹。色とりどりの春と、屈託のない夏と、セ ンチメンタルな秋と、静かな冬、彼らに巡ってくる、そして誰にでも巡ってくる季節 の、そしてその中で起こった小さな、でも、かけねの無いある「奇跡」の物語です。 だからこれはあなたの物語であり、私の物語であり、どこかで眠ってる誰かの物語 でもあります。 これを読んでくれたあなたが、恋人に会いたくなったり、お母さんに手紙を書いた り、友達の肩を叩いたり、そう、いつもより少し優しくて、暖かい気持ちになって くれたなら、私はとても幸せです。 とありましたが、こんな皆が泣いて叫んでる様な家族の物語を読んで暖かい気持ちにはなれませんでした。 こんなに苦しい人生の季節を過ごさないといけなかったある家族の物語は本の中だけでいてほしいと心から思いました。 | ||||
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今の気分と合っていないのかもしれません。数ページで挫折してしまいました。思春期の息子がいるので、後のページをちらっと見て、性の描写があるのを感じて受け付けなくなりました。犬のさくらは可愛いのでまた機会を見て読み直して見ます。 | ||||
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桜の季節だからではありませんが。 10年以上前に読んだのですが、今更ですね。 全体的には家族の愛のお話です。 でも、ちりばめられているエピソードが心を動かします。 苦しくなるし、楽しくなります。 親になって理解できることもありますね。 カーペンターズの歌を聴いてから読んでください。 | ||||
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さくらこの本がデビュー作だとしたら、彼女は素晴らしい感性をおもちだと思います。 | ||||
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風合いとしては、沼田まほかるの「九月が永遠に続けば」。 特に兄のお葬式の場面は精神に異常をきたす妹と「九月~」の 少女の母親が重なりました。 終わり近くは暴走気味になる感じ。セリフが長すぎてだれる。 現実のものではなく荒唐無稽な物語として読む分には 十分楽しめる作品です。イッキ読みしました。 この方は一条ゆかりの「デザイナー」とか、もりたじゅんの 「うみどり」などの少女マンガで育った人のような気がします。 | ||||
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それぞれのエピソードが短編の連作みたいな不思議な物語。 相変わらず、主人公以外の登場人物が濃い。サラバでもそうだったのですが、 今回も女兄弟のキャラに共感できませんでした。 お兄さんがいい人すぎたのですが、最期が少し悲しかったです。 | ||||
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初めて西 加奈子を読みました。 どうして今まで読まなかったんだろう?ってくらい面白かった。 (映画の「黄色いゾウ」が面白くなかったから避けてたのかも。) ハマりそうです。 | ||||
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