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夢を与える
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夢を与えるの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全134件 1~20 1/7ページ
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主要な登場人物が全員身勝手なので、読むと嫌な気持ちになりますが、それを狙った小説かもしれません。 承認欲求が強い母親に押されて小さい時に芸能界入りした少女が潰れていく有様を描いています。 | ||||
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読みやすい | ||||
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前半はダラダラとした展開、中盤からは突然怒涛の流れになる、その変わりように、まずは違和感。主人公の女の子に、全く共感できないこと、魅力も感じられなかったこと。全てがチグハグなまま、後味の悪い結末を迎えました。いったい何を描きたかったのか、わからない作品でした。 | ||||
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綿矢りささんが、お書きになりました。 テレビは、自惚れているですか? 確かに、みんなの目線がいきますね。 先生も、これからも頑張ってください。 ご健闘をお祈り申し上げます。 | ||||
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誰にだって人生のストーリーはあるけれど、それが知り合い以外にも知れ渡る世界はやはり厳しい世界というべきかなあ。文章は会話が少なく読みづらさもあったけど、和訳したような言い回しが気になった。 | ||||
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私は芸能活動はしたことないが、母娘関係で微妙に共感できるところがあり、重みを感じる作品でした。 文章はアッサリしているので読みやすいのですが、情景描写に用いられる言葉が夕子ちゃんのイメージと合っていない部分があり、若干の違和感。 (以下直接ではないがネタバレ有) あとは登場人物(特に家族)が皆自分勝手なのがリアルだなあと。 終盤、私はあなた達のために尽くしてきたのにあなた達は勝手ばかり、と母親が喚いていましたが、 そもそもあなたのワガママで生んだ娘を自分のいいようにしてきたくせに何を偉そうなことを…と怒りが湧いてきたり。 その辺りは流石うまいなぁと感じました。 夕子ちゃんが母親や事務所からの重圧から逃れるように、恋愛に溺れて傍目から見たら明らかに危険な人達とつるんで堕ちていく様子は読んでいて辛くなる。 忙しくて同年代の仲のいい友達が全くいない分、相手ができたらその人が世界の全てと思い込んでしまうんですね。 例え怪しいところがあったとしても、愛を感じなくなっても、本人を目の前にすると冷静さを失ってしまうよね… このあたりの心情が理解できないと、それまでの夕子ちゃんは理性的だったのに??と戸惑ってしまう読者もいるのかもと思いました。 個人的には夕子ちゃんがもう少し立ち直るところを読みたかったな。 | ||||
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ブームだと人は寄ってきて、一度なんかあると好き勝手言う。 お昼のワイドショーを隠喩してるみたいな印象をラストは感じた。 アイドルが卒業後にYouTuberになったりしたのを好き勝手言うのと似てる。 | ||||
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本当に本人が書いた?という感想がまず始めに。蹴りたい背中やこの後に出ているかわいそうだね?などと比較してこの作品だけが文体がガラッと変わっていますね。しかも、良くなっていればいいけれどつまらなくなっている。 作者本人はどこのインタビューで芥川賞受賞後スランプになり、編集者のOKが出なくて本が出せなかったと言っていましたが…。苦しい中文体を変え、淡々と語ることにしたのか?だけど正直読んでいてつまらない。子供のアイドルの成長を描き文章は長々と続く。描写は精密で正確だけど、それがどうした?という感じですぐ飽きてしまう。結果、最初の100ページくらいを読んで詰みました。 それから1年以上経ち、どこかで最後の3割くらいは面白い、という話を聞いて再び本を開きました。最後の100ページだけを読みました。 以下、ネタバレを含みます。 最終的に、主人公はアイドルながらも恋に落ち、それが流出したことで芸能人生をほとんど終えました。好きだった男はそれほど主人公のことは愛しておらず、恋も終わりました。 物語の最後、主人公が全てを失った絶望をひしひしと描いています。これは、私は綿矢りさ本人の心境を現したのではないかと思います。彼女は賞を取って日本一有名な若手作家になりました。多額の印税も入ったでしょう。 しかし多くの人に知られ、天才ともてはやされ、プレッシャーを受け、書けなくなった。好きだった作家という仕事も、手に入れたファンも、全てを失うかもしれないという絶望を感じたでしょう。それを描いたのだと思います。 そう考えると、この後味の悪い奇妙な物語もどこか重みを持ってくるような気がします。 だけどその後また綿矢りさは復活したからね。良かったじゃない。文体も元に戻った。これを書いている時は結構深刻な鬱だったのかもしれない。 そして最後の方に、 夢を与えるとは、他人の夢であり続けること。夢を与える側は夢を見てはいけない。恋をして夢を見た私は初めて自分の人生をむさぼり、仕事でできた信頼の手を離してしまった。 というような文がある。自分らしく生きることと、仕事で功績を出すことがもし相反する場合、自分ならどうするだろう?なんだか恐ろしくなった。 作者ももしかしたら、自分の描きたい小説と編集者に求められる小説が相反して悩んだのかもしれない。 いずれにせよ、作者の当時の心情を反映した作品だと思う。 しかし、この綺麗な文章、そして深く考え抜かれた言葉とストーリーを22歳くらいで書いたと思うと、本当に世の中に天才っているんだね、と思わざるを得ませんね。 | ||||
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『幼い頃からチャイルドモデルをしていた美しく健やかな少女が、ついにブレイクする。急激に高まるその栄光とその後の失墜の果てを描く、芥川賞受賞第一作』・・・この書籍のキャッチフレーズは非常に目付き、とても素晴らしい。是非、読んでみたいと思い購入しました。 だが、実際に読んでみると、全く期待を裏切る内容でした。 一言でいうと、素人の女子中高生が、日々の出来事をだらだらと書き綴った日記のようなものでした。人に見せて、読んでもらいたいものとは、かなりかけ離れたものでした。 まず、面白くない。内容が大雑把で、繊細さがない。肝心な所である『アイドルへの経緯』『失墜への道のり』をもっとプロらしく、丁寧に書いてもらいたかった。 今後、著者の本を買おうとは思わないだろう。 | ||||
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タイトルは「夢を与える」ですが、内容は「夢を奪われる」だと思います。 暗い話ならそれはそれでいいとしても(個人的にはあまり好きじゃないですが)、内容が意外性もなく、単純につまらないです。 「インストール」「蹴りたい背中」を読んで、期待してこの作品も読んだので完全に落胆しました。 (綿矢りさだし、途中から面白くなるんだよな!)と期待しながら読み進めていきましたが、読んでいくうちに僕の心は無から疑念に変わり、その疑念はやがて失望に形を変えていっただけでした。 最後まで読み終えて、唖然として「なんだ、これ・・?」ってなりました。 まあ一言で言えば美少女が芸能界に入った結果、悪い男に騙されて絶望へと落ちていく物語、でしょうか?(私の理解力・文学的感性ではそう感じました) そういう絶望の物語を読みたい人っているのでしょうか?? 私は綿矢りさはインストールと蹴りたい背中を読んでエンターテイメント小説の作家だと思っていたので、私の好みには合わなかっただけかもしれませんが読んだ後は何も残りませんでした。 ちなみに、夕子がなぜあのどうしようもなく悪質な彼氏を好きになったのか全くわかりません。 そしてホテルでの無駄に長い性描写、いらなくないですか? また、主人公を夕子ではなく夕子の父親にした方がストーリーが面白くなりそうだなと思いました。 訴訟の結果も気になるし、個人的には(賛否あると思いますが)夕子の父親は結構好きでした。 逆に夕子には物語を動かす力はないと思います。 ここからはこの作品で評価した点を挙げます。 ・夕子の心理描写はそれなりに美しく、生々しいのでリアリティと芸術性がある ・夕子が絶望へと落ちていく様子も残酷に、リアルに生生しく描かれていてその部分に関しては面白いと言えば面白かった あと、男性と女性を同じ目線で、差別や偏見なく描いてくださったところは個人的にうれしかったです(そうじゃない他の作家が書いた小説を時折見かけるので。)。 これらを考慮して、星を1つ増やさせていただきました。 | ||||
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有島武郎の「或る女」に通ずるものがあると思いました あれもラストは転落で終わるのですが、何か深みのある小説というよりはフィクションの人物の人生ドラマを観賞しているような気分になりました。 あまりにも悲しく最後の方は読むのがつらくなります。なぜ機能不全家族ではあるものの温かく育てられたゆうちゃんが悲惨なラストを迎えなければならないのか理不尽に思うほどです。 しかし、こんなに悲しい小説なのにしばらく経つとまた読みたくなるような、引き込まれる魅力・繊細な表現力があります。 多摩の家が空き家になっていたときの虚無感、当たり前に人は変わるというさびしさには深く共感しました。 まぁ、3回目を読み終えた今、もう読みたくない満腹感でいっぱいです。 | ||||
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幼い頃からモデルで、長ずるに従って人気ものとなった主人公。そして、が描かれた作品。 華やかさの裏側の~、みたいな予想しましたがもとちょっと違う。 父と母が結婚するに至った過程、そして二人が冷えていく様が裏側にあって、主人公の生き方に微妙に影響を与えている。その微妙さ加減が、他のアイドルものとは違うのだろう。 クライマックスは、ショッキングな展開になり、やるせない気分に浸ってしまった。よくある話ではあるものの、読み終えるとタイトルが意味が違ってみえる。 それにしても、登場人物の男性たちはよく泣なぁ。 | ||||
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きっと芸能界ではよくある事柄なのでしょう。それだけに、もう少しメリハリを着けて主人公の思いを際立たせて欲しかった。まるで日記、それもダラダラの。残念。 | ||||
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長い。でも飽きずに読ませます。 お母さんのことを描いた話かと思ったら主役はその娘。 キラキラした話が徐々に暗転 最後は衝撃です。ホラーです。 読者は赤ちゃんの頃からを見ているので、 もはや母の気持ち。 最後に思うのは、芸能界になんて足を踏み込まなければよかったのに。 母の結婚へのエピソード~母の失望まで、を描いたやっぱり母親が主役の小説なのかな。 その構成が新鮮でとても面白かったです。 | ||||
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前の二作品のごとく、未成年が主人公、不良に当たるというか、規格外な感じに描くのはお決まりのよう、 おそらくそういう性格が好きなのだろう、アウトサイダー的にも思う、芸能界はサラリーマンできない人がいくようなところだとよく言われるし、格好の舞台です。真ん中が読みずらい、ページ数が増えた分だぶついた感があるかもです、小説はどこかで切り上げることが必要なようで、 そこに醍醐味があり、驚くべきストーリーがあったりと思うのですが、、言葉自体が稚拙です、これは仕方ないのか、今の時代なのか、言葉の美しさ活字の機微みたいなものってかんじない、、、昔横光利一読んで子供たちの表現にほかにないものを感じたんだけど、綿矢さんもそんなのを文字の組み合わせがあると思う、才能だと思う。肉体に関する表現がいまいちな点はあると思う、心の葛藤は正直わかるわという何とも言えない自分自身の後悔も含めて正直さをうかがえると思う、なんかそういう意味でどこかつぱった作品なのかなって思う。上々でる。どんどん切っていく感じ孤立感というかを増していくラストは残虐さのあるもので飛ばして読めた、なんだろう、やはり才能ある人だと思う。 | ||||
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綿矢りささんの本は初期の五作まで読んでます。 十代の時に書かれた処女作『インストール』と『蹴りたい背中』は思春期特有の内面を瑞々しい感性で、 四作目以降の『勝手にふるえてろ』と『かわいそうだね?』では現代女性のこじらせた業を描くようになった印象でした。 その間の三作目にあたる本書はどちらにも属さない、創作で苦労していた時期に書かれたもののようです。 実際、レビューの評判もあまり良くないようです。 綿矢さん独特の文章表現や、芥川賞作家の力量、芸能界の描写を期待すると肩透かしを受けるらしく、話自体も後味が悪い。 けれど、個人的にはこれが一番好きです。 タイトルの意味やアイドル云々は置いておいて、自分は本書を 『不特定多数の目に晒され続けて忙殺された少女が、すり減って壊れて破綻してゆく話』だと勝手に思っています。 食うものが無いとか撃たれるといった命の危険がなくても、 容赦ない環境に精神を長い間晒されると、人間ああいう壊れ方をします。 忍耐力とか、喜怒哀楽の振り幅とか、大事な局面での判断がおかしくなってゆく。 しかも傍目には事情がわからないから、馬鹿で愚かに映るところまで再現されています。 ついでにこの子は子供の頃から特異な世界にいたので、偏った思考にならざるを得ない。 同時に本書は人間同士の縁や恋愛を、現実的に冷静に描いています。 学生時代に仲の良かった男子と終盤再会できたら救いになったでしょうが、実際はあんなものですよね。 主人公はいくら尽くしているつもりでも、彼氏の心は離れていく。 けれど根本的に噛みあってないのはベッドシーンの映像でなんとなくわかってしまう。 ラストは本当に辛いけれど、安易にハッピーエンドにしなかったのは却ってよかった気がします。 奇跡とか無理矢理な形で救わせたら、陳腐に感じて自分は興味を失っていたと思います。 痛手を受けた主人公が回復して社会に復帰するのはかなり先でしょう。 できればその後日譚もいずれ書いてほしいですが、現在の創作活動やインタビューを見るとちょっと無理そうですね。 『勝手にふるえてろ』以降からご自身の方向性を見出した感があるので。 むしろ普段綿矢さんを読まない人や、仕事に忙殺されてささくれた気分の時の方が本書は共感できるかもしれません。 | ||||
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こういう人、きっといっぱいいたんだろうな。 文字で読むと切ない。 | ||||
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子役で芸能界に入った主人公が、18歳でスキャンダルにより芸能生活を終えるまでの、人生の起伏、出会い、別れ、恋愛がたっぷり詰め込まれており、自分の知らない世界を垣間見ることができました。 冒頭の、主人公の父親と母親のエピソードが、その後の展開で重要な役割を果たすことになるのが、面白い試みだと思います。 作者の作品を読むのは本作が初めてですが、オーソドックスな文体で、安心して読み進めることができました。 最後のトラブルがありきたりとの意見もありますが、突飛な展開よりも共感することができるので、これはこれでよいと思いました。 | ||||
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全部読むには読んだが、何を伝えたい話なのかがわからなかった。 | ||||
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言いたいことはそれだけです。 この著者のことを、「タイトルの付け方が巧い、センスがいい」と言ってる人もありますが、絶対にそんなことはないと思います。 | ||||
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